18→81


主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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岐阜への旅①高山本線(2016.4.9)

 青春18きっぷが2回分残っていたので、期間の最後に一泊旅に行って来た。ちょうど土日に重なったので、同じような「18きっぱー」がたくさんいるようだった。

 せっかく土曜日なので、土日にだけ運行される八王子発7:19のむさしの号を利用した。8:12、大宮駅着。
 大宮駅8:38発の北陸新幹線・かがやき521号に乗車。
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 旅の1日目の目標は高山本線に乗り通すことである。本線を名乗ってはいるが、岐阜・富山間225.8キロの全線が非電化単線である。

 時刻表を見ると判るのだが、特急(ワイドビューひだ)はそれなりに便利に走っているのだが、普通列車は非常に使いにくいダイヤになっている。観光地・高山に行こうとすると、岐阜からでは6:53→10:11の次が11:45→15:26になってしまう。JRは普通列車の旅を出来なくしようとしているのではないかと勘ぐりたくなるではないか。
 富山からだと10:32→12:28という一応手頃なのがあって、これを使うためにまず富山に向かうことにしたのである。ところが、今度は北陸新幹線のダイヤが難しいことになってしまう。わたしが乗ったかがやき521号が富山に到着するのは10:27である。乗り換え時間は5分。新幹線に遅れが出れば非常に厳しいことになり、もし乗り継げないことになると、次は14:05→16:17まで待たなければならない。

 で、とにかく新幹線は定刻に富山駅に着いた。ところが、高山本線とはJR同士だからと簡単に考えていたのが間違いだった。並行在来線が第三セクターに移管されてしまった結果、直接の乗り換え口は作られておらず、一旦改札を出るかたちになった。第三セクター(あいの風とやま鉄道)の改札口は見えているが、JRが見つからない。脇の方に案内カウンターがあったので聞いてみると、同じ改札だと言う。見ると確かに「あいの風とやま鉄道・JR」となっている(9文字と2文字だからね、全然目立たないよ)。
 改札口で女性の駅員に「高山線に乗るなら急いでください」と言われた。判っているんだけどね。で、1・2・3番線という矢印のエスカレーターを歩いて上った。ホームに出たら両側が1・3番線になっていて、ずっと先の方が切り欠きの2番線ホームになっていた。膝が痛いので走れないのだけれど、とにかく早足でそちらに向かいながら根性で一枚。
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 前方に回ったり、車止めがどうとか、考えている余裕はなかった。後部ドアから乗車すると、すぐに発車した。確かに10:32である。結果的に何とか間に合ったけれど、新幹線のホームも長かったし、どこかで気を抜いていたらダメだったかもしれない。やれやれ。

 この5分間でだいぶやる気を削がれてしまった。
 記録しておくと、この列車は途中の猪谷(いのたに)行きで、キハ120の2輌編成、ワンマン運転、車内はセミクロスシートだった。猪谷駅はJRの境界駅になっていて、富山・猪谷間はJR西日本、猪谷・岐阜間はJR東海の管轄になっている。したがって、普通列車はすべて猪谷駅で乗り継ぎを行うようになっている。キハ120はJR西日本がローカル線中心に運用している小型ディーゼルカーなのである。
 乗客はそれなりにいて、わたしは(乗ったのがギリギリだったし)1輌目後部のロングシートに座った。

 外は晴れていて、富山平野の彼方に雪を頂いた北アルプスなどが遠望されていたが、(わたしはちょっとぐったりしてしまって)写真は撮っていない。結局、この区間では3枚しか撮らなかった。
 1枚目。キハ120のドアはバス用部品の折り戸になっている。
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 駅を2枚。千里(ちさと)駅。
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 越中八尾(えっちゅうやつお)駅。
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 キハ120は窓が開かないから、画面には関係ない光が写り込んでしまっている。

 11:20、猪谷駅着。2輌編成を前から見ると、前面の塗装色が違っていた。
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 ひっそりした山間部の無人駅だが、構内は広く、側線が何本も通っていた。
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 ホームは島式の1面2線で、前方の反対側に11:23発の高山行きが待っていた。
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 JR東海の標準型ディーゼルカーで、キハ25という。2輌編成で、車内はロングシート、ワンマン運転だった。

