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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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シベリアの旅⑤シベリア鉄道3(2015.8.12)

 *読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。

 夜中にちょっと目が覚めて、窓の外を見たら星がいっぱい見えた。肉眼で見える限りの星が見えていたのではないだろうか。そして、ちょうど窓枠に切り取られるようなかたちで、北斗七星の柄杓が見事に見えていたのである。あんまり見事すぎて、朝になると夢だったのではないかと疑わしい気分になってしまった。

 朝7:00、列車はほぼ定刻通りエロフェイ・パーヴロヴィチ駅に到着した。添乗員作製の時刻表によれば、停車時間は21分とある。下車すると、朝の空気は冷たくて気持ちがよかった。空は晴れているが、全体に薄雲がかかっている感じである。
シベリアの旅⑤シベリア鉄道3(2015.8.12)_e0320083_22442462.jpg
 停車したのは駅舎側から2本目の線路だったが、降りたところはホームと言うより、線路と線路の間にちょっと簡易舗装を施しただけの狭い幅のスペースで、高さもなく舗装も傷んでいて、こういうところで乗降するのかと少し驚いた。
シベリアの旅⑤シベリア鉄道3(2015.8.12)_e0320083_2245012.jpg
 駅舎は歴史がある感じはしなかったが、かなり立派なものではあった。
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 駅舎の左手から外に出られるようになっていたので、とりあえず外に出てきた。
 駅前という感じは全くなく、道路と言うより単に道と言った方がいい感じのものがつながっているだけで、車なども停まっていないようだった。駅舎正面にも小さな通用口といったドアがあるだけで、普通にイメージする駅舎の正面玄関とはずいぶん違っていると思った。
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 この向かいに、何だかよく判らない小ぶりの記念碑のようなものが建っていた。
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 茂みを隔ててアパートなどが建っているようだったが、とにかくよく判らない不思議な駅前だと思った。

 構内に戻り、煙草を吸ったりしながらあちこち歩き回った。線路内に立ち入ってもいいのだということが判ると、自由にアングルが決められるので何だか拍子抜けするところもあるのである。
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 この左手にある建物、小さな駅なら駅舎という感じもするが、ここでは何か附属の建物ということなのだろう。
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 駅舎側の線路の向こうの方に停まっていた機関車が、ヘッドライトを点灯してこちらにやって来る気配なので、元のホーム(ホームとは言えないよね、この感じ)に戻り列車に戻った。
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 車内での朝食は、ビュッフェで用意したものを、8時に添乗員やガイド、ウェイトレスなどが各コンパートメントに運んでくれるかたちになった。食堂車がなくなってしまったので苦肉の策だったのだろう。簡単なものだったが、暖かい卵焼きを持って来てくれたのはよかった。
 食事には紅茶が付くのが基本らしく、レモンの輪切りとティーパックの入ったカップを置いていき、各車輌に付いているサモワールのお湯で各自飲んでくださいということだった。こちらでは紅茶もコーヒーも砂糖をたっぷり入れて甘くして飲むのが普通らしく、置いていくシュガーパックが10グラム入りなのには驚いた。ビュッフェの時には、ウェイトレスにさらにもう1本欲しいかと聞かれた(そういう素振りをされた)。
 インスタントコーヒーのパックを渡されたこともあったが、これも最初からたっぷりの砂糖が入ってしまっているもので、申し訳ないがとても飲めたものではなかった。

 煙草のことも書いておく。車内はすべて禁煙だったが、シベリア鉄道では乗降口のあるデッキでは吸えるという話しだった。ロシア人が実際に吸っているところを見れば安心だったが、そういうところには出会わなかったので、とりあえず行って吸ってみることにした。
 1回目は吸っているあいだ誰にも出会わなかった。2回目の時、たまたま通りかかった男性の車掌に咎められた。いや、吸っていいはずだよと(弱々しく)抗弁してみたが、日本語とロシア語では通じるわけもなく、持参の携帯灰皿で火を消したら、ちょっとこっちへ来いと連結部分のドアを開けるのである。エッと思い、面倒なことは嫌だよと尻込みしていると、どうやらこの部分で吸えと言っているらしい。なんだ、そういうことなのかとホッとした。彼はニヤリと笑って行ってしまった。
 で、3回目からはドアを開けて、そちらに煙を出すようにして吸うようにした。ただ、わたしは我慢ができないスモーカーではないから、車内で吸ったのはたぶん5回ぐらいだったと思う(停車して車外に出ても、撮影が忙しくて吸わない時もあったくらいである)。

