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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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モロッコの旅⑧メルズーガ、サハラ砂漠(2018.3.4~5)

3月4日(日)続き

 午後5時30分ごろ、われわれはエルフードの町でバスから4WD2台に乗り換えた。4WDはかなり使い込まれた三菱パジェロだった。
 エルフードの町中をしばらく走った。
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 やがて町並みが途切れ、
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 パジェロは砂漠の中に走り出た。
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 何だかすごく胸がわくわくした。わたしがモロッコに来たかったのは、サハラ砂漠を見たかったからなのだと気が付いた。サハラ砂漠は「星の王子さま」の舞台になったところである。

 午後6時を回ったころ、パジェロは道路を外れ、右手の砂漠の中に乗り入れた。轍はついていたから、たぶん夕日観賞の定番コースだったのだろう。少し行って、ちょっと小高くなったところで停まった。外に出る。
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 左端についている轍から右手前の轍へと走って来た。右奥にはエルフード~メルズーガの道路も見えている。
 このあと進んで行く方向はこちら。
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 東の方向には、幾つかの建物と砂丘の連なりが夕日を浴びている。
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 これは砂漠の中のホテルだろう(われわれが泊まるのとは違う)。
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 砂丘が鮮やかなオレンジ色をしているのは、夕日のせいもあるけれど、サハラ砂漠の砂は鉄分を多く含んでいて元々赤味を帯びているのである。
 パジェロを運転する2人。
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 そして、沈む夕日。
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 撮影時刻は18:08だった。
 太陽が地平線にかかったところで、われわれはその場所を後にした。本当は太陽が沈み切り、西の空が刻々と色を変えていく様子をずっと見ていたかった。だが、ツアーとしては、ホテルの段取りもあるからそうもしていられないのだろう。

 元の道路に戻って少し行ったところで、車は路肩に停車した。ラクダの群れが休んでいるから写真をどうぞと言う。ちょうどいま夕日が沈んだ方向がバックになっているので、非常に難しい撮影だったが、一枚だけ何とか使えるのがあって安心した。
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 午後6時30分ごろ、今晩のホテルに到着した。入口の門。
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 名前はカスバ・トンブクトゥと言う。正面の建物の入口。
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 入口を入ると、右に受付カウンターがあり、左にソファのある待合所(ロビーと言えるほど広くない)があった。ここを抜けて行くと、
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 中庭に出るようになっていた。周りにコテージタイプの客室棟が並んでいて、われわれはすぐ右手にある建物の2階が割り当てられていた。階段を上ると幾つか部屋があり、その中の一つ、内部はベルベル調の作りということだった。
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 こちらが洗面所。
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 左のドアがトイレ、右はドアのないシャワー室になっていた。

 7時15分から夕食。再び中庭に出て、この奥のところが食堂になっているようだった。
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 けっこう大きなホテルで、他にも欧米人のツアー客や個人の泊まり客がたくさんいたようだが、食堂にはわれわれが一番乗りだった。この晩はビュッフェ方式だったので、まだ誰も手をつけていないところを写真に撮ってみた。
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 アルコール類もちゃんと出るホテルなので良かった。

 夕食を終えて外に出て、夜空を見上げると星が出ていた。中庭は光があるので、脇の暗いところに行って見ると、確かに満天の星空だった。満天の星空というのは国内でも何回か経験があるが、それらに匹敵するような星空だった。それを超えると書かないのは、満天の星空には「そんな凄いのが見られるとは思わなかった」という「思いがけない感じ」がいつも付随していた気がして、一方、今回は「見えて当然」という思いが最初からあったので、その気分が新鮮な驚きを少し邪魔していたように感じたからである。
 しかし、素晴らしい星空だったことは間違いなく、オリオン座の大星雲やプレアデス星団(すばる)などもしっかり確認することができた。緯度が日本と変わらなかったので、星座の見え方(位置に対する高度や傾き方など)も日本とまったく同じだと思った。残念ながら機材を用意して行ったわけではないので、星空の写真が撮れなかったのは仕方がないことである。

