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主なテーマは鉄道旅、高校演劇、本と映画、それから海外旅行、その他少々、といったところ。退職後に始めたブログですが、年を取ったせいか、興味の対象は日々移っているようです。よろしく。
by natsu
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四国へ寝台夜行の旅③予讃線、松山路面電車(2017.6.12~13)

 6月12日(月)続き
 予讃線・松山駅に着いたのは12:53である。
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 このあと、高松駅21:26発のサンライズ瀬戸に間に合うように普通列車で行くとすると、松山駅15:02発の観音寺行きに乗車しなければならない。したがって、松山での自由時間は2時間ちょっとということになる。この時間の間に何ができるか。
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 まず、とりあえずは昼食を取らなければならない。何か目当てがあるわけではないから、時間節約のために駅の建物の一部であるこのお店に入って、
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 スパゲッティーナポリタンとコーヒーのセットを食べた。食後に外に出てから撮ったこの写真の撮影時刻が13:34。もう残り1時間半を切っている。
 松山駅外観。
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 この反対側に伊予鉄道の路面電車の乗り場があった。
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 結局、そんなに時間があるわけではないから、残りの時間でこの路面電車に乗ろうと考えた。

 実は、わたしは1994(平成6)年にこの松山に来たことがある。一度だけ出ることができた演劇の全国大会がここで開催されたのである。本大会は8月だったが、4月の抽選会の時に松山城や道後温泉など、めぼしいところはすでに行ったことがあって、記憶はすっかり薄れているが、今回特に行きたいところも思いつかなかったのである。

 乗り場へは横断歩道で行くことはできず、地下道を通って行くようになっていた。乗り場の方から見た松山駅全景。
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 右手に見えるホームが降車専用になっていて、
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 ほどなく、この車輌がこちらのホームに入って来た。
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 13:39発、道後温泉行きである。環状線など幾つかの路線があるようだが、最初にこれが来たのだからこれでいい。
 帰ってから調べてみると、この車輌はモハ2100形(2106)というこの路面電車では一番新しい車輌だった。2つのドアに挟まれた中央部分が低床式の座席になっていて、両運転台とその後部が床高になっている。この高床部の右側に2人分の座席がついていて、ここが前方の展望を楽しむには最適の「かぶりつき」席となっている。当然そこを確保。
 これがその「かぶりつき」からの眺め。
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 すぐ左側に運転手さんがいるが、こちらからは見えないようになっている。もう少しズームをかければ、手前の障害物は写り込まない。
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 正面の茂みは松山城のある城山公園のもので、公園内にあるNHK松山放送局のテレビ塔が見えている。確かこの並びに全国大会の会場になった松山市民会館があるはずである。
 しばらく行くと、城山の上に建つ松山城の姿も見ることができる。
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 降車口の上部に掲示された路線図。
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 左下のJR松山駅前と右上の道後温泉を往復したのである。なお、掲示にある通り、乗車料金は全線一律160円だった。

 さて、「かぶりつき」に座ったのはもちろん景色を眺めるためではない。行き違う路面電車を撮影するためである。現在、運行されている車輌には3つの形があるようだが、以下、形別にまとめて掲載することにする(復路で撮影したものもある)。
 まず、いまわたしが乗っているモハ2100形。2002~07年に導入された低床式の車輌で、現在10輌が保有されている。
 2101。
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 2107(復路撮影)。
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 2110(復路撮影)。
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 次はモハ2000形。この形は5輌が在籍し、1978年の京都市電の廃止に伴い京都市交通局から譲渡されたもの。1979年から運用を開始している。
 2002。
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 2004(復路撮影)。
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 3つ目がモハ50形。現在23輌が保有されているが、大きく前期形と後期形に分けられるようだ。まず前期形。1951~57年に製造されたもの。
 54。
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 59。
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 後期形。1960~65年に製造されたもの。
 77。
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 76(復路撮影)。
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 70(復路撮影)。
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 終点・道後温泉駅に入って行く。
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 前の電車がまだホームにいるので、少し待った。ここは左が降車ホーム、右が乗車ホームになっているようだ。
 帰ってから伊予鉄のホームページで時刻表を調べてみると、この電車の道後温泉着は14:04となっていて、ほぼ定時の運行が行われたようだ。JR松山駅前と道後温泉間は25分かかることになり、ここではちょっと周囲の写真を撮るだけで、ゆっくりしている時間はない。
 まず前方の構内踏切を渡りながら、
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 先の方には次の発車の2104が待機している。
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 これがわたしの乗って来た2106。来年は愛媛で国体が行われるようだ。
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 外に出る。
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 ここには風格のある駅舎が建っているらしいのだが、何か工事が行われているらしく、残念ながら全体が工事用シートで覆われてしまっていた。
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 駅前の様子。
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 車輌待機場所。
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 シートに覆われた建物内部のホームへの入口。
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 14:10発、JR松山駅前行き。
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 来た時と同じ車輌だった。また「かぶりつき」を確保した。同じ運転手さんだったら嫌だなと思っていたが、違っていたのでホッとした。
 帰りはちょっと大胆な気分になっていて、そ知らぬふりをしながら車内の様子を一枚。
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 わたしの座っている席と点対称の位置にある高床の座席には、サラリーマンらしい若い男性が座っている。

