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主なテーマは鉄道旅、高校演劇、本と映画、それから海外旅行、その他少々、といったところ。退職後に始めたブログですが、年を取ったせいか、興味の対象は日々移っているようです。よろしく。
by natsu
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高校演劇サミット2017

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 年末の29日(金)、こまばアゴラ劇場で3校の舞台を観てきた。仙台や甲府で他県の旬な舞台に触れた今年だったので、その締め括りといった気分だった。
 実は三日前の26日(火)、Mさんが新座柳瀬の仕込みとゲネプロに招待してくれて、一連の流れを特別に見せてもらっていたので、それで終わりにしても良かったのだが、せっかくの機会だから木戸銭払ってサミットの全貌も観ておきたいという気分になったのである。

 29日の日程は次のようになっていた。
 14:00 福島県立いわき総合「ありのまままーち」
 15:45 埼玉県立新座柳瀬「Love & Chance!」
 17:30 東京都立駒場「加賀山蝉洋(せみひろ)」

 個人的には、昨年秋の地区大会からずっと応援してきた新座柳瀬の「Love & Chance!」、その文字通りのFINALを見届けたいという気持ちが大きかった。
 行ってみたら、全国のあと部内でもいろいろあったようで、ヒロインのシルヴィア役が新しい1年生に入れ替わっていた。こういうことがあると、どうしてもギクシャクした部分などが残るものだが、実にすんなり芝居の中に溶け込んでいたので感心した。周りの役者がしっかりしているから、新しく入って来た役者を的確に受け止めて生かしてあげていたのだろうと思った。
 もう一つ感心したのは、地区大は小さめの舞台だったが、その後は県大・関東・全国と、どんどん大きな舞台用に芝居を変えて行かざるを得なかったものを、最後に100人以下の最小の舞台に作り直してみせることが、非常に上手くできていたということである。この本は、(もちろん大きな舞台でも通用するが)やはり小さめの舞台の方が魅力的になるのではなかろうか。最後の上演で、一人一人の生き生きとした(無理をしない)表情を近距離から観ることができて楽しかった。ゲネプロの時はさすがに緊張が見えたが、29日の舞台はみんなリラックスして最良のものを出すことができていたように感じた。
 これまで個々の役についてはほとんど書かなかったが、今回は最後だから書いておこう。ドラントとアルルキャンはホントにいいコンビで、ドラントはすっかり人気が出てしまったから、改めて何か言わなくてもいいと思うが、芝居としてはアルルキャンあってのドラントだということは言っておきたい。アルルキャンは今回の舞台が、いままでで最良の出来だったと思う。シルヴィアとリゼットのコンビにも上と同じことが言えて、リゼットあってのシルヴィアというところが、シルヴィア役の交代にあたって上手く作用したように思う。結果的に2人とも1年生になってしまったが、先に抜擢されていたリゼットの成長は目覚ましいものがあり、今回が一番伸び伸びやっていて気持ち良かった。シルヴィアは勝ち気の表現がいま一歩だが、表情も豊かで、初舞台としては(ギリギリではなく)十分合格点だと思った。
 わたしは実は、この芝居の中ではずっとオルゴン伯爵の大ファンで、この存在があるから主役4人が安心して弾けられるのだと思っている。安定感抜群のオルゴンがいて初めて、ストーリーがスピード感を持って転がせるのだと思う。女中の2人、ルイーズとノエラは、近距離からの観客の視線に耐えられる表情を身につけていた。こういうところがしっかりすると、ストーリー展開がより楽しくなってくる。マリオは役者としては不器用な男だと思うが、表現の難しいキャラクターをしっかり出せるようになっていたと思う。みんな、よくここまで来たなと感慨深かった。

