人気ブログランキング | 話題のタグを見る

18→81


主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新の記事
最新のコメント
記事ランキング

ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)

 午前中のブハラ散歩の続きである。あとで地図を確認すると、われわれはホテルからごく近いところを歩き回っていたことが判った。だから、このあたりはまた、午後の自由時間に妻の買い物につき合って来ることになるのだが。
 手作りハサミ工房。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_21494132.jpg
 両側にいろんなお店が並ぶ道を行くと、
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2150553.jpg
 さっきとは別のもう一つのタキがあった。さっきのタキはタキ・ザルガロンと言い、今度のタキはタキ・テルバクフルシャンと言うらしい。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_21503339.jpg
 このタキを抜けると、すぐにホテル・アジア・ブハラだった。

 ホテルの前を通り過ぎてさらにちょっと行くと、午前の見学の最後になるラビハウズという池があった。ハウズとは池を表している。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2151285.jpg
 ガイドは一生懸命説明してくれていたが、疲れていてあまり聞いていなかった。帰ってからガイドブック(地球の歩き方)を見ると、1620年にナディール・ディヴァンベギという人によって作られたもので、その時の逸話などが書かれていた。
 撮影した時は何も判っていなかったのだが、何となく撮った脇のこの建物にその名前が付いていて、これはナディール・ディヴァンベギ・ハナカと言うらしい。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_21524115.jpg
 いま、インターネットでいろいろ調べていたら(こういうことをしているからまとめるのに時間ばかりかかるのだけれど)、ハナカというのは宿坊のようなものだという説明に行き当たった。モスクを訪れる巡礼者のためにそういうものが必要だったようだ。

 さて、というところで午前の見学は終了。
 ラビハウズとホテルの中間にあったレストランが昼食場所だった。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_21532436.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_21534836.jpg
 食事の写真はない。

 13:15ごろ、ホテルに戻った。
 午後は自由時間になっていたが、例によって添乗員やガイドが希望者を買い物などに連れて行ってくれることになっていた。集団で歩くのは少々疲れてしまったので、われわれは買い物は後回しにして、別行動で旧市街の外れにあるチョル・ミナルというのに行ってみることにした(昼食時に添乗員が、こんなところもありますよと写真を見せながらみんなに紹介してくれたのだ)。

 単独行動(妻が一緒だけれど)ということになると、わたしは何となく元気が出る。そういう性格なのだと思う。ホテルの中庭で煙草を一本吸ってから行動開始。
 地図を片手にさっきのラビハウズを通り過ぎて行く。
 ラビハウズに隣接して作られていた公園(ラビハウズは右手にある)。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2155211.jpg
 次の2枚は、撮影時には何も判っていなくて、何気なく撮った写真である。帰って来てから、いろいろ調べて特定したものである。
 ここにも名前が付いていた、ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_21561456.jpg
 判っていなくて撮っているから正面の写真がないのだが、正面のアーチ上のタイル模様に鹿を掴んで飛び立つ大きな鳳凰の姿が描かれていたらしい。偶像崇拝を否定するイスラムの教義に反する絵柄だが、これを作らせたナディール・ディヴァンベギという人は興味深い。サマルカンドのレギスタン広場にあったシェルドル・メドレセの人面とライオン(虎に見えた)を描かせたのもこの人だったという説明もあったが、これは他で確認できない。
 もう一つの建物、クカリダシュ・メドレセ
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2157870.jpg

 さて、目的のチョル・ミナルは地図によれば、周囲に歴史的建造物などは何もない、普通の家並みの中にぽつんとあるように描かれている。最初はそれなりに広い道を行けばいいが、
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_21574584.jpg
 結局こういう道に入り込まなければならない。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_21592593.jpg
 道幅が狭いと見通しがきかない。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2201391.jpg
 方向は間違っていないと思っていても、やはり不安にはなってくる。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2231840.jpg
 さらに左折するはずなのだが、どうも行き過ぎてしまったようにも思える。
 ここで救いの目印を発見した。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2242955.jpg
 やはり少し行き過ぎていたようだ。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_225883.jpg
 あった。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2255724.jpg

 チョル・ミナルは道路より一段低くなったところにあったが、周囲が池のような感じになっている。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2275736.jpg
 これは池ではなく、どうやら、昨夜を含めてここ数日来の雨で前庭の部分がすっかり水浸しになってしまったものらしい。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_229291.jpg
 チョル・ミナルとは「4本のミナレット」という意味らしい。1807年にトルクメニスタン人の大富豪によってメドレセの門番小屋として建てられたものだという。だが、メドレセそのものはもう残っていないようだ。これが門番小屋だったとすると、メドレセはどんなに立派なものだったのだろう。周囲はすっかり民家が建ち並ぶ地域になってしまったが、タイムスリップしたみたいにぽつんと一つだけ残された心惹かれる遺構だと思った。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22104649.jpg