 さて、復路では有名な坊ちゃん列車とすれ違った。
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 軽便鉄道時代に伊予鉄で使用された蒸気機関車をディーゼル機関車に改造したもので、うしろに2輌の客車を牽いている。
 それと、松山駅前に近い大手町駅前電停を出たところで、踏切の通過待ち停車があった。
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 伊予鉄道では市内線と呼ばれる路面電車のほかに、郊外電車と呼ばれる普通の電車路線を運行している。この高浜線というのがここで路面電車の軌道とクロスしているのである。上りと下り、2本の電車の通過を待った。
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 JR松山駅前に戻って来た。
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 右折して、降車ホームに入って行く。
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 時刻表では14:34着。数分遅れたようだった。
 これで松山での自由時間は終了した。復路の運転手は若い人で、運行中の諸確認をきちんと(小さな)声を出してやっていたので、路面電車の運行時に運転手がどういう確認をしているのか判って面白かった。路面電車専用の信号機の所在なども、その都度確認できて良かった。路面電車を満喫できたと思う。 

 松山駅前にあった正岡子規の句碑。
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 「春や昔、十五万石の城下哉」。病を得てからの1895(明治28)年の作らしい。

 松山駅は2面3線の駅である(構内には車輌基地が置かれているので、側線がたくさん走っている)。跨線橋を渡った島式ホームの2番線に、15:02発の普通列車・観音寺行きが入線している。
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 JR四国の7000形という電車である。伊予市駅からこちら、高松までは電化区間である。
 内部はロングシートとボックスシートが点対称に配置されたセミクロスシート。
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 2輌編成なのでまだ車内はガラガラである。それでも2輌ということは、恐らくこのあと下校する高校生の利用が想定されているのだろう。終着の観音寺まで、約3時間半の道のりである。

 発車して間もなく、3つ目の堀江駅で思いがけず廃貨車利用の駅舎にぶつかったが、停車位置が悪くうまく撮れなかった。
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 けっこう海に近いところに出たりする。
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 大浦駅で追い抜かれ停車があった。
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 走り去ったのは松山発・特急しおかぜ24号・岡山行き。2014(平成16)年に登場した、8600系というJR四国最新の特急型電車である。
 大浦駅、15:45発車。