 なお、今回の旅では泊まったホテルはすべてWi-Fi接続が可能だった。それにしても、こんな砂漠の中のホテルでも快適に利用できたのには驚いた。こんなところでブログの投稿ができてしまったし、Yahooのニュースも普通に読めてしまったのだから、凄い時代になったものである。

3月5日(月)

 前夜は早寝をして、午前4時前に起床した。
 5時半出発なので、5分前には中庭に下りた。これがわれわれの部屋がある建物の入口。
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 月が出ていた。
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 写真では判らないが、下弦の月の少し手前、月齢20日くらいの月である。

 待合所で皆さんと落ち合って外に出ると、すでに昨日のパジェロが並んで待っていた。これに乗ってラクダの待つ「センター」に向かう。道路には街灯などあるわけもなく、ヘッドライトの明かりだけを頼りにけっこうなスピードで走った。20分ぐらいして、暗い建物の前の駐車場に入った。
 東の空が少し明るくなり始めている。駐車場の横に、ラクダが座って待っていた。

 一頭目のラクダに妻が乗った。乗るとラクダは、まず後ろ足2本で立ち上がり、おもむろに前足2本も立ち上がるのだった。この時、乗った者は一旦前に大きく傾き、次に後ろへ揺り戻すかたちで正常の姿勢になるのだった。
 続いて、二頭目のラクダにわたしが乗った。立ち上がる時がけっこう怖かったが、何とか乗ることができた。座席は鉄パイプらしい芯に毛布を何枚か重ねてあるようで、前にT字になった頑丈な鉄の取っ手がついていた。鐙(あぶみ)は付いていないから、取っ手を握っていないと非常に不安定な感じである。背中にラクダのコブがある(「ひとこぶラクダ」というやつのようだ)。
 引き続き、皆さんが順番に乗る間に、片手で撮った2枚の写真(ピンボケだけど、とにかくこれしかないんだから)。
 わたしの乗った白いラクダの頭。
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 その前の妻の後ろ姿。
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 女性陣はみんな、長いスカーフなどをアラブ風に顔に巻き付けてもらっている。わたしもやられそうになったが、マフラーやマスクが大嫌いなわたしは必死で拒絶した。

 6人が(添乗員も入れて)乗り終わると、ラクダは3頭ずつ隊列を組んだ。こちらは妻のラクダが先頭で、その後ろにわたしのラクダ、さらに後ろにもう一頭のラクダが繋がれた。先頭のラクダに御者の若者がつき、手綱を引いてゆっくり出発した。
 歩き始めると、思っていた以上に揺れた。取っ手を両手でしっかり握っていないと落ちそうである。下は砂だからラクダの足場は悪いし、しかも砂丘のアップダウンがけっこう傾斜があり、緩斜面を選んで歩いていたようだが、乗っている者としては気を許せる時がまったくない感じだった。
 わたしはカメラを長いストラップにつけて首から掛け、いつでも片手でカメラが構えられるようにして行ったのだが、結局、行きに歩いている間は一枚も撮ることができなかった。

 出発した最初はまだ薄暗い中で、西の空に月がくっきりと見えている下を、われわれを乗せたラクダが列を作って歩いて行く。文字通り、童謡「月の砂漠」そのままの世界だった。東の空が明るくなっていくのに合わせ、空の色も刻々と移り変わるのが素晴らしかった。しかも、しかも、何ということだろう、ここはサハラ砂漠なのだ!
 写真が撮れないのは仕方がないことである。この情景をしっかりと記憶にとどめた。

 約30分ほど歩いた後、目的の砂丘の下に着いたようで、われわれはラクダから下りた。下りる時は、乗る時と逆の動作をしてラクダが座るのを待ってから下りるのだった。30分間、あちこちの筋肉を緊張させていたのだろう、下りたら身体全体がが強張っている気がした。

