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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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イタリアの旅⑥イタロ・ローマ1(2017.7.14)

7月14日(金)
 この日は、フィレンツェ(サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)9:33発の高速列車「イタロ」に乗ってローマに向かう。今回の旅の(わたしにとっては)クライマックスである。ただ、写真はあまり撮っていない。ツアーで行動しているわけだし、座席指定で他の乗客もたくさん乗っている中では、車内を自由に動き回ることは憚られるし、やはり日本ではないということが気分的にわたしを縛っていたような気がする。

 イタリアの鉄道については帰ってから学習したのだが、イタリア全土に張り巡らされた鉄道網では基本的にいわゆる「上下分離」と「オープンアクセス」が行われていて、交通体系全体における鉄道の復権が進んでいるようだ。「上下分離」というのは鉄道の運行とインフラ部分の経営を分離するやり方で、イタリアではRFIという会社が主な鉄道路線の保有と管理を行い、トレニタリアという会社がほとんどの路線の運行を担ってきたようだ。「オープンアクセス」というのは鉄道路線の開放ということで、新たな鉄道運行会社の参入を促していくものである。これによって2011年に新規参入したのが「イタロ」を運行するNTV社ということになる。
 2012年に運行を開始した「イタロ」は、トレニタリアの高速列車「フレッチャロッサ」「フレッチャルジェンド」などと競合しつつ、次第にシェアを伸ばしてきたということらしい。

 8:50にホテルのロビーに集合したが、ここで添乗員から嬉しい発表があった。予定ではスマートクラス(いわゆるエコノミークラス)で行くはずだったが、きっぷが取れなかったため、ランクが上のプリマというクラス(いわゆるビジネスクラス)に変更になったという。座席は少し飛び飛びになるが、われわれには2+1の「2」の部分が割り当てられていた。

 徒歩で駅に向かった。スーツケースは別便でローマのホテルに送ることになっていたので、身軽に動き回れるのはありがたい。
 何番線に入線してくるかは直前になるまで表示されないようだ。
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 12番線の表示が出たので、そちらのホームに向かう。
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 「イタロ」が入って来た。
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 ツアーだと、皆さんはどんどん乗車口の方に進んで行ってしまうので、車体などをゆっくり見ている時間はない。
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 われわれの車輌は4号車である。
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 この表示によると、この列車は7:35・ミラノ始発の列車で、フィレンツェ・ローマを経由して12:25にナポリに到着するようだ。
 車内はこんな感じ。
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 妻に頼んで、わたしは窓側の席を譲ってもらった。シートは黒革の豪華な作りで、車輌中央を境に向かい合うように設置されていた。日本のように背もたれの向きを変えることはできないようで、フィレンツェとローマの駅が終着駅タイプの頭端式なので、ここで進行方向が変わり、残念ながらわれわれの席はこの区間、ずっと後ろ向きのままなのを我慢するしかなかった。

 最高速度は時速300キロ(車輌性能は360キロまで可能)ということで日本の新幹線とさして違わないが、特筆すべきは窓面積の広さである。窓が大きいから開放感もあり、内側の座席でも景色がよく見えるようだ。ただし、新幹線のような高架区間が少ないから、近くの景色のスピードが速くて、ずっと眺めているのは目が疲れるような気がした。
 景色の中で最も印象的だったのは、次々に現れるひまわり畑。
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 オイルを採るための大規模な栽培が行われているようだ。
 何ということもない景色も一枚入れておきます。
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 「イタロ」は1時間半ほどでローマに着くのだが、われわれの下車駅の前に、ローマ・ティブルティーナ駅というところで短い停車があった。
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 この駅に入って行く直前に、発車したばかりと思われる高速列車とすれ違った。タイミングが合わずうまく撮れなかったのだが、何とかトリミングして拡大したのが次の写真。
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 トレニタリアが運行する高速列車「フレッチャロッサ」である。
 ローマ・ティブルティーナ駅を出ると間もなく、車輌基地らしきものが見えた。
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 側線に停まっていたこれは、
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 トレニタリアの「フレッチャビアンカ」という、高速列車より一段低いランクの特急列車の車輌である。

 われわれが下車するローマ・テルミニ駅まではあと僅かだったが、「イタロ」は駅の手前で停車とノロノロ運転を繰り返した。前の列車が遅れたのだろう。
 車内の表示で外気温が33℃と出ている。きょうも暑いのだ。
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 ローマ・テルミニ駅の構内。
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 到着は11時14分ごろだったようだ。
 われわれが下車すると、これからナポリに向かう乗客が一斉に乗車している。
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 4号車にはプリマクラスであることを示す表示があった。
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 頭端式の櫛形ホームである。
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 最後に「イタロ」を撮ったが、光線の加減できれいに撮れなかった。
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 ツアーの皆さんはどんどん進んで行ってしまう。これは振り返ってホームの方を撮ったもの。
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 人が多いし、あたりを見ている余裕はない。ここが出口。
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 この日はいままでとは逆に午前中が移動、午後が市内見学になっていて、見学時間を確保したいということなのだろう、少し早いのだが徒歩で昼食のレストランに向かう。
 路面電車の線路があったが、電車の姿は見えなかった。
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 このレストラン。撮影時刻は11:30である。
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 メニューはピザだった。幾つかの種類から選ぶようになっていたが、案の定、巨大なのが一人一枚ずつ来て、美味しいのだがやはり食べきれなかった。
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 なお、これはマルゲリータである。バジルの葉が入っていないが、まさか忘れたわけではないだろうな(バジルの緑、モツァレラチーズの白、トマトソースの赤がイタリア国旗を連想させるということではなかったのか?)。