 いわき総合と都立駒場の舞台は、それぞれ面白く観ることはできたが、個人的にはそれほど好きになれる芝居ではなかった。芝居の作りとしては案外ありふれていて、よくやっていることは判ったが、細かいところで物足りないところも多かった。両校ともいっぺんに大人数を舞台に上げ、エチュード風のエピソードをつないでいく「演劇部もの」という点が共通していた。たまたまだったのか意図的な選考だったのかは知らないが、生徒創作の「演劇部もの」ということで、何となく引いてしまう感じもあったように思う。いろんなことをやってはいたが、結局のところ最後は内向きに閉じてしまっているのではないかと感じてしまった。
 ちょっと厳しい言い方になってしまったが、もちろん両校の舞台は、(様々な面で対照的だが)それぞれが繰り出してくるアイディアの多彩さが非常に楽しかったと思う。
 都立駒場の役者のこれでもかというデフォルメは驚いたし、この年代の内面にある負の感情(恥ずかしい側面)を容赦なく照射してみせたところなど非常に興味深かった。だが、見せ方をどうするかというところに少々傾斜し過ぎた感があって、中盤までに提起したことがやや中途半端のまま終わっていたような気がした。殺し合い(全否定)までやってしまったあとで、最後は一種の和解になっていたと思うが、その芽がどこにあったのかがわたしにはよく判らなかったので、とりあえずこれまでのことを棚上げしただけの諦めのようにも見えてしまった。
 いわき総合は開演前からのリラックスした明るい雰囲気が印象的だった。後半に3.11を出してきたが、前半の様々なエチュードがそれとは切れているのがどうだったか。日常の「ありのまま」はそんなものなのかもしれないが、一つの舞台として考えると、後半が食い足りない印象になってしまったような気がした。父親の声が思い出せないというのは凄いリアリティだが、その不在をみんなが存在に変えていくところなど、判るのだけれど芝居の表現としてはもう一つ不満が残った。そのシーンが終わると、みんなの表情がスッと次に切り替わっていくところなどは、妙な違和感があって納得できなかった。このあたり、このやり方の限界だったような気がした。

 もう一度新座柳瀬に戻るが、今回こまばアゴラに持って来るにあたって、Mさんは劇場側に多くの部分をお任せするかたちを採ったようだ。その結果、照明・音響といったところで、いかにも小劇場といった感じの様々なテクニックが付加されることになった。まったく好みの問題なのだが、この味付けがわたしは好きになれなかった。
 新座柳瀬の舞台というのは、演技で笑いを取ることは考えていても、受け狙いのあざといテクニックは注意深く排除されていて、それがコメディとしての品の良さになっていたと思う。だが、今回の照明・音響はちょっと前に出過ぎて、その美点を崩してしまっていたのではないかと感じた。マリオにライトを集中させたりする一方で、ドアの両サイド、舞台奥でけっこう重要なセリフを言うところなどが、照明で拾い切れていなかったことなどは不満が残った。
 しかし、いまの時代、都内の名のある小劇場でこうした催しが毎年開かれているというのは素晴らしいことである。特に柳瀬の諸君とMさんにとっては、この狭い空間で「Love & Chance!」を上演できたことは、なかなか得がたい経験になったのではなかろうか。サミットのスタッフの皆さん、楽しい時間をありがとうございます。これからもたくさんの学校がこうした経験を積めるよう頑張ってください。
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 (本文一部修正/2018.1.2)
by krmtdir90 | 2017-12-31 13:45 | 高校演劇、その他の演劇 | Comments(0)

メコンの船旅②カイベー(2017.12.15)

