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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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手術と禁煙

 これはわざわざ記事にすることでもないと思っていたのだが、今年も終わろうとするいまになって振り返ってみると、わたしにとってはやはりけっこう大きな出来事だったわけで、記録という意味では一応書いておくべきだろうと思ったのである。

 それは、11月25日(日)に市内の南多摩病院に入院し、26日(月)に鼠径ヘルニアの修復手術を受け、27日(火)に退院したということである。「何だ、そんなこと」と思う人もいるかもしれないが、実はわたしは、この歳になるまで入院というのを一度もしたことがなく、全身麻酔の手術というのもまったくの初体験だったのである。2泊3日の入院などというのは、そちら方面の経験が豊かな人から見るとまったくお試し程度の入院に過ぎなかったのだろうし、ヘルニアの手術などというのも、その道のベテランから見ると笑っちゃうくらい初歩的な手術に過ぎなかったのかもしれない。
 だがしかし、である。これくらいのことでも、わたしとしては一世一代の重大な出来事だったのであり、入院や全身麻酔といった、これまで未体験だった分野に関してようやく一人前の発言ができるようになったいうことだったのである。まあ、だからといって特に改まって発言したいことがあるわけでもないが、今回の体験について備忘録的に幾つかの事実を記録しておきたいと思う。
 ①初めてのことなので、せっかくだから病室は個室を希望した。個室は5階にあり、窓から最寄りのJR西八王子駅が見えた。ここに来なければ見ることのできない珍しい視点なので、スマホのカメラで記録して置いた(これは南口になる)。
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 ②個室だったからその費用が余計にかかったが、それでも今回の費用の9割ぐらいが保険で戻って来た。個室を利用しなければ儲かっていたということになる。
 ③この病院の食事は、ちょっと信じられないくらい貧弱だった。短期の入院だったから我慢できたが、これ以上の日数ではとても無理だと思った。
 ④全身麻酔と手術の経過については、当然のことながらまったく記憶がない。病室に戻ったあたりから傷口が痛くなってきて、翌日になってもけっこう痛かったが、切って縫ったのだから当然だと言われて、昼前には退院させられてしまった。
 ⑤退院のその日からシャワーはOKだった。アルコールはしばらく控えるように言われたので、その日だけは我慢して、翌日から数日間は量を減らしていただくようにした。入浴は一週間後からOKになった。
 ⑥幸いにして術後の経過も順調で、先日(12月25日)、術後一ヶ月の診察で異常なしとの言葉をもらい、今回の治療はようやく一段落した。

 一つ、正直に告白しておかなければならないことがある。10月23日(火)からスタートしたわたしの禁煙は、実はこの手術と関係していたのである。
 今回、わたしが鼠径ヘルニアと診断されたのは、まだ夏の盛りの8月のことだった。特に急ぎの対応が必要な病気ではないし、多少気になることはあるかもしれないが、我慢して放っておくという選択肢もないわけではないと言われた。高齢だったり体力がない場合はそうするということだったようだが、もちろん放っておくのでは良くなることはあり得ず、一方、治療しようと思うと手術以外には方法がないということだった。
 わたしとしては「手術だろうな」と漠然と考えながら、それに向けた検査などを受診し、個人的な予定なども勘案しながら11月26日(月)で手術の予約を取ったのである。ところが、そこまで進展したところで担当医が、「煙草は吸わないよね」と軽い調子で聞いてきたのである。わたしが「吸う」と答えると、途端に風向きがおかしくなった。最低でも禁煙して一ヶ月は経過しなければ手術はできないと厳しい口調で言われてしまった。喫煙者の咳や痰が、全身麻酔を行う際にかなり大きなリスクになるのだと説明された。命に関わる緊急手術ならやってしまうが、ヘルニアの手術はそういうものではないから、リスクがあるのにやるわけにはいかないのだと言われた。
 実にもっともな言い分である。この話があったのが10月9日(火)のことで、とりあえず「考えてみます」ということにして、2週間後の10月23日に診察予約を入れて、手術予定のほぼ一ヶ月前になるその日にどうするかを決めることになった。だが、「やってみます」ではなく「考えてみます」だったところに、わたしの消極的な姿勢は如実に表れてしまったと言うべきで、結局この間に禁煙が行われることはなく、23日の診察でわたしは手術のキャンセルを申し出るしかなかったのである。
 始まりというのは、何がきっかけになるかよく判らないものである。この日は診察のあと、わたしは一服する間もなく昭島に映画を見に行ったのだった。始まりは映画「ここは退屈迎えに来て」だったのだ(作品が何だったかは関係ないと思う)。どこからそんな気になったのかはまったくはっきりしないのだが、もしかすると今回の禁煙は、手術をキャンセルしてしまったことから始まっていたと言ってもいいのかもしれない。そして、何日かが経過して、何となく続きそうな気配が出て来たので、一週間後の10月30日(火)、急遽病院に行き、手術予定の復活を願い出たというわけだったのである。

 どの時点だったかは覚えていないのだが、担当医がこんなふうに言ったのが印象に残っている。「禁煙したかどうかは申告してもらうしかないんです。調べる手立てはないのだから、こちらは患者の言うことを信じてやるしかないんですよ」。つまり、自己責任だと判っていれば、嘘をついてもいいということだったのだ。だが、こういうふうに言われてしまうと、気が楽になる反面、嘘をつくことはできなくなってしまうと思った。
 また、担当医はこんなふうにも言っていた。「手術が終わったら、そのあとは吸おうがどうしようが自由なんですよ」。これは強烈だった。この言い方は、ようやく禁煙を始めた初期のわたしに対する、担当医なりの励ましだったのだろうと推測する。だが、それでもこういう言い方ができる担当医は、信頼していい人だと感じたのは確かである。
 つまり、わたしの禁煙は11月26日(月)を境に新しい局面に突入したということなのである。10月23日から11月26日までは、前の記事でいろいろ強がりを書いたりしていたが、結局は手術の条件を作るために「仕方なく」取り組むしかなかった禁煙だったのだ。ところが、それ以降は違う。わたしは自由なのにもかかわらず、わたしの自由意志において禁煙を続けているということなのだ。これは重要なことだと思う。
 このあとどこまで行けるかは判らないが、これだけ続いてしまうと、もう一度元に戻ってしまうのはもったいないという気分になっているのは確かである。たぶん、九分九厘、このまま今年が終わり、このまま来年を迎えるのは間違いないだろうと思っている。こうして書き終えて、以前だったらここでゼッタイ一服だったんだけど、ね。

by krmtdir90 | 2018-12-29 16:36 | 日常、その他 | Comments(2)
Commented by Mh at 2018-12-31 21:24 x
やるなと言われるとやりたくなり、やってもいいよと言われるとやりたくなくなりますね(笑)。
どうかお大事に。
Commented by krmtdir90 at 2019-01-01 20:56
ありがとうございます。案外、へそ曲がりなのが元気の秘訣なのかな、なんてね。
近ごろ鉄道旅から遠ざかってしまったので、暖かくなったらまた行かなくちゃと思っています。でも、煙草のない旅に慣れるのにはもう少し時間がかかりそうです(笑)。
natsu
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