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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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北への旅⑤函館本線で札幌へ・1(2013.12.11)

 *読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。

 昨夜は一晩中風雨が激しかった。密閉されたホテルの部屋でも、音が耳に付いた。しかし、出発する頃になると雨もほとんど止み、風も大体治まっていた。予報より早めの回復が期待できそうである。

 現在、函館・札幌間を走る特急列車は、すべて長万部・洞爺・東室蘭・苫小牧といった海沿い(内浦湾・太平洋)のルートを走っていて、これが道南・道央を結ぶメインルートになっている。
 このルートは、函館→長万部が函館本線、長万部→苫小牧→沼ノ端が室蘭本線、沼ノ端→南千歳→白石(しろいし)が千歳線、そして白石→札幌が再び函館本線になるのである。

 1905(明治38)年に北海道の大動脈として開通した函館本線は、函館を出た後、長万部から「山線」となって、倶知安を経て小樽に抜け、再び海沿い(今度は日本海)を走って札幌、さらに白石を経て岩見沢・滝川などを経由して旭川に至っていたのである。
 新幹線が札幌に到達するのはまだずっと先の話だが、その時にこの「山線」のルートは新幹線に置き換えられ、廃止されるだろうと言われている。
 きょうはこの函館本線を普通列車で辿り、できるだけ駅の写真を撮りながら札幌まで行きたいと考えている。

 函館駅1番線ホームに、8:17発の長万部行きが入線している。2輌並んでいるが、これはすでに切り離されていて、向こう側の1輌だけが運用されるようだ。
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 サボ(行先標)の「大沼公園経由」というのは、函館本線の大沼・森間が通称「駒ヶ岳回り」と「砂原(さはら)回り」の2ルートがあって、この列車は「駒ヶ岳回り」であることを表している。

 大好きなキハ40形であるが、車内をきちんと写した写真はなかったような気がする。まだ空いているから、ちょっと写しておくことにする。
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 新幹線開業時に新函館駅となることが決まっている、現在の渡島大野(おしまおおの)駅。工事が進められていて、駅もホームも仮設のものになってしまったようだ。
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 仁山(にやま)駅を過ぎて、晴れていれば小沼越しに駒ヶ岳が望める絶景ポイントだが、まだ天気は回復していない。
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 大沼(おおぬま)駅。
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 ここから先、通過した東山(ひがしやま)駅を除いて、長万部までのすべての駅を撮影することが出来た。つまり、単行でも車内は結構空いていたということである。
 大沼公園(おおぬまこうえん)駅。ただし、この駅だけは下車しないと全景を写すことは困難である。いつ通っても下車する人のいる駅で、名駅舎だと言うし、大沼公園は観光バスで来たことがあるのだが、一度下車してみる必要がありそうだ。
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 大沼。まだ日射しはないが、雲の切れ間から僅かに青空が覗いている。
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 赤井川(あかいがわ)駅。秘境駅ランキング116位。天気はどんどん回復してきている。
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 車窓の駒ヶ岳。これだけ見えれば文句はない。
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 駒ヶ岳(こまがたけ)駅。交換待ち停車なので、時計を見ながら跨線橋を渡り、外に出てきた。単線区間はこれがあるから楽しい。
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 次の東山駅はランキング25位の秘境駅なのだが、この列車に限って通過してしまう。残念。
 そして、姫川(ひめかわ)駅。秘境駅ランキング44位。
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 9:43、森(もり)駅に到着。31分停車。この間に「砂原回り」の普通列車と接続する。
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 この駅は、跨線橋の上が絶景ポイントである。相変わらず雲は多いが、駒ヶ岳の姿がしっかり見えている。
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 また、この駅はホームが極端に長い。隣の島式ホームの方に降りて、かなり歩いて来たがまだまだ先がある。もういいやという感じで駒ヶ岳を撮影。それにしても、一体何メートルあるのだろうか。
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 森・長万部間は、相変わらず非電化ながら、一部を除いて複線になる。間に一本線路があると、駅舎の撮影には好都合なのである。
 桂川(かつらがわ)駅。低いところに待合室があるらしいが、よく判らない。
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 石谷(いしや)駅。向こうに海が見えている。雰囲気のある駅舎だ。
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 本石倉(ほんいしくら)駅。
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 石倉(いしくら)駅。
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 落部(おとしべ)駅。
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 野田生(のだおい)駅。
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 山越(やまこし)駅。ここは江戸時代、日本最北の関所が置かれたところで、ここより先が蝦夷地だったらしい。駅舎は関所をイメージしたもののようだ。
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 八雲(やくも)駅。新幹線札幌延伸時には、ここに新駅が置かれる計画になっている。
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 鷲の巣(わしのす)駅。秘境駅ランキング37位。
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 山崎(やまさき)駅。
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 海沿いを行く。内浦湾(噴火湾)である。ずいぶん青空が広がり、波も穏やかである。
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 黒岩(くろいわ)駅。地元の人が下車していく。列車は基本的に空いているのだが、地元のお客の利用もそれなりにあるようだ。
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 北豊津(きたとよつ)駅。秘境駅ランキング22位。
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 国縫(くんぬい)駅。しっかりした駅舎が残っている。
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 中ノ沢(なかのさわ)駅。廃貨車(車掌車)利用の駅舎である。
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 11:31、終点・長万部(おしゃまんべ)駅に到着。乗り換え時間は39分。
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# by krmtdir90 | 2013-12-16 23:30 | 鉄道の旅 | Comments(4)