12月15日

 午前6時頃から外にモーター音が聞こえ始めた。メコン・プレステージ号は停泊中だが、周囲には小舟の往来が激しくなっているようだ。
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 この日は6時45分から2階レストランで朝食。食後の一服をしに3階サンデッキに行ったら、われわれが上陸するのに使う連絡ボートが近付いてくるところだった。
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 こちらは両岸を結んで運行されている、バイクなどを乗せた小型フェリー(これはキャビンから撮影)。
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 こういうフェリーはけっこう見かけた。メコン川は大河だから、橋はめったにないのだ。
 これは川面を流れていくホテイアオイのアップ。
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 夜の間は雲が広がったようだが、日の出とともに雲は取れていき、昼間は30度超えの暑い一日になった。
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 8時15分、2階受付前に集合し、23人ずつのグループに分かれて午前の見学に出発した。連絡ボートは両舷に2艘用意されていて、それぞれに添乗員と現地ガイドが付くようになっていた。ボート乗船時には救命胴衣を着用させられた。
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 向かうのはカイベーという町で、停泊地点から少し行ったところで、ボートは狭い(とは言っても小型の船は自由に航行できる)支流に入って行った。
 この橋の下をくぐって行く。
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 岸には、川の中に張り出した貧しい家屋が密集している。
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 この先には水上マーケットがあり、その中を抜けて行く。
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 マーケットが賑わうのは午前6~7時頃ということで、いまはもう静かなものだが、個々のお店に当たる船がずっと並んでいる。
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 調べてみると、ここは卸売り主体のマーケットのようで、船の後部に立てられた棒の先に、その船が売っている品物を括りつけるのだという。
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 卸売りだから朝が早いわけで、この時間(10時半過ぎ)はもう商売を終了して一休みという感じのようだ。
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 これはマーケットの船ではなく、仕入れたココナッツの実を運んでいく船のようだ。
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 これは小型フェリー(と言うより、渡し船と言った方がぴったりかもしれない)。
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 川に張り出した高床式家屋。
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 これらの住居には住所がなく、土地の買えない貧困層がこうしたかたちで家を作っているらしい。
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 川岸に高い塔を持った美しい教会が見えている。
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 この教会は、水上マーケットを抜けてくる時、正面にかなり遠くから見えていた。そういうふうに建てられたということだろう。ここで上陸して、この教会を見学するらしい。
 上陸地点(これは別のツアーのボートである)。
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 道を隔てて、すぐ向かいに入口があった。
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 先に上陸したもう一つのグループが教会内を見ている間、われわれは外でガイドの説明を聞いた。例によってあまり聞いていないのではっきりしないのだが、インドシナがフランスの植民地だった時代に建てられたもので、ゴシック様式のカトリック教会ということだった。
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 右手にはこんなスペースが作られていた。
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 左手の方で休憩中?の現地の人たち。
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 花の名前を聞いたと思うが、メモしていないから忘れてしまった。
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 さて、教会の内部である。
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 こぢんまりしているが、非常に心安らぐ空間になっていると思った。
 しかし、周囲の町並みとはまったく異質のこうした教会が残っていることに不思議な気もした。
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 このあと再びボートに乗って、(教会に向かって右手の方へ)少し行ったところでもう一度上陸した。密集した高床式家屋は疎らになっていて、岸の土手のようなところに細い道が通っていた。
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 このあたりから、あまり写真を撮っていないので、あるもので説明するしかないのだが、この写真よりもっと両側に家屋が並んでいた。人影もあり、バイクなども通行する道だった。
 この道沿いで、3つの製造直売のお店を訪ねた。どのお店も素朴なもので、ささやかだがお茶やお菓子の接待があり、トイレを借りることもできた。
 最初に行ったのが蜂蜜やローヤルゼリーのお店。蜜をたっぷり含んだ巣を見せられたあと、説明や売り込みのシーン(決して押しつけがましいものではなかった)があったのだが、写真には撮っていない。出掛けに一枚だけ、こんな感じのお店だった。
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 次のお店に行く途中で。
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 道端のバナナの木。
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 一羽ずつ籠の中で飼われている闘鶏。
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 2番目に行ったのはココナッツキャンディのお店。ココナッツの実を割るところから実演してくれたのだが、ぶれてしまっていて載せられない。素材を鍋で火にかけドロドロにしたり、固めたりする工程もあるのだが、写真はない。で、これは成形されたものを切り分ける最後の工程。
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 向こう側で、一個一個を薄いライスペーパーで包んでいる。
 ライスペーパーを作るところも見せてくれた。これは乾燥させるために竹製の網の上に広げているところ。
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 製品になったものを売っている。
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 すべてが素朴な手作業で作られているのだ。妻はあちこちに配ると言って、大量に買い込んでいた(幾らだったのかは知らない。ベトナムの通貨はドンだが、基本的にどこでも米ドルが使えるので、両替する必要はまったくなかった)。
 出掛けに、われわれが去った後の内部の様子。
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 お店の前の道。
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 向かいの小さなお店は一応CAFEのようだ。

 最後に行ったのはポップライスを製造しているお店。ポップライスというのは、要するにポップコーンのコーンをライスにして作ったものである。ここは製造工程を一応撮ってきたので、並べてみる。
 ①火力調節。左の大きな鉄鍋の中には黒い砂が入っている。十分熱くなったところで、右側のボウルに入った籾殻付きのお米をこの中に投入する。
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 ②ポップ。棒でかき回してやると、跳ねながらお米がポップコーンのように膨らんでいく。
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 ③籾殻除去。出来上がったものを篩(ふるい)にかけ、余計な籾殻を取り除く。
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 ④味付け。もう一度火にかけ、飴状のものを絡ませて味付けする。
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 ⑤成形。平らに延ばして成形する。
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 ⑥商品化。長方形にカットして袋詰めすれば出来上がり。
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 日本の「おこし」に似たお菓子になるようだ。