 列車は定刻に猪谷駅を発車。川沿いを走りながら次第に山の中に分け入って行く。
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 この川は日本海に注ぐ宮川である(富山平野に入ると神通川と名前を変える)。トンネルなども連続するようになり、駅間距離も長くなっているようだ。
 猪谷の次の杉原駅。
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 今度の車輌も窓は開かないから、写り込みは無視するしかない。
 次の打保(うつぼ)駅で、列車の行き違いがあった。この駅の前方にはポイントを守るスノーシェルターがあった。
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 その中から姿を現したのは、富山行きの特急ワイドビューひだ3号。JR東海が運用するキハ85系という車輌のようだ。
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 宮川の流れをもう一枚。
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 飛騨細江(ひだほそえ)駅。
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 ここで運転席後部の遮光スクリーンが開放された。遮光スクリーンはトンネル通過時に車内の光がフロントガラスに反射するのを避けるためのものだから、この先トンネルはもうないということである。列車は飛騨古川などの家並みを抜けて行く。次の飛騨国府で普通列車との行き違いがあったが写真はない。
 次の上枝(ほずえ)駅(高山の一つ手前)で再び列車行き違い。
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 やって来たのは特急ワイドビューひだ5号・飛騨古川行きだった。
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 やはりキハ85系だった。
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 終点・高山駅に入って行く。
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 12:28着。
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 ホームや駅舎全体が大規模な工事中らしく、狭まったホームから地下道を通って出たこの改札口も仮のものらしい。
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 駅前に出て、工事中の駅舎の方を見る。右手のプレハブが仮の駅舎と待合室など。観光案内所もたぶん仮のものだろう。
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 さて、乗り継ぎということで言えば、岐阜方面に向かう次の普通列車は14:48までない。つまり2時間20分、この高山を散歩しなさいということなのである。
 まあ、ちょうどいい時間と言うべきかもしれない。はるか昔になるが、高山には修学旅行を連れてきたことがあって、下見なども含めて(高山陣屋・屋台会館・日下部民芸館など)めぼしいところはみんな行ったことがあるのである(もっとも、もうほとんど忘れてしまっているが)。だから、取りたてて行きたいところがあるわけではないが、昼食だけはここで済まさなければならない。

 観光案内所でぶらり散策マップというのを貰い、とりあえず古い町並みのある上三之町あたりに行ってみることにする。徒歩約10分というところらしい。
 途中に飛騨国分寺というのがあったので寄ってみた。本堂の前に、重要文化財・聖観世音菩薩像という看板が出ていたが、興味が湧かなかったので覗いてはみなかった。
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 本堂の前の大イチョウ。樹齢1200年の雄株と書いてあった。葉をつけたら素晴らしいだろうと想像した。
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 三重塔。
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 ブログをやるようになって、縦構図の写真を撮ったあとに、何とか横構図でも撮れないかと考えるようになった。この2枚はそちらを採用してみた。

 宮川に掛かる鍛冶橋。この向こうが古い町並みになる。
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 橋からの眺め。川の水が非常に透明である。
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 上三之町の入口の標柱。
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 すごい人である。
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 ここに来る途中でも思ったのだが、外国人が大変多い。半分以上、いや6~7割は外国人だったのではなかろうか。すごいことになっていると思った。

 さて昼食だが、高山と言えば朴葉味噌ぐらいしか思い浮かばなかったのだが、いまはそんなものは全く流行っていないらしく、飛騨牛が大ブレイクしているらしかった。たぶん人気店なのだろう、行列ができているところもけっこうあった。
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 まいったなあと思いながら歩いていると、あまり人が寄らない感じのとうふ料理の店というのが目に付いた。
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 入ってみると、お客はカップルが一組だけ、あとからけっこう入って来たが、席が全部は埋まらなかった。で、これが注文してみた湯葉定食(ちょっとピンボケですね)。
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 値段をメモしていないのだが、確か1400円ぐらいだったと思う。混雑していないのが何よりで、食事としてもそれなりに満足できるものだったと思う。

