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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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大衆演劇の「立川けやき座」に行ってきた

 去年(2015年)の8月、立川に大衆演劇の新しい常打ち小屋がオープンしたらしい。この情報を仕入れてきたのは妻で、彼女は大衆演劇というのを観たことがないので、近いのだからぜひ行こうと誘われて、きょうは中央線に乗ってちょっと昼の部を覗いて来た。
 わたしにしたところで、ずっと昔に十条の篠原演芸場に行ったことがあるだけで、大衆演劇というのがだいたいどういうものなのかは知っていても、昨今の大衆演劇の状況については何一つ知りはしなかったのである。それにしても、いまどき大衆演劇の専門劇場を新たに作ったりして、果たして商売になるのだろうかと心配になったが、高齢者が増えていることなどを考えると、案外的を射た目の付けどころなのかもしれないという気がしてきた。

 立川駅北口から徒歩6分とあったが、初めて行く高齢者としては、改札口を出たところから10分ほどかかる感じではなかろうか。これが「立川けやき座」の外観である。
大衆演劇の「立川けやき座」に行ってきた_e0320083_21541984.jpg
 元々ここにあったビルの、空いてしまった1階を改装したもののようだが、なかなか雰囲気のある外装になっていると思った。夜になるともっと雰囲気が出るのだろう。

 昼の部は12:30~15:30となっていたが、12時前には着いてしまった。聞いてみると、開場は11:30だということで、入ってみるとすでに4~50人ほどのお客が座ってお弁当などを食べていた。なるほど。
 これは1部と2部のインターバルに写した場内の様子。入場時とお客の雰囲気は違うが、小屋の雰囲気は判ると思う。
大衆演劇の「立川けやき座」に行ってきた_e0320083_21551119.jpg
 元は(たぶん)ビルのワンフロアだったわけだから、天井は低く、幕が開くと舞台の天井も基本的に同じ高さということになる。まあ、そういうことは大衆演劇にとってはどうでもいいことで、それよりもしっかりした花道が作られているのが素晴らしいことなのだろう(お客の陰になってしまったが、花道は左に直角に折れていて、そちらに出入口がついている)。
 とにかくオープンしたばかりだから、場内は何もかもが新しく、考えてみればどんな歴史ある芝居小屋だって最初はみんなこうだったんだろうなと思った。

 これが「立川けやき座」のパンフレット。3つ折りになっていたものを開いた外側。
大衆演劇の「立川けやき座」に行ってきた_e0320083_21554437.jpg
 料金は1600円である。子供900円とあるが、子供連れで観に来るお客がいるのだろうか。

 開演時に客席には7~80人のお客が入っていただろうか。観ているうちに次第に判ってきたことだが、お客の大半は常連客といった感じの人たちで、さらに少なくとも半分ぐらいはいわゆる「追っかけ」と言われるようなお客だと思われた。われわれのような初心者は(まあ誰でも最初は初心者だったことがあるとしても)珍しかったのではないだろうか。
 お客は高齢者が多かったけれど、案外バラエティーに富んでいる感じで、けっこう若い女性などもいるようだった。男女比は(予想通り)、8:2(あるいは9:1)ぐらいで女性優位だった。

 こういう小屋は月替わりで劇団が入れ替わることになっていて、2月は「劇団新(あらた)」というのが出演していた。ここで内容についてあれこれ触れるつもりはないが、なかなか楽しめる3時間だったと思う。
 1部のお芝居と2部の舞踊ショーの間に30分ほどの休憩が入ったが、団員が出てきてチケットを売り歩いていた。枚数によっていろんなおまけが付くらしく、10枚買うと座長の写真が入ったマグカップが貰えるということで、買う人がいるのかと思っていたらちゃんといたのには驚いた。
 こうした小屋では、一つの劇団が1ヶ月休みなく昼夜2回公演をこなすとして、同じ出し物になることは一度としてないということらしい。10回でも20回でも、毎回違った舞台を見せてくれるのだから、病みつきになって通い詰めるお客がいても不思議ではない。

 それにしても、こうした大衆演劇の劇団というのは、単位となる1ヶ月をどのようにでも演じ切れるだけのネタを持っているということになる。驚くべきプロ集団なのである。
 で、これが今月のチラシ。
大衆演劇の「立川けやき座」に行ってきた_e0320083_21561484.jpg
 2月は28日の昼の部が最後で、この日の夜から翌29日の一日だけが移動日ということになり、その翌日3月1日にはたぶん次の小屋で初日を迎えているのだろう。座長以下10人ぐらいの劇団らしかったが、好きでなければとてもやれないことだと思った。 
by krmtdir90 | 2016-02-11 21:59 | 高校演劇、その他の演劇 | Comments(0)
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