 さて、このあとは元の道を戻るのではなく、お店のすぐ近くまで回送されて来たボートに再び乗船。川沿いだとこういうことができるから便利だ。
 これから午前中最後の見学場所に向かう。ボートは一旦、先ほどの教会のところまで戻り、そこから今度は反対側の左手の水路の方に入って行った。
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 この先にある、フレンチコロニアル様式の大富豪の家リエム邸というのを見学するという。簡易な船着き場の階段を上がると門があり、
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 入ると、瀟洒なクリーム色の建物が建っていた。
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 この建物は、昭和女子大学国際文化研究所というところの協力で推進された、ベトナム伝統集落プロジェクトの一環で修復復元が行われたもので、中にはちょうどこちらに滞在中だという研究所員が待っていて、いろいろ説明してくれた。
 正面が祭壇のようになっていて、
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 周囲には椅子などが置かれて、一族が集まった時の応接間のような役割をしていた建物らしい。
 この建物自体は小さなものだが、抜けて行くとその先の敷地は非常に広く、庭園とともに様々な建物が散在していた。そのうちの一つ、全体が吹き抜けになった大きな建物の下に、この日の昼食用のテーブルなどがセットされていた。全景などの写真がないのだが、ここで次々に豪華なベトナム料理が供される盛大な宴となった。
 民族音楽の演奏などもあった。
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 後ろに並んだ若い男性2人(1人が説明している)が研究所の所員さんである。
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 宴のあと(建物の感じが判ってもらえると思う)。
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 何か美味しいものが貰えるのではと寄って来た犬(飼われているものだろう)。
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 楽しい昼食を終えて、再びボートに乗って帰路につく。研究員の2人が手を振って見送ってくれた。
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 来た道(川)を戻って行く。
 こちらでは、このくらいの大きさの船はみんな舳先を赤く塗り、両眼を描いているのが特徴になっている。
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 午後1時前、メコン・プレステージ号に戻った。
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 写真の枚数が増えているので、一旦ここで中断。この日はまだ午後の予定があるので、続く。
by krmtdir90 | 2017-12-28 17:35 | 海外の旅 | Comments(0)

メコンの船旅①ホーチミン、メコン・プレステージ号(2017.12.13~14)

 旅行記、スタートします。年末年始の掲載なので、途中けっこう飛び飛びになると思います。了解してください。

12月13日(水)

 成田集合が7時50分だったので、家を出たのは5時前だった。気温はたぶん0度を下回っていただろう。神田・日暮里を経由して、京成スカイライナーで空港に向かう。朝早い集合の時は、電車が遅れたらどうしようといつも思うのだけれど、いまのところそういう事態になったことはない。前泊というのも何だか大袈裟だしね。

 飛行機の発着時刻というのはいい加減なものだから、すべて予定時刻で記載することにする。往路は、成田発9:30ベトナム航空VN301便ホーチミン行きである。窓際の席だったのだが、ちょうど翼の真ん中あたりで、視界が大きく遮られてあまり写真を撮る気になれなかった。
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 所要時間6時間35分というのは、エコノミーとしては限界だなと思った。時差はマイナス2時間なので、機内で時計の針を2時間戻した。で、現地時間で14:05、ホーチミン市のタンソンニャット国際空港に着陸。
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 外の気温はやはり30度ぐらいだったろうか。曇り空である。
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 バスで市内を少し回りながらホテルに向かう。うーん、ベトナムだ。
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 途中で立ち寄った統一会堂(旧大統領官邸)。
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 南ベトナム政権時代は独立宮殿と呼ばれ、政治の中枢となった建物である。1975年4月30日、解放軍の戦車がここに無血入城を果たし、ベトナム戦争が終結したのだという。中も公開されているようだが、われわれは外から眺めただけ。
 次はサイゴン大教会(聖母マリア教会)。
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 ここでは下車はせず、バスは周囲をぐるりと一周してくれた。このあたりで雨が少しぱらついたが、すぐに上がった。

 ホテルに着いたのは16時ぐらいだったか。21階建てのルネッサンス・リバーサイド・ホテル・サイゴンというホテルで、われわれの部屋は12階だった。
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 見えている川はサイゴン川というらしい。
 サイゴンは南北統一とともにホーチミンと名前を変え、首都はハノイに移ってしまったが、依然としてベトナム最大の都市であることに変わりはなく、町の作りもこちらの方が何となく近代化されて発展しているような感じがした。
 喫煙場所は例によって正面玄関の外で、前の道路を爆音?を響かせてバイクが絶え間なく走っているので、見ていると目が回りそうだった。
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 夕食は外のレストランで食べたが、
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 ベトナム料理の甘ったるい味付けが強調されているようで、わたしはあまり美味しいとは思わなかった。食後、希望者は添乗員がショッピングなどに案内していたようだが、われわれは行かなかった。
 サイゴン川夜景。
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12月14日(木)