 このあとしばらくは写真がない。今治駅で10分の停車時間があり、その間に大量の高校生が乗り込んできたのである。予讃線もこのあたりに来ると、四国でも最も開けた地域を縫っていくことになり、多くの高校生が鉄道を利用して通学しているようだ。16:28に今治駅を出たあと、16:40の伊予桜井、16:51の壬生川(にゅうがわ)と、新たな高校生が乗車してきて、もちろん下車していく生徒もいるが、車内はおおむね高校生に占領された状態が続いた。わたしのボックスにも礼儀知らずの男子高校生が入って来て、しばらく我慢の時間が続くことになった。
 17:07着の伊予西条駅で多くの高校生が降りて行ったが、
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 まだ乗車する者もおり、さらにここで後ろ1輌が切り離されてしまったので、車内の混雑はあまり緩和はされなかった。17:10、伊予西条駅発車。
 17:23、新居浜駅でも下車と乗車があったが、このあと次第に高校生の姿は減って行った。17:49、県境に近い伊予三島駅に着くころには、車内はすっかり空いて元の静けさを取り戻した。ここで行き違いや追い抜かれのために、19分の停車時間があるという。気分転換にゆっくり外に出て来た。
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 跨線橋の下のホーム上に喫煙スペースがあったので、煙草を一本吸った。18:08、伊予三島駅発車。
 次の川之江駅(18:13)で愛媛県(伊予)の駅は最後になった。高校生は基本的に県境を越えることはないのである。高校生は地方のローカル線にとって大切なお客さまだから、その姿が見えるというのは嬉しいことには違いないが、あまりたくさんいるとどうしても態度が大きくなって、一般客には迷惑なところもあるなと思った。

 香川県(讃岐)に入って最初の駅、箕浦駅で交換待ち停車があった。ここがまた廃貨車利用の駅舎で、こんどはしっかり撮影することができた。
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 道路を一本隔てて、すぐ向こうは海(瀬戸内海)である。ただ、停車時間は短かったから外に出たりはしなかった。行き違ったのは普通列車・伊予西条行き。
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 18:20、箕浦駅発車。
 18:30、観音寺駅到着。乗り継ぎ時間が12分あるので、外に出て来た。
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 18:42発、高松行き普通列車。
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 2輌編成だが、後ろ1輌は回送扱いで閉鎖されている。いよいよ先が見えてきた。

 19:00を回ったあたり、詫間駅と海岸寺駅の間で列車は海にぐっと近づいた。瀬戸内海の夕暮れである。
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 このあとあたりは急速に暗くなっていった。19:22発の多度津駅で、閉鎖されていた後ろ1輌が開放された。予讃線はここまでがずっと単線、ここから先ようやく複線になるのである。
 19:51、少し遅れたが列車は高松駅に到着した。
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 これで予讃線と内子線を(伊予灘線の部分を残して)普通列車で乗り通したことになる。あと四国で乗っていないのは、その伊予灘線と予土線だけになった。

 さて、夜の高松駅。
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 一旦、外に出て来た。
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 駅ビルの2階の「手打ちうどん杵屋」という店で夕食にした。店員の女の子が今晩のお薦めだというので、冷やしちくわ天とろ玉うどん730円というのを食べた。
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 最後に讃岐うどんが食べられて満足した。駅前広場の喫煙スペースで一服してから、駅ビル1階の土産物売場で買い物、さらにセブンイレブンで明日朝のサンドウィッチや水などを購入してから、改札を入った。駅員さんに聞いたら、サンライズは30分前に入線するという。
 で、確かに30分前にやって来たサンライズ瀬戸。
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 写真を撮ろうとしたら、あっという間にヘッドライトが消えてしまった。不満だが仕方がない。
 帰りは14号車24番なので、またしても先頭車輌である。ホームの一番先まで歩いて行かなければならない。しかし、30分前なので時間はたっぷりある。
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 一旦車内に入り、荷物を置いてホームに出る。ホーム先端部には喫煙スペースがあるので、ここで最後の一服(喫煙車輌は染み付いた臭いが嫌なので、今回は往きも帰りも禁煙車両を取っている)。
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 一番外側の9番線ホームに停車中のサンライズ瀬戸。
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 ヘッドライトが点くのはたぶん発車間際だろうから、待っているのも馬鹿らしいので、これはフラッシュを焚いて撮影。
 14号車。2階のスクリーンの開いている窓がわたしの部屋である。
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 部屋に入って、寝酒のウイスキーを飲み始めたあたりでサンライズは高松駅を発車した。夜の瀬戸大橋を渡り、岡山駅で「出雲」との連結が行われ、結局大阪あたりまで何となく眠れなかった。

 6月13日(火)
 富士山は今回も見えなかった。富士・沼津間で撮影したこの日のサンライズ。
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 東京駅、7:08着。
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by krmtdir90 | 2017-06-19 22:57 | 鉄道の旅 | Comments(0)
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