 次の下車可能停車駅はアマザル駅で、9時過ぎの到着だった。停車時間は18分。
 下車すると、駅舎ははるか後方のようだった。
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 歩いて行くと、途中でこんなふうに(たぶん)水の補給を行っていた。
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 線路を渡って駅舎側のホームには、小さな台を置いて物売りの人が出ていた。
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 手前の人だかりがそうなのだが、煙草をくわえた女性が横切ったので隠れてしまった。奥にもう一人いるので感じは判ると思う。売っているのはパンやピロシキといった簡単な食料のようだった。右手のプレハブみたいな2つの施設は、キオスクのような売店だった。
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 駅舎はホームから階段を下りたところにあった。
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 駅舎の右手に黒っぽいものが寝そべっているのが判るだろうか。これ、放し飼いの黒ヤギである。
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 なぜこんなところにと思うが、よく判らない。
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 駅舎正面。
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 こちら側には出入口がない。改札は列車のところで車掌が行い、駅で改札を通るという考え方がないわけだから、駅を通り抜ける必要もないのである。
 駅前。
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 駅構内で線路に自由に立ち入れるというのは日本ではあり得ないことなので、ついこの位置から写したくなってしまう。
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 広軌の広さを何度も確認する。
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 次の下車可能停車駅はモゴチャ駅で、時刻表では11:04到着の予定だった。ところが、少し手前で2度ほど臨時停車があり、約20分遅れでの到着になった。ここまでずっと定時運行を守ってきたのだが、まあそういうこともあるということである。
 停車時間は15分が予定されていたが、そういうわけで短縮されるかもしれないから注意してくださいと添乗員に言われた。ただ、ここまでで停車中の様子はかなり掴めていたから、ホームの様子を見ていればまず問題はないだろうと思った。
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 下車しても駅舎の姿は見えなかったが、向こうに見えている白っぽい建物あたりが怪しいと見当をつけて、線路を渡って行ってみた。
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 それはキオスク風の売店で、
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 その手前から左に降りて行く階段があった。見ると、小さな(仮設のようにも見える)駅舎らしき建物があり、その右手が工事現場のようになっていた。
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 どうやら駅舎本体は改築中で、これはそれが完成するまでの仮の駅舎ではないかと推測した。階段を下りて、前の方に回り込んでみた。これはどう見ても仮設の建物である(一人で納得している)。
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 駅舎の左手のあたりの外の様子。
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 あとはホームなどをぶらぶらした(なんか、いつのまにか線路に入りたくなってしまうんですね)。
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 結局、停車時間は予定通り15分確保された(1分ぐらい短かったかもしれない)。

 モゴチャ駅を出て5分後ぐらいに撮影した車窓の風景。モゴチャの町はずれといったところだろうか。
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 窓ガラスの汚れは、走行を重ねるにつれて一層ひどくなっているような気がした。撮るたびにストレスを感じるのもバカらしい気がして、この日はあまり熱心に車窓の写真は撮らなかった。

 カナディアン号の時のような、思わず惹きつけられてしまうような景色がなかったということもある。比較するのもおかしなものだが、シベリア鉄道は建設以来、貨物輸送はもちろんだが旅客輸送の面でも一貫して幹線としての役割を担い続けており、電化複線ということからも判る通り、線路はよく整備され、駅のあるところにはそれを中心とした町が形成されているというようなこともあると思う。シベリア鉄道は決して未開の地を走っているわけではないのである。
 人の手が入っていない区間も通るけれど、保線のためと思われる小屋は一定の間隔で必ず存在しているし、常に架線を吊った支柱が車窓を横切り続けるというのは、それだけで開けている土地を走っているような印象を受けてしまうのである。
 カナダを横断した時のような、風景の劇的な変化といったものもここにはなく、ある意味単調と言っていい感じで、通過駅であってもそのたびに現れる町や村や集落の存在といったものが、まばらであっても人の営みを感じさせ、シベリア=未開といったこちらが勝手に作ったイメージを裏切ってしまうのである。別にイメージにこだわるつもりはないけれど、予想とは少し違っていたというのが正直な感想なのである(別の季節だったら違っていたかもしれない)。

 こういう長い編成の列車が大きなカーブに差しかかる時、どうしても撮りたくなる写真というのがある。汚れたガラス越しでは無理なことは判っていたが、ちょっと思い立って、コンパートメントの前に倒した窓の隙間から何とか撮れないものかと挑戦してみた。カメラをかなり外に出さなければダメだから、上から腕を入れているかたちでは水平を確保するのは困難だった。斜めでもいいと決めて、8枚ほどシャッターを切った。
 家に帰ってから、フォトショップで傾きを修正し(3回ほど繰り返した)、思い切って小さくトリミングして出来上がったのが次の写真。
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 けっこう見られるものになっているではないか。何となく満足である。

 もう一つ手に入れたテクニックがある。上から手を入れた状態で撮影する際、モニターを確認しようとするから無理が生じるのであって、モニターは見ないで適当に方向や角度だけ決めてシャッターを切れば、失敗もあるかもしれないが、案外うまく撮れるものも混じるのではないかと考えた。次の一枚はそうやって写したものである。
シベリアの旅⑤シベリア鉄道3(2015.8.12)_e0320083_2341963.jpg
 本格的に取り組んだのはもう少し後なので、そこで成果を見て欲しいと思う。