 周囲を回って行くと、民家に接しているように見えた裏側に、人が通れるくらいの狭い通路が通っているのが判った。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22112827.jpg
 行ってみると、ミナル裏側のドアなどを(やや上の角度から)すぐ間近に見ることができた。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2212375.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22143887.jpg
 小さな遺跡だが、こうして周囲をすべての角度から見ることができるのは楽しい。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2214749.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2215344.jpg

 裏側の通路を抜けたところが少し広くなっていて、5~6人の子どもたちが遊んでいた。言葉は通じないが笑顔と身振りは通じる。男の子がカメラの前でポーズを取ってくれた。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22154773.jpg
 最初は気付かなかったが、この真ん中の木に男の子が一人登っていて、
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22163667.jpg
 みんなで白い小さな木の実を取っていたらしい。女の子がそれをわれわれにも持って来てくれて、われわれが食べてみるのを見て、嬉しそうに次々にくれるのにはまいった。ほんのり甘い、不思議な味だった。
 あとで思ったが、こういうシーンを写真に撮ることは出来ないものだ。その時はシーンそのものが大切なのであって、写真に撮ろうとしたらその空気が壊れてしまうような気がした。

 もうしばらくチョル・ミナルを眺めてから、来た時とは別の道をたどって帰ることにした。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22172994.jpg
 太陽で方角は掴めるし、今度は方角も距離感も判っているから大丈夫だと思った。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2219828.jpg
 デコボコしたひどい道だが、狭いところに車も入って来るし、人の通行もある。
 狭い路地のようなところを抜ける。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22195834.jpg
 犬もいる。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22212356.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22231878.jpg
 水たまりがあちこちに残っている。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22225029.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_222568.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22253199.jpg

 しばらく行くと、右側にこんな表示の掛かった戸口が開いていた。19世紀のハウス・ミュージアム?
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22261334.jpg
 ちょっと中を覗くと、小柄なお爺さんがニコニコしながら手招きをしている。釣られて中に入って行くと、半分が剥き出しになった家屋の廃墟のようなところだった。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2227251.jpg
 この正面と左側の部分をお爺さんが案内しながら見せてくれた。
 昔はそれなりに立派な家だったのかもしれないが、
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22273681.jpg
 いまはすっかり崩れかけた廃墟である。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2228696.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22291947.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2230268.jpg
 これがお爺さん。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22302865.jpg
 こんなところに住み着いて、紛れ込んでくる観光客相手に奇妙な商売を思いついたものらしい。
 帰りに1人10000スム(約400円)を請求された。値切ることも出来たかもしれないが、面倒なので言われたままに払って外に出た。知らない国ではいろんなことが起こる。

 道に迷うこともなく、3時過ぎにはホテルに帰り着いた。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2231954.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22313915.jpg

 16:00、希望者はホテルのロビーに集合して、午前中見学したカラーン・モスク、カラーン・ミナレット、ミル・アラブ・メドレセが立ち並ぶ広場に向かった。広場を望む店の屋上でティータイムの企画である。
 店の脇から中に入り、
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22334823.jpg
 狭い螺旋階段を上がっていくと桟敷席に出た。お茶とクッキーなどが用意されていた。そこからの広場の眺め。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22351212.jpg
 午前中は曇り空だったが、すっかり晴れてしまったので建物が美しく映えている。
 カラーン・モスクの方は逆光になってしまったが、モスクの回廊が288の小さな丸屋根で覆われているというのが良く見て取れた。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22354583.jpg
 向かい側のミル・アラブ・メドレセの方は正面から光が当たって、
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22361544.jpg
 2つの青い丸屋根が美しく光っている。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22364189.jpg
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2237587.jpg
 カラーン・ミナレットも。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22372787.jpg
 20分ほど、お茶と眺めを満喫してから、三々五々帰路についた。

 ここからは妻の買い物につき合った。いろんな店を覗いていろんなものを買ったが、写真は1カ所を除いてまったく撮っていない。その1カ所、手作りハサミ工房でコウノトリの小さなハサミを妻は5つも買ったのだが、サービスでその柄の部分にローマ字で名前を入れてくれているところ。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2238149.jpg
 これがそのハサミ。2つを借りて写した。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2239298.jpg
 一つ15ドルだったらしい(土産物などはドルで売っているところも多かった)。なお、ハサミのデザインはオスとメスがあるらしく、オスの方が形がいいのでオスばかり買ったようだ。

 最後はこの日の夕食で行ったレストラン。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_22394083.jpg
 帰りにはいろんな色の照明に照らされていた。
ウズベキスタンの旅⑥ブハラ散歩2(2016.4.18)_e0320083_2240734.jpg
 この日はずいぶんたくさん歩いた。15000歩ぐらいは歩いたのではなかろうか。
by krmtdir90 | 2016-05-01 22:40 | 海外の旅 | Comments(0)
<< ウズベキスタンの旅⑦バスの旅ブ... 埼玉県高校演劇・西部A地区春季... >>


カテゴリ
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 08月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
画像一覧
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
メモ帳
ライフログ
検索
タグ
外部リンク
ファン
ブログジャンル