 ホテルの朝食はブッフェ形式だったが、目の前で作ってくれるフォーが大変美味しかった(今回の旅行で一番美味しかったのがこれだったかもしれない)。
 天気は雲は多いものの晴れ。暑くなりそうだ。
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 この日は、バスでメコンデルタの町ミトーに向かう。途中、ホーチミン市内で2カ所ほど立ち寄り先があるという。で、最初に行ったのが漆塗りの小さな工房。
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 漆器というのはベトナムの隠れた名産品らしく、アヒルの卵の殻を使って手作業で模様を入れていく行程を見学した。
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 このあとは買い物タイムとなったが、トイレ休憩という意味もあったようだ。

 次に、ホーチミン在住の中国人の大半が暮らすというチョロン地区の市場に寄った。ここは凄かった。
 バスはバイクと人がひしめく狭い通りに入って行って止まった。
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 駐車スペースなどはないから、バスはわれわれを降ろすと行ってしまった。ガイドの先導で歩き始めるが、とにかくすごい混雑である。
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 奥に見えている建物がビンタイ市場と言うようだが、現在は改修工事中なので、
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 もう少し近くまで行ってから、
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 戻って、建物の脇にある狭い市場通りを歩いた。
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 バイクや人が少し途切れたところで撮っているのだが、ここに2トンくらいのトラックが入って来て、瞬く間に大渋滞を引き起こしたりした。
 とにかくいろんなものを売る店が並んでいて、
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 何だかよく判らないものを売っている店もあった。
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 これは干し椎茸だろう(他のキノコも混じっているか)。
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 日本から送られて来たWASABIの段ボールが置いてあった。
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 簡単な食事ができるところもあった。
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 とにかく人とバイクにぶつかりそうで、おちおち写真も撮っていられない。すごい喧噪と熱気に圧倒された。こういうところで生きていくというのは、われわれにはちょっと信じ難い気がした。
 見学を終えて、少し離れた通りでバスがやって来るのを待った。間口が狭く縦に細長いベトナム特有の建物。
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 ホーチミンからミトーまでは国道1号線で南西に1時間あまり、車窓には水田などが広がっていた。
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 いまは12月中旬だが、こちらの稲作は季節に関係なく二期作・三期作が普通だから、いろんな状態の田んぼが見えるのだった。ホーチミンやミトーは北緯10度あまりの熱帯なのである。

 午後1時過ぎ、バスはミトーの町に入った。
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 そのまま船着き場に直行し、すぐに乗船となった。
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 船の外観は、これからいくらでも撮る機会があるだろうと思い撮らなかった。
 2階受付カウンターの前でカードキーを受け取り、まず部屋(キャビン)の状態を確認。
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 アッパーデッキ(2階)の212号室。非常にゆったりした作りで、くつろげそうな感じだ。
 そのあと、1時半過ぎから2階レストランで遅い昼食になった。

 この船はメコン・プレステージ号といい、今回のツアーでは2グループ46人(+添乗員2人)の貸切となっている。ここからメコン川を遡り、カンボジアのアンコール遺跡を目指す7泊8日の船旅である。
 これは3階のサンデッキ。
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 手前が結構広いラウンジバーになっていて、そこを出たところが喫煙場所に指定されていた(今回の旅では喫煙者はわたし一人だったので、なんか白い目で見られているようで少し寂しかった)。
 メコン川にはたくさんの水草が流れていた。
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 これはホテイアオイで、このあといたるところで見かけた(上流に行くに従って少なくなった)。こちらの田舎では食用にすることもあるらしい。
 これが船着き場。
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 これがバスの入って来た道路。
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 両側に倉庫や工場などが並んでいる。

