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*読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。
きょうも天気予報は良くない。時ならぬ寒気が流れ込んでいるとかで、東京(八王子)では雪(みぞれ)が降ったと言う。こちらも非常に寒い一日だった。 新宮駅はJR東海とJR西日本の境界駅(駅の管轄は西日本)だから、構内の側線には両社の車輌が入り混じって留置されているようだ。紀勢本線は当駅を境に、東海側は非電化、西日本側は電化されているので、当然気動車と電車も混在することになっている。 踏切のところで見かけたこの2輌編成は西日本の車輌で、105系直流電車。塗装色は紀勢本線色と呼ばれるものらしい。 9:06、新宮止まりの電車がやって来た。 車内は空いているのだが、ロングシートというのは何となく乗客同士お互いの視線が気になってしまい、気楽に動き回ったり写真を撮ったりがやりにくい雰囲気になるような気がする。車窓の景色を写す場合も、シートのところからは非常に写しにくく、ドアのところに立って行って撮影することになるので、どうしてもタイミングを外してしまうのである。 紀伊勝浦を過ぎて、下里(しもさと)・紀伊浦神(きいうらがみ)間で写した海の景色。 10:26、串本駅。掲示にある通り、本州最南端の駅である。 和深(わぶか)駅で交換待ち停車があった。新宮・紀伊田辺間は、電化はされているが単線のままなのである。 白浜の一つ手前、紀伊富田(きいとんだ)駅でも交換待ち。やはり停車時間は短く、外には行けなかった。 白浜駅で5分ほど停車時間があったが、外には出なかった。 紀伊田辺の一つ手前、紀伊新庄(きいしんじょう)駅で最後の交換待ちがあった。 11:59、終点・紀伊田辺駅着。 外に出てみたが、ここはロータリーを囲む歩道部分にぐるりと屋根が取り付けられていて、駅舎を撮影しようとするとどうしてもそれが邪魔になってしまうのである。で、こんな苦しい角度からの写真になってしまった。まあ、仕方がない。 紀伊田辺駅12:10発の御坊(ごぼう)行きに乗り継ぐ。 12:55、終点・御坊駅に到着した。 乗り換え時間3分。ここで、営業キロたった2.7キロというミニ私鉄・紀州鉄道線に乗車するのである。こんな地方の小都市に、なぜこんな小さな鉄道がぽつんと存在するのか、よく判らないが乗らないわけにはいかない感じで、これが今回の旅の大きな目的の一つだったのである。 御坊駅で外に出ている余裕などはない。駅舎に面した1番線ホームの先端が切り欠きの0番線ホームになっていて、そこにすでに1輌の小さな気動車が停まっていた。いかにもレールバスといった風情で、鉄道車輌というより限りなくバスに近い印象を受けた。 急いで何枚か撮影して 時速30キロとどこかに書いてあったような気がする。けっこう揺れるが、いかにものんびりとしたスピードで走って行く。ロングシートの一番後に座って、後部の窓から外を見ていた。 乗車時間8分、あっという間に終点・西御坊駅に着いてしまった。 料金180円を料金箱に入れて、 さて、この西御坊駅を何と表現すればいいのか。待合室の、この斜めに歪んだ天井の低さが判るだろうか。正面に窓口などもあるが閉鎖されている。 ぐるっと回り込んで、車止めのある方に行ってみた。 さて、写真の右手前、車止めのこちら側の柵の外にも、線路が続いているのが判ると思う。 反対方向を見ると、こういう感じ。廃線跡である。 今回の計画を作る時いろいろ調べていると、紀州鉄道は1989(平成元)年まで、この700メートルほど先の日高川(ひだかがわ)駅というところまで通じていたことが判った。この区間が廃止された後、線路などがいまもまだ大部分残っているらしい。 これは行ってみなければと思った。大自然の中に埋もれた廃線跡ではない。一応民家などの間をたどっていた線路である。 廃線跡そのものは立ち入り禁止になっているから、だいたいの方向を見ながらまわりの道をたどって行くことになる。 この先、さらに歩いて行けば、日高川という川があり海があるはずだったが、海が近いからだろうか、風が強くとにかく寒い。 これで十分な気がした。西御坊駅に引き返した。 13:45発の御坊行きに乗った。西御坊に滞在したのは39分だったが、何とも中身の濃い時間だったと思う。 来る時に座っていたのと同じ席に座った。帰りは前方を見ていくことになる。 紀伊御坊駅。 学門駅。
by krmtdir90
| 2015-04-12 23:40
| 鉄道の旅
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