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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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中国の小さな旅②陽澄湖・蘇州2(2018.11.20)

11月20日(火)続き

 上海蟹は、長江流域に広く生息している中国モクズガニという種類の蟹で、中でも陽澄湖(ようちょうこ)産のものは最も高級な上海蟹としてブランド化されているらしい。一年中食べられているが、旬は10月から11月とされていて、今回のツアーはこの産地と旬にこだわって、現地の養殖場直営のレストランで蒸し立ての上海蟹(雌雄一対)を食べようという、何とも贅沢な昼食プランが組み込まれたものだった。
 上海蟹は日本でも食べられる店はあるようだが、とんでもなく高価なものになるので、もちろんいままでに食べたことなどなかった。

 車窓に陽澄湖が見えてきた。
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 ここの上海蟹が美味で珍重されるのは、湖底の質の違いが大きいと言われているようだ。この蟹が生息する湖沼の多くが泥地の底であるのに対し、陽澄湖は砂や岩の底になっていて、それが蟹の成育に好影響を与えているということらしい。けっこう広い湖だが水深は浅く、平均2メートルにも達していないということだ。

 上の写真の撮影時刻は11時11分で、どうやらバスが順調に来過ぎてしまったようで、レストランに行く前にちょっと寄り道をすることになった。
 脇道に入ったところに、上海蟹を売る露店が並んでいた。
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 みんなで降りて行って冷やかした。
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 予想外に小さいものなのだなと思った。
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 値段を言っていたようだが、興味がなかったので聞いていなかった。

 時間調整をしたけれど、11時37分(撮影時刻)にはレストランに着いてしまった。
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 非常にローカルな雰囲気の店構えだが、上海蟹では定評のあるお店らしい。やはり2つの円卓にいろんな料理が出てきた後、最後に、蒸し上がったばかりの上海蟹が山盛りになって出てきた。
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 最初にガイドが食べ方を教えてくれて、あとは各自黙々と蟹と格闘した。
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 ↑これはオスである。ひっくり返して、腹の模様の違いで見分けるのだという。↓これがオス。
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 ↓これがメスである。
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 肝心の、食べた感想だが。
 ・・・・・・・・・・。
 そんなに大騒ぎするようなものではないな、と思った。味噌はなかなか濃厚で特徴的な味だと思ったが、甲羅そのものが小さいし、量があるわけではない。それ以外の、足などの身の部分はほとんど食べるところがなく、えっ、これで終わりなの?、という感じだった。
 ・・・・・・・・・・。
 上海蟹は味噌を食べるもの、ということらしい。まあ、何ごとも経験してみなければ判らない。この日の昼食に幾ら費用がかかったのかは知らないが、もう二度と上海蟹を食べることはないだろうな、と思った。

 なお、上海蟹は身体を冷やす作用があるので、お酒はビールではなく紹興酒を合わせた方がいいと言われた。その通りにしたが、蟹そのものが量がないのだから、あまり関係ないのではと思った。
 あと、手がけっこうベタベタしたので、食後に石鹸を使って入念に洗ったのだが、強烈なにおいはなかなか取れなかった。
 店の奥に水槽があって、上海蟹がたくさん泳いでいた。取り出されて縛られ、蒸されるのを待っている蟹たち。
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 レストランを出たのは午後1時30分ごろだった。

 バスで5分ぐらい走って、今度はちゃんとした上海蟹の市場に立ち寄った。
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 ↑これが建物の壁面にあった市場の名前なのだが、その前に魚の干物と一緒に衣類や洗濯物が干してあったりして、いったいどういうつもりなのかよく判らない。
 卸売りの店がたくさん並んでいた。
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 ↓こちらの店では、蟹を一匹ずつ鮮やかな手さばきで縛っているところを見ることができた。
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 生きたまま縛って、その状態で各地に発送しているらしい。この日は平日だったので空いていたが、休日には近隣からの買い出し客でけっこう賑わうらしい。

 午後2時前に陽澄湖を後にした。
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 この囲いの中で蟹の養殖をしているらしい。遠くに見える鉄橋は高速鉄道のものだという。

 このあと蘇州市内に戻り、留園の見学はホテルに帰ってから希望者対象で実施することになっていた。ところが、ツアーの17人全員が希望するということが判り、ホテルに寄らずに直接留園の駐車場に向かうことになった。