 さて、このあとは2台のミニバンに分乗して市内見学になった。最初に行ったのは古代ローマの円形闘技場・コロッセオ
 少し離れたところで車を降りて歩いて行く。
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 左側には、特徴的なローマの松。こちらにも何やら遺跡があるようだ。
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 正面はコンスタンティヌス帝の凱旋門。西暦315年に建造されたもの。
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 右側にはコロッセオ。西暦80年に完成したのだという。
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 遮るもののない位置まで進むと、全体がフレームに収まらない。
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 中にも入れるようだが、急ぎ足のツアーでは外観を見ただけで終わり。

 次にミニバンはカンピドーリオの丘というところに登った。そこからは、フォロ・ロマーノという古代ローマの中心だったところの遺跡が見通せる。
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 奥の方にはコロセウムの上部も見えている。
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 少し見る位置を変えてみる。
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 「フォロ」とは公共広場の意味で、紀元前509年から約500年間、ここが古代ローマの宗教・政治・文化などの中心地だったようだ。1803年から調査が始まり、1902年に発掘作業が終了したのだという。
 すぐ下にも遺跡がある。
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 この左手の建物、
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 これは上の部分が現在もローマ市庁舎として利用されているらしい。横の道から正面の方に抜けて行く。
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 これが正面。
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 庁舎左手にあるこの建物は、背後にある建物とともにカピトリーニ美術館というものになっていて、2つの建物は市庁舎の地下でつながっているらしい。
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 これらの建物でコの字に囲まれたところがカンピドーリオ広場で、ミケランジェロの構想により整備されたものだという。
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 中央に建っているのはマルクス・アウレリウス帝の騎馬像である。
 後方は階段状のゆるい坂になっていて、こちらが正面になっているようだ(下りて行きながら振り返って撮っている)。
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 なお、この両側の像は、星座のふたご座になっているカストルとポルックスの像である。

 下の広い道に出て少し行くと、
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 道路脇にちょっとした発掘遺跡があって、ローマ時代のアパートのような建物跡だという。
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 この下のところがかなり深く掘られていて、これが当時の地面の位置になるらしい。
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 要するに、このあたりはどこでもちょっと掘れば何らかの遺跡にぶつかるということのようで、その上の道路を平気で車が走っているのが不思議な気がした。

 再びミニバンに乗って、次は完全な観光名所になっているトレヴィの泉に行った。
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 古代ローマの放水口をもとに、1762年にニコラ・サルヴィという人が完成させたらしい。周囲が想像以上に狭いところで、とにかく観光客でごった返している。
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 この人混みをかき分けてわれわれも泉のほとりに行き、一応コインを肩越しに投げ入れて来ました。
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 こんな観光地なのに公共トイレはないようで、添乗員が教えてくれた近くのソフトクリーム屋さんで、ソフトクリームを買ってトイレを借りるというトイレタイムが取られた(買わなくても使えたようだが、一応二人で1個買いました)。
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 それでも、人けのない夜明けあたりに来たら情緒があるのかもしれませんね。

 次にミニバンが行ったのはパンテオン
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 ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの婿養子アグリッパが紀元前27年ごろに創建した神殿で、一度火災で焼失したものを、125年ごろにハドリアヌス帝が再建したものだという。補修はされているとはいえ、そんな昔の建物がよく残っているものである。
 中に入る。
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 ここは正面から見た円柱の印象が強いが、実は背後に大きな円形部分があって、それが巨大な丸天井(クーポラ)で覆われているのである。ただし、このクーポラには大きな穴(オルクス=目と呼ぶらしい)が空いていて、そこから射し込む日射しが美しい。
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 この穴は文字通りの穴であるから、雨の日には雨が降り込むのだという。
 こちらが正面。
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 ここにはラファエロのお墓がある。
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 像の下に大理石の柩が収められている。
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 遺言によってここに埋葬されたらしいが、いくら遺言だからといってパンテオンにお墓が作られるというのは、ルネッサンス期にそれだけすごい影響力を持っていたということなのだろう。
 ここも観光客は多い。
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 外に出る。
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 パンテオンの前はロトンダ広場と言う。
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 噴水がある。
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 噴水の方に行くと、パンテオンを正面から捉えられる。
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 さらに離れて横にずれると、背後の円形の建物とクーポラの上部を見ることができる。
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 このあと、徒歩でナヴォーナ広場に抜けて行った。ローマの代表的な広場らしい。
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 ずいぶん奥行きのある広い広場だ。ここには3つの噴水が並んでいるらしい。まず「ムーア人の噴水」。
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 日陰をたどりながら歩いて行く。
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 この左にあるのがサンタ・アニェーゼ・イン・アゴーネ教会。その正面、広場の中央にあるのが「四大河の噴水」。
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 四大河とはナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタを指し、4方向の彫刻が何やらそれらの大河を表しているらしい(よく判らない)。ベルニーニという彫刻家によるバロック彫刻の傑作なのだそうだ。
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 こちらがサンタ・アニェーゼ・イン・アゴーネ教会。
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 広場の周囲にはリストランテやバールのテラス席が並んでいて、たくさんの人が集まっている。
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 これが3つ目の「ネプチューンの噴水」。
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 広場の反対側の端まで来た。
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 途中だけれど、今回はここまで。
by krmtdir90 | 2017-07-29 21:27 | 海外の旅 | Comments(0)
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