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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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お酒

 お酒は好きだが強くはない。むしろ、弱い方だと思う。
 お酒が強いか弱いかというのは、生来の体質的なものだと思うが、若い時は強くないのを残念に感じることもあったが、いまは弱い方であったことを良かったと思っている。

 晩酌は日本酒にしている。
 休肝日を作った方がいいという意見もあるが、我慢するのはいやだから毎日している。毎日と言っても、コップ一杯で十分だから、このペースを崩さない限り安上がりだし、健康に悪いとも思っていない。

 最近は、このコップ一杯で満足できるというのが、お酒が好きな人間にとって非常に重要な点だと感じるようになった。この程度のことだから、いろいろなことに心置きなくこだわることが出来る。強かったらこうはいかないと思うようになった。

 いつ頃からか、生酒というものの存在を知るようになり、いまはほとんど一辺倒と言ってもいい状態である。 詳しいことはよく判らないが、要するに搾ったままの日本酒ということのようで、アルコール度数も18~19%と高めである。
 一般的な日本酒は、水を加えてアルコール度数を14~15%に調整し、出荷直前に火入れということをして品質を安定させるのだという。だから、常温で保存していいわけだが、生酒はそうはいかない。冷蔵保存が原則になる。最初の頃、それを知らずに失敗してしまったことがあるが、失敗して知る生酒のホントの旨さである。

 最近は、スーパーなどでも生酒を置いているところが出てきたが、こだわりの強い人間としては、蔵元を直接訪ねて手に入れるのを基本にしたいと考えている。
 ドライブの途中で、その土地の小さな蔵元を捜すのはなかなか楽しみなことなのだが、家族の共感を得るのは難しく、最近はほとんど一人で出かけるようになった。別に不満はない。

 生酒に傾倒するようになってからは、クーラーボックスを積んで行く。冷蔵庫で保管しなければならないから、しばらくは四合瓶(720ml)を買っていた。
 買っているうちに、四合瓶2本の値段で一升瓶(1800ml)1本が買えることが判ってきた。これは、どう考えても理不尽だし、四合瓶を買い続けるのは不経済だ。
 ある蔵元でその話しをしたら、一升瓶を買い四合瓶に詰め替えて保管している人がいると教えてくれた。なるほどなと思ったが、その場合、詰め替え用の四合瓶はたぶん使い回しになるわけで、すると、毎晩その四合瓶からコップに注ぐ時に、違ったラベルかラベルなしの瓶から注ぐことになるのではないか。それは何かしっくり来ないと言うか、ちょっとせこいような気がしてしまったのである。

 お酒というのはやはり気分良く飲みたいわけで、たかだか二合(360ml)得するために、そういうせせこましいことをするのは気分が悪いと思ってしまったのだ。
 結局どうしたかと言うと、専用の冷蔵庫を確保した。わが家には、まだ家族が多かった頃、大型の冷蔵庫と中型の(中の小といった感じの)冷蔵庫と、2台の冷蔵庫があって、その「中の小」の方は近ごろ必要度が低下しているので、手に入れてしまった。
 中の棚を外してしまうと、ちょうど一升瓶か3本入ることが判った。何とも好都合である。もちろんドアポケットには四合瓶も入るし、缶ビールやちょっとしたつまみを入れるスペースもある。非常に豊かな気分である。

 2本分の空きができて、最後の1本に手が付く頃になると、そろそろ買いに行かなければと思う。
 というわけで、今回は佐久の花酒造(長野県佐久市)に行ってきた。このあたりは千曲川の源流に近いところで、小さな蔵元がたくさんある。結構あちこち回ったが、結局ここのお酒が一番口に合って、このあたりの蔵元の中では絞り込まれた感じがある。JR小海線・臼田駅の近くである。

 今回は、初めて見かける「夏の直汲・純米吟醸生酒・佐久の花」というのがあって、元々出す量が少ないから、もうここにある3本で最後なのだと言う。ラベルの文字がわざと反転していて、見るからに希少性の高そうな代物である。聞くと、2700円だと言う。蔵元を訪ねて、偶然こういうのに出会うと、それだけで得をした幸せな気分になれる。
 冷蔵庫のスペースは2本分しかないから、これを2本と、いつもの「純吟・無ろ過生酒・佐久の花」の四合瓶を2本買った。鮮やかな青色の瓶にピンクのラベルが印象的である。

 車のガソリン代や高速料金を考えると、何をやっているんだという意見もあるかもしれないが、わたしはそうは思わない。外で飲むことを考えれば、安いものだと思っている。何しろ、一日にコップ1杯なのだから、ここが圧倒的な強みである。

 買ってきたらすぐに飲んで確かめたいものだが、そうはいかない。まだ途中の一本がある。
 諏訪大社・下社秋宮の門前にある、菱友醸造(長野県下諏訪町)というところで買ってきた「金紋錦純米酒・おりがらみ生原酒・御湖鶴(みこつる)」というお酒である。4月だったが、これもこの時期にしか出ないものだと言っていた。
 ともあれ、冷蔵庫に、蔵元で探してきた生酒の一升瓶が、3本並んでいることが大切なのである。
お酒_e0320083_16454424.jpg

 
by krmtdir90 | 2013-05-15 16:51 | 日常、その他 | Comments(0)
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