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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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映画「ロンドン、人生はじめます」

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 書かなくてもいいかという気持ちに傾いていたのだが、やはり記録という意味で一応書いておくことにする。

 別にファンだったということではないが、ダイアン・キートンの名前に釣られて観に行った映画である。昔、なかなか知的な印象のある「いい女」を好演していた彼女も、この映画の製作時には71歳になっていたようだ。どんなふうに年を取っているかちょっと見てみたかったということだが、そこはやはり映画スターである。老いたことをあまり感じさせない「いい女っぷり」を、軽やかに見せてくれていたと思う。
 映画としてはどうということもない、だが、なかなかお洒落な感じに作られた(高齢者向けの!)ラブストーリーだった。ダイアン・キートンの役どころはロンドン郊外の高級アパートに暮らす未亡人の女性ということで、相手は隣接するヒースの森に勝手に小屋を建て、17年もの間気ままに(不法に)暮らしてきた髭もじゃの大男(ブレンダン・グリーソン)である。生きてきた過去も住んでいる世界もまったく違う二人が偶然出会い、次第に気持ちを通わせていくというストーリーである。
 まあ、あとに何かを残そうというような映画ではないから、ちょっと風変わりだがハッピーエンドの約束されたラブストーリーとして、楽しく幸せな気分で観ることができればそれでいいという映画だろう(監督、ジョエル・ホプキンス)。そういう意味では脚本も編集もなかなか上手なもので、ダイアン・キートンも相変わらず表情豊かに楽しげに演じていて、それなりにいい時間を過ごせたのではないかと思う。
 舞台となった高級住宅地「ハムステッド(Hampstead)」というのが原題だが、そのままではまずいことは判るが、この邦題はまったくいただけない。キートンが演じた女性のこれまでの人生が、裕福ではあっても心はあまり満たされていなかったということがあり、その彼女が思いがけずグリーソンの自由な生き方に触れて、もう一度新しい「人生はじめます」ということなのだろうが、何とも直截過ぎて気恥ずかしくなってしまう。あとあと残るような映画ではないから、どうでもいいことと言えばどうでもいいことなのだけれど。
(新宿武蔵野館、5月8日)
by krmtdir90 | 2018-05-10 23:59 | 本と映画 | Comments(0)
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