 目の前の砂丘の斜面を上る。高いところに出た。そこには絶景が広がっていた。
 東の方向。
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 撮影時刻は6時30分。日の出までもう少しかかりそうだ。
 左の方を見ると、
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 われわれの他にも多くの観光客が来ていた。ツアーごとに、邪魔にならない距離を置いて場所を確保しているようだ。ラクダで来ているばかりでなく、徒歩で来ている人たちも(若者中心のツアーのようだった)たくさんいるらしかった。
 下の方で、われわれのラクダがおとなしく待っている。
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 御者の若者2人はわれわれと一緒にこちらに来ているから、誰もラクダのそばにはいないのである。ラクダたちはそういうものだと納得して休んでいるのだろう。
 西の方向の砂丘にも観光客の姿がある。
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 こちらは東。日の出までもう一歩か。
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 風紋。
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 そして、日の出。
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 撮影時刻は6時45分である。
 周囲の砂丘にどんどん日が当たっていく。
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 西の砂丘にも。
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 これは北の方向。
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 遠くに、このあたりの砂丘観光の拠点になる施設が散在しているようだ。われわれのラクダ「センター」は砂丘の向こうだろうか。
 そろそろ帰ることになる。用意して行ったペットボトルに、サハラ砂漠の赤い砂を入れた。
 最後にもう一枚。
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 再びラクダの背に揺られて帰る。明るくなったし、来る時より少しは慣れた感じがするが、それでも取っ手を離すのは難しい。
 帰りは時々立ち止まって撮影タイムなどを作ってくれた。御者の若者にカメラを渡し、記念写真を撮ってもらった。せっかくだから顔は隠して公開することにする。
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 平坦なところで歩みが遅くなった時に、何とか片手を離して撮ることもできた。
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 これは定番の写真らしい。
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 もう少し影が長く出た方が良かったような気がした。
 これはもう一方の隊列の先頭のラクダが、途中にあった餌になる草を食べ始めてしまったので、全体が立ち止まってしまった時に撮ったもの。
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 砂丘が終わって、最後の平坦なところに出てからちょっと撮ってみた。
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 このくらい影を引いた方がいいのではなかろうか。

 出発地点に戻って来た。これが妻とわたしが乗せてもらったラクダたち。
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 これが拠点になっている建物。
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 添乗員は「センター」と言っていたと思うが、正式な名前は判らない。撮っているわたしの影が写り込んでしまったが、まあ御愛嬌ということで。
 ラクダくんたち、さようなら。
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 この年になって、サハラ砂漠でラクダに乗ることがあろうとは思ってもみなかった。いい年をしておかしな言い方だが、一生の思い出だな、と思った。
 再びパジェロに乗って、8時少し前にホテルに帰り着いた。

 朝食はビュッフェ方式だから、各自自由な時間に取ることになっていた。
 朝食後、煙草を吸いに外に出て、昨夜星空を見に行った敷地の外れの方に行ってみた。そちらには囲いなども何もなく、そのまま近くの砂丘に続いていたのだった。
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 ラクダたちが何頭も休んでいる。
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 ここから直接出発して砂丘に行くこともできるようだった。今朝、欧米人のツアーなどはそうしたのかもしれない。
 煙草を吸い終わっても、しばらくそのあたりを眺めていた。
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 出発準備を整えてから、時間があったので屋上に行ってみた。
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 こちらは正面の方。左の木陰にわれわれのパジェロがもうスタンバイしている。
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 最後にもう一度、さっきの敷地の外れに、砂丘とラクダくんたちに別れを告げに行った。
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 10時出発予定だったが、5分前ぐらいにホテルを出た。
 昨夜は暗くてよく見えなかったメルズーガの小さな町並みを抜けて行った。
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 パジェロはまたけっこうなスピードで走り、
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 10時半にはエルフードの町に入った。
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by krmtdir90 | 2018-03-23 22:16 | 海外の旅 | Comments(0)
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