 船内放送があって(貸切だから、もちろん日本語で)、午後3時半ごろ、船はゆっくり岸壁を離れた。
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 乗船する時は気がつかなかったのだが、われわれの船と同型のメコン・プレステージ2号というのが並んで停泊していた。
 いよいよメコンの船旅の始まりである。
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 早速、4時頃から避難訓練が行われた。キャビンに待機して、非常ベルが鳴ったら救命胴衣を着けてサンデッキに集合というかたちだった。その後、ラウンジバーで簡単な説明。
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 7時頃、サンデッキで煙草を吸いながら。
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 たくさんの船が往来している。気が付くと、すぐ横をメコン・プレステージ2号が並走していた。
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 添乗員によると、こちらには欧米人のツアー客が乗り、このあとわれわれの行程とほぼ同じかたちで航行していくのだという(もちろん見学などで一緒になることはなかったが、停泊地ではいつも近くにいる感じだった)。
 次の3枚はキャビンからの眺め。
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 7時15分からラウンジバーで、ウェルカムカクテルとともに船の主要スタッフの紹介が行われた。
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 引き続き、7時半からレストランで夕食。この航海では、食事の際のビールやワインはドリンクフリーになっていたのが嬉しかった。
 9時からは再びラウンジバーで、ベトナム伝統音楽の演奏が行われた。
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 船は船着き場に停泊するのではなく、川の真ん中に錨を降ろして夜を明かすようだ。

by krmtdir90 | 2017-12-27 18:42 | 海外の旅 | Comments(0)

旅から帰って

 22日の朝、成田に帰って来たのですが、帰宅後、近所のスーパーに買い出しに行ったあたりから急に寒気がしてきて、午後になるとそれがどんどん酷くなる感じで、暖房をガンガン効かせてそのまま寝てしまいました。23日の11時半頃まで、汗をたくさんかいて熟睡したらようやく落ち着いたのですが、そんなわけで、この日も終日ぼんやり過ごすことになってしまいました。
 こんなことは初めてだったので驚きましたが、インフルエンザとか風邪とかではなかったようなので一安心しました。最終日がかなりの強行軍だったのと、今回は飛行機がエコノミーだったのでまったく眠れず、さらに急激な温度変化(暑いところから寒いところへ)に対応できなかったための体調悪化だったようです。年齢とともに、疲労の蓄積や環境変化に対する身体の適応能力というのは確実に低下していることを思い知らされました(妻は何ともなかったようなので、ちょっと悔しい気分です)。
 今朝(24日)はすっかり元に戻ったようなので、これから撮ってきた写真のパソコンへの取り込みを始めようと思っていますが、もはや完全な歳末ということで、年内にやらなければならないこともたくさんあるし、旅行記の掲載は年をまたいでということになりそうです。とても盛り沢山で面白い旅だったので、記憶が薄れないうちに早くやりたいと思うのですが、なかなかそういうわけにもいかないところが辛いところです。以上、とりあえずのご報告でした。
by krmtdir90 | 2017-12-24 10:28 | 海外の旅 | Comments(0)

コンポンチュナン

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コンポンチュナンという町の近くに停泊中です。このあと航行を始めるとWi-Fiはダメになるみたいなので、これが旅行中最後の更新になると思います。では、22日に帰ります。
by krmtdir90 | 2017-12-20 15:38 | 海外の旅 | Comments(0)

トンレサップ川

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プノンペンを出て、船はメコン川からトンレサップ川に入りました。上流に向かって航行中です。
今回のツアーでは喫煙者はわたし一人しかいないので、ちょっと寂しい思いをしています。外は風が冷たいので、半袖だと寒い感じです。

by krmtdir90 | 2017-12-19 11:08 | 海外の旅 | Comments(0)

国境

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ベトナムとカンボジアの国境です。見えている白い建物が管理?事務所のようです。さっき迎えのボートが来て、添乗員が手続きに行ったところです。3~4時間かかるという話でした。
by krmtdir90 | 2017-12-16 15:30 | 海外の旅 | Comments(0)

メコンの夕陽

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14日に撮ったメコン川の夕陽です。今回はメコン川を船で遡上する旅で、今日の午後、国境を越えてカンボジアに入る予定です。連日30度を超えています。Wi-Fiはけっこう使えるみたいです。
by krmtdir90 | 2017-12-16 09:43 | 海外の旅 | Comments(0)

ホーチミンの朝

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ホテルの前で朝の一服です。通りにはバイクがすごいです。見ていると目が回りそうです。

by krmtdir90 | 2017-12-14 09:59 | 海外の旅 | Comments(0)

旅に出ます

寒い日本を抜け出して、ちょっと暖かい方面に行ってきます。暖かいというか、気温は毎日30度くらいになるみたいなんですけどね。今夜はベトナムのホーチミンです。
いまはスカイライナーで成田に向かっています。22日に帰ります。では行ってきます。

by krmtdir90 | 2017-12-13 07:04 | 海外の旅 | Comments(0)


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