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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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メコンの船旅④タンチャウ、国境(2017.12.16)

12月16日(土)

 朝から快晴で、この日も30度超えの暑い一日になった。
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 メコン・プレステージ号は、カンボジアとの国境に近いタンチャウという町の近くに錨を降ろしている。午前中はこのタンチャウを観光する。
 7時から朝食、8時半から連絡ボートで出発した。
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 上陸すると、狭い道の片側にたくさんのシクロ?が待っていた。
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 ガイドブックでは、シクロ(輪タク)というのは自転車の前部に客席を付けた写真が載っているが、これは後部に客席が付いている。
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 これもシクロの一種なのだろうか(よく判らないが、まあ似たもの同士ということで、以下シクロと書かせてもらう)。いずれにせよ、この日の移動にはこれを使うらしい。薄汚れた客席だが文句は言えない。順番に、一人ずつここに乗って出発する。
 走り出すとけっこう面白い。ただ、掴まるところがないので、揺れたりするとちょっと怖い。わたしの乗ったシクロの運ちゃんは、何だかしょっちゅう後ろを気にしているなと思っていたら、
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 途中で、後ろから追って来た別のシクロに乗り換えるように言われた。彼らには彼らのグループ分けがあって、この運ちゃんは後の方のグループ担当だったのかもしれない。というわけで、運ちゃんのシャツの色が変わっています。
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 乗っている間に何枚か写真を撮ったが、みんなブレたりピンボケだったりで使えない。走行中、座席の横の板を掴んでいないと不安定なので、片手で撮ろうとしたのが失敗の原因である。まあ、仕方がない。
 しばらく走って到着した。
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 ここはシルク工房のようだ。
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 狭い工場の中を一回りしたあと、
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 この右手のところで説明を聞いた。
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 先に来ていた欧米人のグループが終わるまで待たされた。説明のあと、左手の入口の向こうがショップになっていて、お買い物タイムになった。わたしは興味なし。
 ショップの中だけは冷房が効いていたが、それ以外のところは扇風機だった。何だか古くさい扇風機があちこちに置いてあった。
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 帰りがけに、あまり気のない感じで見送ってくれた子どもたち。
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 再びシクロに乗って移動。
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 すれ違った3人乗りバイク。
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 次の見学場所に着いて、シクロを降りて、みんなが揃うのを待っていた時に、土地の女性が頭に荷物を載せて歩いて行った。わたしが写真を撮ろうとしたのが判ったのかもしれない、少し行ってから振り返ってくれた。なんかポーズをとっているようにも見える。
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 さて、この道の先に小さな井草工房があった。
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 左手が井草で茣蓙を織っている工房になっている。その中を一回り。
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 別棟にショップと休憩所があり、ここでも説明とお買い物タイム。
 お婆さんのような気がしていたが、お爺さんだったか?。
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 子どもたち。
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 シルクも井草も、工房自体はそれほど面白いものではなかった(特にシルクは、昔「絹の里」と言われた八王子で、子どもの頃こうした小さな織物工場を間近に見た記憶があったのである)。
 この日のハイライトは、やはりシクロでの移動ということになるだろう。しかし、このあとはシクロはもう使わなかった。元の上陸地点に戻るのではなく、水路伝いにボートが迎えに来ているところまで、家々の間や畑の中の細道を徒歩で向かった。
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 蓮の花が咲いていた。
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 日本だと初夏に花をつけると思うが、こちらでは季節も何もないのである。
 高床式住居。
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 さっきの井草工房から道はゆるやかに下っていて、このあたりは雨期には川の増水の影響をもろに受けるのだろう。
 川岸に連絡ボートが待っていた。
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 これに乗って、最後の見学場所に向かう。

 少し行くと小さな水上集落があり、
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 その先に、同じ作りの建物が3~4棟ずつ連なって浮かんでいるところがあった。
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 これは水上養魚場で、その中の一つに上がって見学した。
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 お父さんと子ども(たぶん)が餌をやっている。
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 説明では金目鯛だと言っていたが、金目鯛は海水魚のはずだから、本当のところどうなのかはよく判らない。
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 犬が飼われていた。
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 これが見学した養魚場。
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 以上でタンチャウでの見学は終了。
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 11時半ごろ船に戻った。
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 次の2枚はサンデッキから撮影。
 両岸を結ぶ小型フェリー(渡し船)。
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 土砂運搬船。
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 12時からレストランで昼食。この間に船は運航を開始し、13時ごろ、カンボジアとの国境に到着した。放送があったので、サンデッキに出てみる。
 この白い建物が国境事務所のようだ。
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 右がベトナム、左がカンボジアである。
 メコン・プレステージ2号も近くに停泊している。
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 こちらがカンボジアの方向(上流)。
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 少しして、事務所から迎えのモーターボートがやって来て、船のスタッフを乗せて戻って行った。
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 われわれのパスポートを持って行き、一括で入国手続きを行ってくるようだ。数時間かかるという話しだった。

 午後は船内で自由参加の催しが2つあった。ヒマだったので参加した。
 一つは、クルーズでは恒例の操舵室見学。人数の関係で3回に分けて実施されたが、3時からの最後の回に参加した。操舵室は2階の廊下の先にあった。
 非常にコンパクトな作りの操縦席である。
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 背後の神棚がこちら風で珍しかった。
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 参加して良かったのは、操舵室前の狭い甲板にも行かせてくれたこと。
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 右手の鎖の下に錨が付いているらしい。左手にある蓋を開けると、階段で下の機械室とつながっているようだ(たまたま実際に船員が出てきた)。
 見学の終わりごろ、入国手続きが終了したので間もなく出航という放送があって、操縦士が着席した。
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 操舵室を後に、3階のサンデッキに出た。すぐに船は動き始めた。
 この小さなブイが国境なのだという。
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 何だかあっけないが、とにかくカンボジアに入ったのである。
 続いて3時半から、2階レストランで生春巻き作り体験教室というのが行われた。
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 一通り説明と実演があった後、順番に作ってみることになった。わたしは妻が作ったのを一口試食させてもらった。まあ、美味しかった。
 引き続きフルーツカービングの実演があったようだが、それは見なかった。

 ここで、今回の旅のWi-Fi事情について触れておく。
 事前の資料では乗船後のWi-Fiについては判らないと書かれていたので、いままでの経験からまったく期待していなかったのだが、実際には接続速度などもまったく問題なく、最後にややつながりにくくなるところはあったが、基本的にずっとインターネットなどを見ることができたのである。キャビンではダメだったが、3階のラウンジバーでは毎日のニュースなどを見ることができた。海外旅行でこんなに自由にやれたのは(まだ何度も経験しているわけではないが)初めてだった。
 この船では毎晩夕食前に、ラウンジバーでカクテルタイムというのが設定されていたが、日替わりのカクテルをいただきながら日本の様子をチェックしていた。

 この日の夕食は午後7時からだった。
 3階サンデッキで食後の一服をしながら、カンボジアの夕日。
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 キャビンから、岸辺の建物(寺院?)。
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 8時ごろ放送があって、3階の照明を全部消して、サンデッキで星空を見る会というのをやるというので行ってみた。
 いまはもちろん冬の星座だが、夏の宵のような暖かな空気の中でそれを見るというのは不思議な体験だった。オリオン座がよく見えたが、緯度の関係からか、日本で見るより横に寝ているように見えるのが新鮮だった。星の数としてはそれほどたくさんではなかったが、楽しい時間だった。
 船は夜の間は航行を止めて、川の真ん中に停泊するようだ。
by krmtdir90 | 2018-01-02 15:50 | 海外の旅 | Comments(0)
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