 留園(りゅうえん)は、世界遺産にも登録されている中国四大庭園の一つである。創建は明代だというが、清代になって当時の建築造園様式で整備されたものだという。例によって荒廃と再建を繰り返し、現在のものは中華人民共和国成立後の大規模な改修を経て、1954年に一般に開放されたらしい。

 留園の前の道、留園路と言うようだ。
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 この右手に留園の入口がある。
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 非常に簡素なものだと思う
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 これは入ってすぐのところ。
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 中はかなりの広さがあり、多様な建築物と変化に富んだ庭園とが組み合わさっている。建物の狭い廊下を進んでいくと、
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 園の中心をなす池の畔に出た。
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 池の中に小島があり、橋を伝って行けるようになっている。
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 島の方から周囲を眺める。
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 ↑この小楼の建つ小高いところは見晴台になっていて、あとでそちらからの写真も載せる。

 池の畔から元の建物の方に戻り、今度はいろいろな建物の中をたどった。
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 建物にはたいてい大小の庭や中庭が付随していた。
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 奇妙なかたちの石があちこちに使われているが、これは蘇州の西方にある太湖(たいこ)という湖の周辺で採れる石灰石(太湖石という)だという。太湖の水で長年浸食され、穴が空いたり複雑な形状になったりしたもので、中国では各地の庭園で珍重されているらしい。
 さらにいろいろな建物と部屋、そして付随の庭を見て回った。
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 ↑この池は最初の池とは異なる。
 このあと、さらにあちこちたどった後、
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 もう一度、最初の池の畔に出た。さっきの、向かいにあった見晴台の方からの眺め。
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 園内を一通り見て回ったが、全体としてはどうも焦点がはっきりしない感じで、名高い庭園だと言われればそうですかと言うしかないが、あまり印象に残るものではなかったように思う。まあ、そういうこともあるということで。
 再びバスに乗って、午後4時ごろにホテルに戻った。

 この日はまだ終わりではない。午後4時45分にロビーに集合、徒歩で10分ぐらいのところにある山塘街(さんとうがい)に向かう。
 途中の何ということもない街並みも、次第に夕暮れになっていく時間帯の感じが、なかなか雰囲気があっていいものだと思う。
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 見えてきた。山塘街への入口の門。
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 これを入って歩いて行くが、このあたりはまだ道幅も広く、車やバイクも入ってくる。
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 右手の方に比較的広い運河が通っているようだ(写真には撮っていない)。
 しばらく行くと、左手に細い運河が分岐していた。
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 この運河に沿って、歩行者だけの小路ができていた。
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 ここからが歴史街区・山塘街の古い街並みになるようだ。

 山塘街は、唐代の詩人・白居易が蘇州の長官であった頃、周囲の運河とともに整備させたのが始まりだったようだが、その後様々な変遷を経て修復され、2014年に世界遺産に登録されたということのようだ。
 少し行った右手に、この日の夕食をとる食堂があった。
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 この写真は食後に、フリータイムになってから撮ったものだが、われわれは「団体」だから、2階の部屋に通された(左上のところ)。その窓から見下ろした山塘街の様子。
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 なお、この食堂は地元の人にも人気のお店で、麺類が売りになっているらしかった。小籠包などの点心のあと「麺」をいただいたが、わたしはあまり美味しいとは思わなかった。
 食事を終えて外に出て、上の写真と同じ方向を撮る。
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 空もすっかり暗くなっている。

 このあと、1時間弱のフリータイムが取られた。お店を覗いたりしながらあちこち歩いたが、写真はあまり撮っていない。
 運河に架かる橋の上から。
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 橋の先に続く小路。
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 この橋。
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 絶好の写真スポットになっているのか、橋の上や周辺はごった返していた。
 昼間はどうなのか判らないが、夜の街路はけっこう賑わっていて、運河と古い街並みの風情といったものはあまり感じられなくなってしまう気がした。
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 見上げると、空には月が出ていた。
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 歩行者だけの山塘街入口にあった御碑亭という建物。
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 この前が集合場所になっていた。
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 再び徒歩で帰った。その帰り道。
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 ホテルに戻ったのは午後7時半ぐらいだった。
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by krmtdir90 | 2018-11-30 23:59 | 海外の旅 | Comments(0)
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