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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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チェコとドイツの旅①プラハ1(2016.8.16~17)

 今回の旅は、ツアーとしては期待外れのものになってしまった。本来ならチェコのプラハからドイツのベルリンまで、モルダウやエルベといった川をリバークルーズして行くはずだった。ところが、少雨のため川の水位が低下して、ほとんどの区間が航行不能になっていたのである。
 ツアーが始まってからこのことを知らされたが、こうした場合でもツアーそのものは催行中止とはならず、船への宿泊を一部残しながら他はホテルに切り替えて、バスで予定の観光地を回るかたちになってしまった。リバークルーズそのものが目的だったのだから、この変更はきわめて不本意なものと言わなければならないが、たぶん細かい字でぎっしり書かれた契約書面の中にそんなことも書いてあったのかもしれない。
 いずれにせよ、水位が足りないと言われては諦めるしかなく、まあ可能なかたちで実施されるものを楽しむしかないだろうと気持ちを切り替えた。基本的に天気には恵まれたのだから、大雨で航行不能になるよりはよかったということなのだろう。

 出発の日(16日)は台風7号がやって来た日だった。激しい風雨の中を飛行機(トルコ航空TK053便)は特に何の支障もなく、22時30分に成田空港を飛び立った。
 最近は膝や足首など、あちこちに不調を抱えるようになってしまったので、高いなあと思いながらビジネスクラスを確保した。わたしは初めてだったが、妻は2度目だと言っていた。確かに完全に横になって足を伸ばして寝られるのは良かったが、機内食など煩わしいことも多く(寝台列車のようにマイペースというわけにはいかないので)、行きはあまり眠れなかった。
 機内でマイナス6時間の時差修正を行い、翌17日の4時40分にトルコ、イスタンブールのアタテュルク国際空港に到着した(所要時間12時間10分)。乗り継ぎが必要なのである。
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 到着した時にはあたりはまだ暗かったが、出発時(7時15分)にはすっかり夜も明けて快晴になっていた。
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 この空港は今年6月末に死者36名を出す自爆テロが起こったところである。不安がなかったわけではないが、乗り継ぎエリアには厳重なセキュリティがかかっているから、外部の不審者が入り込む余地はないという旅行社の言葉を信じることにした(まあ、それでも起こる時は起こるのだろうと思ったが)。

 乗り継ぎ便(トルコ航空TK1767便)はエコノミーになっている。途中で、かなり近いところを飛行する別の機影が見えた。
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 所要は2時間45分、さらにマイナス1時間の時差修正を行ったので、プラハ国際空港に到着したのは17日の午前9時だった。
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 長い飛行で疲れているのだが、まだ一日は長い。バスでプラハの町の観光に出発した。走り出してすぐ、プラハにはトラム(路面電車)が走っていることを発見した。で、いきなりですが、その写真から。
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 車輌は古いタイプと新しいタイプがあるようで、どちらも2輌編成だった。

 最初に訪れたのはプラハ城である。
 城と言っても、丘の上の広大な敷地の中に様々な建物が建っているということらしい。ここが入口。左側に持ち物チェックを受ける関所があり、観光客の行列ができている。
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 中に入って歩いて行く。この正面の建物の入口両側に、空色の制服を着た2名の衛兵が直立不動で立っていた。
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 その建物の通路を抜けて行くと広場に出た。
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 さらにもう一つ通路を抜けると別の広場になり、
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 この左手、観光客が見上げている先に聖ヴィート大聖堂が建っていた。
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 近すぎて、縦構図にしてもとても収まらない。
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 この左下が入口になっているが、観光客の長蛇の列が聖堂の左側にずっと続いていて、その後ろに並ばなければ中には入れない。
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 巨大な外壁のあちこちに、ガーゴイルと呼ばれる不思議な化け物?が顔を出している。
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 雨樋の役目をしているというのだが、何か魔除けのようにも思われる。
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 中に入る。ここからは建物の構造上、どうしても縦構図が多くなってしまう。
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 入ってすぐのところが無料のエリアで、この左手に有料エリアへの関所ができている。そこから周囲の回廊のようなところを一周できるようになっている。現地ガイドの説明を聞きながら見て回った。
 周囲の窓がすべてステンドグラスになっていて、外が晴れているからどれも美しく輝いている。中で最も有名なものが、チェコの画家アルフォンス・ミュシャによるものだという。
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 その他のステンドグラスも写真に撮ったが、実物の感じは伝わらないと思う。
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 これは告解室。
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 これはヤン・ネポムツキーという14世紀の司祭の墓碑らしい。
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 パイプオルガン。
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 中央あたりから後方を見たところ(前方正面の方はちゃんと撮って来なかった)。
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 左の方に太陽があり、ステンドグラスを通った光が壁に反射している。これはきれいだったので、近くに行った時に撮って来た。
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 中の見学を終えて外に出る。右手に回り込んで行くと、大聖堂正面の広場に出た。こちらからだと(広場の隅の方まで下がれば)大聖堂全体がフレームに収められた。
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 それにしても凄い建物である。聖ヴィート大聖堂はゴシック建築の代表例であるらしい。
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 さて、このあとは大聖堂の右手の方に抜けて行った。プラハ城内には、まだ色々な建物があるようだった。
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 こちらから見た聖ヴィート大聖堂。正面の広場は左奥になる。
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 次に、同じくプラハ城内の黄金の小道というところに行った。昔ここに錬金術師を住まわせたことからついた名前らしいが、カラフルに塗られた小さな家が並んでいて、いまは手作りの小物や土産物を売る店などになっている。
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 この左手の薄い空色の家は、かつてプラハ出身の作家フランツ・カフカが2年ほど住んだ家だという。
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 中はカフカの著作を網羅した小さな書店になっていた。この入口右手の小さなプレート。
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 これは少し先にあった手作りの人形を売る店の窓。
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 プラハ城の最後は市街を見渡せる展望台に行った。
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 明日行くことになるカレル橋も見えている。
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 このあとレストランで昼食。バス移動の車窓から、トラム(路面電車)。
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 午後は丘の上のヴィシェフラド地区というところに行った。ここは古い城跡公園のようで、ここが入口になっている。
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 ゆるやかな坂道を上って行くと、見えてきたのが聖ペテロ・パウロ教会。
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 この向こう側が墓地になっていて、チェコの有名な芸術家たちのお墓があるのだという。
 まず、交響詩「わが祖国」の「モルダウ」を作曲したスメタナのお墓。
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 この斜向かいにチェコの偉人たちの記念碑的な霊廟があり、
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 向こう側の側壁に画家アルフォンス・ミュシャの名前が刻まれていた。
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 少し離れた回廊のようなところには、交響曲「新世界より」のドヴォルザークのお墓が。
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 聖ペテロ・パウロ教会は、建物全体を収められるところはなかった(探せばあったのかもしれないが、ツアーではそういうわけにはいかない)。
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 このあと、また展望台のようなところに行った。
 まずトラム。
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 そしてモルダウの流れ。
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 なお、モルダウというのはドイツ語名であって、チェコ語ではヴルタヴァ川である。
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 遠く木々の間にはプラハ城の聖ヴィート大聖堂も見えていた。
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 この日の観光はこれで終わり。
 本来ならこの日からクルーズ船に乗船のはずだったが、船はプラハには来ていない。1泊目はこのホテルに宿泊となった。
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by krmtdir90 | 2016-08-30 12:31 | 海外の旅 | Comments(0)
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