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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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2018年 04月 13日 ( 1 )

映画「15時17分、パリ行き」

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 どうやら列車が舞台の映画らしい、監督のクリント・イーストウッドは最近けっこういい映画を撮っているらしい、といったようなことで観に行ったのだが、これは完全なハズレだった。まあ、そういうこともある。書かなくてもいいのだが、記録ということで一応書いておく。

 クリント・イーストウッドの経歴はひとまず置くとして、前作「ハドソン川の奇跡」が2016年度キネマ旬報ベストテンで外国映画第1位を獲得していたことは知っていた。わたしはずっと映画を離れていたから、彼が監督として注目された頃の作品をまったく観ていないのだが(もちろん「ハドソン川…」も観ていない)、いい機会だから一本ぐらい観ておこうと思ったのが裏目に出てしまった。
 「ハドソン川の奇跡」はアメリカで実際に起こった出来事を映画化したようだが、それが評価されヒットしたので、明らかに2匹目のドジョウを狙ったのが本作だったようだ。ところが、今回の出来事は映画の題材としてはまったく面白いものではなかった。出来事そのものがせいぜい10分もあれば終わってしまうもので、列車内で起こった銃撃事件(無差別テロ)に3人の若者が立ち向かい、犯人(単独犯行)を取り押さえたという、ただそれだけのことなのである。確かに勇気ある行動には違いないが、背景も後日談もふくらませようのない単純なものだったのである。

 映画はこの3人に当事者本人をキャスティングして話題性を持たせようとしたようだが、どうやったところで映画としての面白さはまったく作れていなかったと思う。3人の高校時代からのエピソードを並べていたが、それ自体が少しも面白いものではなく、彼らのキャラクターを際立たせるものにもなっていなかった。彼らは、どう考えても魅力のない(平凡で俗っぽい)若者たちに過ぎなかった。一方で、犯人の男の過去にはまったく触れていないから、犯人は単なる悪者であって、3人は悪を退治した勇敢なアメリカ人という構図にしかなりようがないのである。最初から、3人は無事で悪は逮捕されることが判っているのだから、こんなに面白くないアクションもなかった。
 最後に、3人の勇敢な行動に対して、事件の舞台となったフランスから勲章が贈られたり、アメリカの地元に帰ってからのパレードのシーンなどが付け加えられていたが、そんなことを映されても、最初からこちらは娯楽映画として観ているのだから、テレビのニュースならともかく、映画としてはどうなの?ということにしかならなかった。

 まあ、あんまり書いても仕方がないので、今回はこんなところで。
(ヒューマントラストシネマ渋谷、4月10日)
by krmtdir90 | 2018-04-13 23:59 | 本と映画 | Comments(0)


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