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8月23日(水)
夜の間に雨が降った。朝になっても少し残っていたが、出発時には上がって、この日は一日中ほぼ曇り(ちょっと雨)の天気だった。 エカテリーナ宮殿はサンクトペテルブルクから南東へ25キロ、避暑地とされたツァールスコエ・セローという緩やかな丘の上にあり、王朝時代に皇族の夏の住まいとして使用されてきたもののようだ。 バスを降りて少し歩き、ガイドが受け付けする間ここで5分ほど待った。 ガイドが戻ってきて、その先導で右の方にぐるりと回り込むと、 中に入る。宮殿は非常に横長の建物で(ガイドブックによれば、外壁の長さは300メートルもあるのだという)、全体をフレームに収めることはできない。 まず2階に上がり、順次見学していったが、非常に多くの部屋があり、ガイドがいろいろ説明してくれたのだと思うが(覚えていないので)、帰ってから調べてもよく判らない部屋もある。とにかく順番に並べていくことにする。 最初の部屋。 ここが宮殿中央の階段のようだ(われわれはここは昇降していない)。 部屋の琥珀は、第二次世界大戦時ナチスドイツによってすべて持ち去られ、行方不明になってしまったらしい。1979年から修復が始まり、ようやく2003年にいまのように復元されたのだという。すっかり破壊されていた宮殿内部も、一つ一つ修復しているがまだ終わっていないので、完了したところのみを公開しているということのようだ。 さて、ここは絵画の間。 これでエカテリーナ宮殿内部の見学は終わりである。 正面とは反対の方に出ると、現在はエカテリーナ公園と呼ばれている庭園に出る。ちょうどポツポツと降り出して、大したことはないのだが傘がないと濡れてしまう感じになった。 エカテリーナ宮殿は、1724年にピョートル大帝が妃のエカテリーナ1世のために建設したもので、その後、女帝エリザヴェータ、さらにエカテリーナ2世によって大規模な改装が行われた。このエカテリーナ2世の改装の時に指揮を執った建築家がキャメロンで、同時にこの部分の増築も行われたらしい。 公園には大きな池があり、 庭園は美しく整備されている。 で、ここがエカテリーナ公園の出口。 このあと、近くのレストランで昼食となった。 この日の午後は自由行動になっていて、自由に動けない人のために3つのコースが設定されていた。アナベラ・プリンセス号の船着き場に戻る人も含めて、レストランでコース別に4台のバスの振り分けが行われた。 われわれはネヴァ川クルーズというのを選択していたので、そのバスで市内のフォンタンカ川のほとりにある乗船場に向かった(実は、旅行中はずっと最初は「運河」からスタートしたと思っていたのだが、帰ってから確かめてみると、ちゃんと名前のある川だったことが判明した。航行したルートも判ったので、以下、周囲の建物などについても、ガイドブックの地図を参照しながら名前を記していくことにする)。 ここがフォンタンカ川の乗船場。 室内の座席もあったが、そちらに引っ込んだ人はわずかで、大部分の人は寒いけれど後部の外の座席の方に座った。実際非常に寒かったが、厚手の膝掛けを貸してくれたので、それにくるまって頑張った。こういう船はやはり外でないと面白くない。 一番前の座席に座れたので、人の頭を気にすることなく写真が撮れた。 次の2つ目の橋をくぐると、サンクトペテルブルク・ボリショイ国立サーカスの常設館が見えてきた。 上の写真のすぐ右手が4つ目の橋になっていて、 それより、ボリシャヤ・ネフカ川に架かったこの橋を渡っているのはトラムではなかろうか。 船はUターンして戻って行く。これは夏の庭園の茂みとピョートル大帝の宮殿。左端にさっきフォンタンカ川から出て来た橋が見えている。 船は再びUターンしてトロイツキー橋をくぐり、フォンタンカ川に戻ってもと来た道をたどり、もとの乗船場に戻った。約1時間のクルーズだった。 このあと、バスでアナベラ・プリンセス号の待つ船着き場に向かった。途中、ネヴァ川の対岸にトラムの線路があるらしいのに気が付いた。で、揺れるバスからだったが、2種類の車輌を撮影することが出来た。
by krmtdir90
| 2017-09-08 18:56
| 海外の旅
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