 酒蔵、舩坂(ふなさか)酒造店。深山菊、甚五郎といったお酒を造っているようだ。
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 その真向かいにあった酒蔵、原田酒造場。山車(さんしゃ)が代表銘柄のようだ。
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 今回は試飲をしたり、宅配便で送ったりする気は起こらなかった。 

 上三之町の出口が近い。
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 右に折れて、赤い欄干の中橋(なかばし)を渡る。
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 渡った正面(写真では手前)が高山陣屋だが、もちろんパス。
 帰りは来た時とは別の道を通って帰った。途中で見かけた、火の見櫓のように見える木造の建物。特に説明看板などはなかった。
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 再び高山駅。仮設の待合室にいると、西洋系の外国人の姿が目に付く。カップルとか友人同士とか、自分たちでコースを組み立て、自分たちできっぷを買って旅行しているのだろう。東洋系の外国人はツアーで、観光バスで高山陣屋あたりの駐車場に乗り付けているように思われた。外国人観光客にもいろいろあるのだなと思った。
 さて、ホームに出ると、前の側線にキハ25の4輌編成が出発準備を整えて停車していた。
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 少しして左の方に動いて行き、こちらの線に移って入線してきた。
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 14:48発の美濃太田行きである。車内は転換クロスシートで、乗客はすべてのシートが(1人にせよ2人にせよ)埋まるくらいいた。

 この区間、実は写真は1枚しかない。高山市内で人混みの中を観光してしまったし、かなり暖かな(暑いくらいの)陽気で眠くなってしまったのである。列車は高山駅を出て2つ目、久々野(くぐの)駅のあたりで分水嶺を超えたらしく、今度は流れの向きが逆になる飛騨川に沿って下って行ったようなのだが、その途中にある景勝地、飛水峡である(ちょっと写り込みがひどい)。
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 決して熟睡していたわけではないが、何となくウトウトしながら下呂などを過ぎ、17:07、美濃太田駅に到着した。

 美濃太田駅の写真もない。今夜の宿泊地は中央本線の恵那にしてあるのだが、普通の旅行者ならここから太多(たいた)線で多治見に抜けてしまうところである。太多線もまだ乗ったことのない路線だし、疲れているからよほど計画変更してしまおうかと悩んでいたのだと思う。だが、それでは高山本線が完乗できない。また乗りに来ればいいじゃないか、でも途中で切り上げるのはスッキリしない、まあ何と言うか、乗り鉄としての基本的考え方について問われていたのかもしれない。
 結局、計画通りにすることにして、17:27発の岐阜行きに乗車した。この列車は多治見から太多線経由でやって来た岐阜行きで、この区間はこういう列車がかなり走っているようだった。運行系統としてはむしろ、高山本線は美濃太田で終わっていて、多治見・美濃太田・岐阜を結ぶ列車が大半を占めているようだった。
 キハ75の3輌編成で、車内は転換クロス、時間的に座席はほぼ埋まる感じで、写真というような気分には全くなれない区間だった。

 そして18:04、岐阜駅着。とにもかくにも高山本線は完乗となった。乗り継ぎの向かいのホームから、いま乗って来た高山本線の3輌編成を撮影。
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 JR東海の車輌はみんな似た感じで面白みがないが、キハ25とキハ75では前面の感じが違っているようである。

 さて、このあとは岐阜駅18:08発の東海道本線特別快速・豊橋行きで名古屋へ。313系電車の8輌編成、車内は転換クロスで、座れたが座席はほぼ埋まっていた。名古屋着は18:27。

 最後は中央本線快速・中津川行き。これも313系電車の8輌編成、転換クロスだった。
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 名古屋18:47発。座席は最初は埋まっていたが、徐々に下車していき、恵那ではかなりガラガラな感じになってしまった。
 19:52、恵那駅着。
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 ホテルは徒歩15分という感じだったので、面倒だからタクシーに乗った。600円だった。

 高山の酒蔵で買ってきたワンカップ。寝酒にしたが、度数19%の原酒で大変旨かった。
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by krmtdir90 | 2016-04-11 23:19 | 鉄道の旅 | Comments(0)
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