 この日は陽射しのある時間帯もあったが、午後はだいたい曇りという感じになったので、車内は昨日のような暑さにはならず、おおむね快適に過ごすことができた。昼食時にビールを飲んだので、午後は少し昼寝などもしてしまい、途中に短時間停車駅も幾つかあったのだが飛ばしてしまった。別に無理をすることはないのである。

 夕方にもう一つ下車可能な停車駅があるのだが、その前に短時間停車駅、ブシュレイ駅。
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 そして下車可能駅、チェルヌィシェフスク・ザバイカリスキー駅。今回乗車した区間で最も長い名前の駅である。
 驚いたのは、時刻表にある通りの17:07、定時の到着だったことである。モゴチャ駅での20分遅れは走行中に完全に回復してしまったのである。さすがロシア、さすがシベリア鉄道である。
 停車時間は30分。シベリア鉄道が時間というものに非常に厳格であることが判ってきたので、この時間は有効に使えそうである。

 広い駅である。駅舎はかなり後ろの方のようだ。
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 本日最後の下車可能駅なので(厳密には深夜に2回ほど下車可能駅はあるのだが)、乗客もみんなホームに降りている。
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 売店などもたくさんあるようだ。
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 これが駅舎。
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 この像の人物は、ロシア革命に大きな影響を与えた思想家、ニコライ・チェルヌイシェフスキーという人のようだ。レーニンも愛読していたらしい。
 駅舎をバックに記念写真を撮っている人もいる。
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 駅舎の中にも売店があるらしい。
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 パラソルの売店もある。清涼飲料の自販機もある。犬まで紛れ込んでいる。

 こちらからは外に出られそうもないので、ぶらぶら戻ることにする。駅舎の中もちょっと覗いてみたが、係員にロシア語で声をかけられずに通り抜ける自信はなかったので断念した。
 駅舎の右手にこんなところがあった。喫煙スペースのような気がする。
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 別に決められた場所でなくても、みんなホームのあちこちで勝手に吸っているのだが、こういう場所があるならここで吸った方がいいに決まっている。ロシアではゴミ箱と灰皿の区別が明確でないようで、ハバロフスクでも路上のゴミ箱を覗いてみると、ゴミと一緒に吸い殻もいっぱい捨ててあった。ここも、女性の足元にあるゴミ箱はそんな感じだった。もしここが喫煙スペースだったとしたら、これは灰皿であって、そこに区別なくゴミが捨てられているということになるのか、よく判らない。

 煙草を吸いながら見ていると、道路を隔てたこの家は何かのお店のような感じで、人が出たり入ったりしている。
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 道路を何やら農業用らしい車が通る。駅前の道だが舗装はされていないようだ。
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 喫煙スペースの右に売店が並び、
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 何だか判らないが附属の建物が並び、
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 この右手のところから外に出られるようだった。狭い道がついている。
 行ってみると外に出られた。正面に物売りの女性たちが5人も待っていた。
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 わたしの姿を見ると一斉に何か話しかけてくるが、もちろんロシア語だから(まあ、見ていけとか買ってくれとか言っているのだろうが)全く判らない。曖昧な笑いと手振りで誤魔化して写真だけ撮らせてもらう。
 で、これが駅前の道。
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 舗装されていない道を、砂埃を巻き上げてバイクが一台走り去る。
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 駅舎正面。
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 前を通り過ぎて、向こうから見たところ。
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 この道の先に、どんな町があるのだろう。
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 もっと先の方に行ってみたい気がしたが、もちろんそんなわけにはいかない。

 再び構内に戻り、今度は気になっていた跨線橋へ。
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 ずいぶんたくさんの貨車や列車が停まっている。
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 前方を見ると、わたしが乗っている列車の前方、機関車がいつの間にか青い色のものに替わっているのに気がついた。
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 どうやら、わたしが駅舎などを見に行っている間に機関車の付け替えが行われたようだ。現場は見られなかったが、このあとはこれを見に行かなければならない。
 急いで上から見た駅前の様子を写して下に降りた。
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 さっきの物売りの女性たちも見えたが、ここまで出てくる乗客はほとんどいないようだった。構内をうろついていた黒い犬と、その飼い主らしい上半身裸の男性が女性たちと立ち話をしている。ここは恐らく、構内での商売が認められていないということなのだろう。

 新しく付けられた電気機関車を見に行く。青い塗装のかっこいい機関車である。
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 ЭП1Пというのが形式で、063というのが車体番号だと思うのだが、インターネットで調べても見つからない。わが愛用のウィキペディアも、ロシアに関しては全く手薄で(日本語版は)ほとんど役に立たないのである。まあ、仕方がない。

 17:37、列車は定刻にチェルヌィシェフスク・ザバイカリスキー駅を発車した。というところで(写真の枚数も増えてしまったので)この回は終わりということにする。
by krmtdir90 | 2015-08-21 23:26 | 海外の旅 | Comments(0)
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