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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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天竜浜名湖鉄道②遠州森・遠江一宮・二俣本町(2015.4.22)

 *読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。

 10:18、天浜線上り・掛川行きと下り・新所原行きはほぼ同時に発車して行った。
 遠州森(えんしゅうもり)駅。国の指定有形文化財になっている木造駅舎である。
天竜浜名湖鉄道②遠州森・遠江一宮・二俣本町(2015.4.22)_e0320083_8355542.jpg
 天浜線には跨線橋のある駅は一つもなく、ホーム間はすべて構内踏切で結ばれている。
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 ホームは半分くらい重なる感じだが、一応千鳥配置になっている。
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 掛川・遠州森間というのは、天浜線の前身である旧二俣線の中で最初に開業した区間で、この時開設された駅が桜木(当時は遠江桜木)・原谷・遠州森(当時は遠江森)の3駅だったらしい。したがって、この駅舎も1935(昭和10)年以来のものということになる。
 3駅のうち、開業当初の姿を最も良く残しているのが遠州森駅のようだ。改札口だけは金属パイプに替えられているが、改札窓口の木枠の窓、
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 左側、入口扉も木枠の扉がそのまま使われているようだ。正面は手小荷物取扱窓口だったようで、この台はいわゆるチッキ台(手小荷物を置く台)の名残のようだ。
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 待合室のベンチも、よく使い込まれた木のベンチである。
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 駅舎外観。
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 陽射しがあるので、逆光になってしまい撮影が難しい。少し寄ってみる。
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 駅名が変更されたので、駅名板は昔のものではない。

 遠州森駅の滞在時間は32分だった。島式ホームの方でぶらぶらしていたら、業務委託らしい駅員さんが出てきて、駅舎とは反対側の構内踏切の先で、普段は閉じられている扉を開いて、保母さんに連れられてやって来たお散歩の途中らしい園児の一団を、踏切を通して駅舎の方に渡らせてあげたりした。何だか非常に微笑ましい風景で、ゆるゆるとのどかなローカル線の風情が漂うのだった。
天竜浜名湖鉄道②遠州森・遠江一宮・二俣本町(2015.4.22)_e0320083_8425522.jpg
 10:50発、下り・天竜二俣行きがやって来た。
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 再び運転手横の「かぶりつき」へ。
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 森町病院前駅。
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 今年(2015)3月に開業したばかりの新しい駅で、病院は左手にあった。なお、写真の左手奥に写っているのが第二東名高速道路である。
 円田(えんでん)駅。
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 沿線のお茶畑。
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 さすが有名な産地である、あちこちで見かけた。もっと斜面一面に広がったお茶畑もあったが、こういうものには全然興味が向いていないから、何とか写っている写真はこれ一枚しかない。

 次の下車駅・遠江一宮(とおとうみいちのみや)に入って行く。
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 列車交換はなく、10:57、天竜二俣行きは発車して行った。
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 1940(昭和15)年、旧二俣線の全線開通に合わせて開業した駅のようで、有形文化財に登録された木造駅舎だが、前3つとは雰囲気がかなり違っている。
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 緩いカーブに沿ってホームが作られていて、その感じが何とも言えずいい。
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 ホームは、重なる部分のない完全な千鳥配置になっている。
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 ここは無人駅である。改札口の柵は撤去されてしまっているが、待合室の壁沿いに重厚な木のベンチが作り付けられている。待合室内部の飾り付けは少なく、その点はいいのだが、
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 駅事務室であった部分が完全に改造され、人気の手打ち蕎麦の店が入っているのである。
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 この店で昼食にしてもいいかなと思っていたが、開店は11:30とあった。今朝スタートを一台早めた結果、時間が合わなくなってしまったのだ。まあ、それならそれで仕方がない。

 駅舎外観。
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 逆光でうまく写せない。
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 入口の人形は、近隣の(と言っても何キロも先のようだが)小国(おくに)神社(遠江国一之宮)に因んだ「だいこくちゃん」というマスコットらしい。

 上りホームで煙草を一本。
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 11:15発の上り・掛川行きがやって来て、
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 出て行った。
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 下りの方では青年が一人、ホームに座り込んで煙草を吸っていた。のどかである。
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 滞在時間32分。11:29発、下り・新所原行きがやって来た。
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 この車輌は1台しかないはずだから、さっき遠州森駅で見送ったTH9200型が、掛川駅で折り返してきたものと思われる。

 次の目的地は天竜二俣駅になるのだが、スタートを早めているので時間に余裕が出来ている。そこで、天竜二俣駅は一旦通り過ぎて、次の二俣本町駅まで行って戻って来ることにした。
 で、まず敷地(しきじ)駅。無人駅だが新しい駅舎が出来ていて、郵便局も入った地域のコミュニティ施設になっているようだ。
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 次の豊岡駅。
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 ここも立派な駅舎になっていて、磐田市商工会豊岡支所というのを併設しているらしい。駅としては交換可能駅だが無人駅である。
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 上野部(かみのべ)駅。
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 幾つか小さいトンネルを抜け、
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 天竜二俣駅に入って行く。
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 この駅はまた後でゆっくりと。
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 天竜二俣・二俣本町間は駅間0.6キロしかない。その間に駅名ともなっている二俣川という川を渡る。この二俣川橋梁も登録有形文化財になっている。
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 あっという間に二俣本町(ふたまたほんまち)駅に到着した。
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 11:48下車。
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 予想外に寂しい感じの駅である。下り(西)方向はこの左に小山の茂みがある。
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 上り(東)の天竜二俣駅方向は築堤が張り出すようになっていて、右の築堤下は道路・駐車場・工場?など、閑散とした感じ。 
天竜浜名湖鉄道②遠州森・遠江一宮・二俣本町(2015.4.22)_e0320083_9235442.jpg
 駅名標。
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 階段を下りたところに駅舎がある。
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 この駅は別に文化財とは関係ない、ごく普通の駅である。
 鉄道ファンや観光客を呼び込もうという駅ではないから、待合室も至って簡素で、
天竜浜名湖鉄道②遠州森・遠江一宮・二俣本町(2015.4.22)_e0320083_9262485.jpg
 駅事務室だった部分がここも手打ち蕎麦の店になっていた。
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 暖簾が引っ掛かっていたりして、ちょっとどうかなと思ったが、滞在時間が47分あるので、ここで昼食にすることにした。入ってみると、見るからに頑固そうな親父が一人でやっている店らしく、わたしの他に6人もお客がいて、かなり手一杯の様子に見えた。
 普通のもりそばというのがメニューになく、7、8種類の品目はどれも何らか手を加えたものになっているようだった。で、注文したのは冷たいとろろそば1000円。
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 こういうかたちで出てくると、蕎麦の感じはあまり掴めなくなってしまう。

 駅前の写真などは撮っていないが、道を隔ててすぐに住宅などが並び、少し行けば広い通りなどもあるようだった。
 ホームに続く階段下に灰皿があったので、煙草を一本吸ってホームに上がると、ほどなく12:35発、戻りの掛川行きがやって来た。
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 時刻表では所要1分、12:36、天竜二俣駅に到着した。
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 乗って来たTH2100型気動車には、こんな控え目なラッピングが施されていた。
天竜浜名湖鉄道②遠州森・遠江一宮・二俣本町(2015.4.22)_e0320083_9353678.jpg

by krmtdir90 | 2015-04-29 09:36 | 鉄道の旅 | Comments(0)
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