シェイクスピアシアター「リア王」

 きょうは午後から、六本木の俳優座劇場に、シェイクスピアシアターの「リア王」を観に行ってきた。最近「リア王」づいている感じだが、これは所沢高校時代の卒業生が出演していたのである。

 所演が清水邦夫をやっていた時代だから、もうずいぶん昔の話になる。わたしが顧問として初めて関東大会(船橋)に行った時、「救いの猫ロリータはいま…」で彼女は1年生ながら巻子を演じた。翌年の「明日そこに花を挿そうよ」ではお米を、3年生の「あの、愛の一群たち」ではふねを演じて、所演の一つの時代を築いたヒロインだった。セカンドネームは「くっぱ」。
 これまで公演通知をもらうたびに、何と言えばいいのだろう、道を誤らせてしまったのではないかという責任のようなものを感じて、何となく足が向かなかったのである。いつかキリをつけるだろうという思いもあった。だが、いつまで経ってもキリはつかなかった。

 あれから何年が経ったのだろう。もう観に行ってあげなければいけないと思ったのである。ここまで来たら、よくがんばったと言ってあげる以外ないではないか。

 この「リア王」は、シェイクスピアシアターがやっている「女性たちのシェイクスピア・第3弾」ということで、全員女性キャストが演じる「リア王」だった。「くっぱ」が演じたのはグロスター伯爵。難しい役だったと思う。
 高校時代から萌芽はあったと思うが、押さえ加減のセリフの安定感は抜群で、集団の中で出過ぎないが存在感を示すバランス感覚も、とても良かったと思った。あの頃の姿が甦ってきて困った。卒業して、いろんな経験をしてきた結果がいまの姿だろうに、元教員は結局「あの頃の姿」になってしまう。全く困ったものである。

 突然だが、「くっぱ」にはいい演出家に出会って欲しいと願わずにはいられなかった。役者「くっぱ」はこんなものではないと思ったのも事実なのである。
 率直に言って、「リア王」を全員女性で演じる理由が見えなかった。リアを女性キャストが演じるのは、どう考えても無理がある。無理を無理でなくする、どういうコンセプトがあるのか、最後まで判らなかった。
 「くっぱ」の責任ではない。芝居としての統一感がなく、展開のキレと言うか、展開の一貫性が作れていないと思った。演出の責任である。

 それにしても、あの所演の時代、向こう見ずにもほどがある、みんなよくあんな台本に挑戦していたなと、今更ながらその無謀さが懐かしく思い出されたことだった。
 くっぱ、これからもガンバレ。これからは、できるだけ観に行くようにするよ。
# by krmtdir90 | 2013-12-15 21:55 | 高校演劇、その他の演劇 | Comments(0)

北への旅④江差線往復・2(2013.12.10)

 *読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。

 江差発・函館行きの列車は、14:13に木古内駅に着いた。しかし、ここの発車は15:10である。1時間近い停車時間は何のためなのか、とりあえず、乗客はみんな列車を降りる。
 そして1時間後に戻ってきたら、例のテツの人たちはきれいにいなくなっていた。みんな、また特急に乗り換えてどこかに行ってしまったようなのだ。江差線お別れ乗車は、どうやらこういうふうにやるのが合理的ということなのかもしれない。 

 とにかく、わたしはここで外に出て、遅い昼食にしようと思っている。
 その前に、木古内駅。
 構内の跨線橋を上がると改札がある。改札を出ると、小さな待合室とキヨスクも健在。
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 「ありがとう江差線」というパネルがあって、昔の木造駅舎の写真が載っているが、結局これらの駅舎は一つも残らなかったようだ。
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 さらにドアを出ると、駅の両側を結ぶ連絡通路になっている。
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 この正面に行って階段を下りると、いまはさらに、建設中の新幹線の高架下を延々歩いて反対側の出口に通じているようだ。
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 通路を手前に歩くと、新幹線に対する期待がこもったこんな掲示があって、階段を下りると駅舎正面ということになる。
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 駅舎の背後に、建設中の新幹線・木古内駅が周囲を圧していて、何とも言えない風景である。
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 駅正面を行くと、国道228号を渡って、その向こうに海があるようだった。
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 駅を出たところはがらんとしていて、ちょっと離れて喫茶店が一軒、ぽつんとあるのが見えた。
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 ここでエビピラフを食べたのだが、まだ建てたばかりの店のようで、聞いてみると、駅前道路を拡張するために数メートル移転することになったのだという。前の店がどんなものだったのかは知らないが、メニューにはラーメンや蕎麦などもあって、しかし店の内装は白い壁の洒落た喫茶店なので、そういうものを頼む感じにはなれなかった。

 一人で店をやっているらしい女性に、「これからずいぶん変わるんだろうね」と言ったら、「どうなんでしょう?」と、結構シビアな見通しを語ってくれた。
 観光客はここで新幹線を降りて、そのまま観光バスで江差や松前に行ってしまうことになるのだろう。函館方面へ行く乗客が、新函館(現・渡島大野)まで行ってから函館に戻ることを選ぶか、それより(乗車距離としては短くなるから、恐らく安くなる)木古内で下車して向かうことを選ぶのか、いまのところどちらとも言えないが、いずれにしても、新幹線・木古内駅の外に出て、この店に立ち寄る観光客がそれほどあるようにも思えないのだった。

 さて、テツの姿がほとんど消えて、ぐっと空いてしまった函館行き。15:10に木古内駅を発車。
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 廃貨車利用の釜谷(かまや)駅。車掌車ではなく、文字通りの廃貨車利用のようだ。
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 茂辺地(もへじ)駅。函館発・木古内行きのキハ40が停車している。
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 このあと、写真はないが、清川口(きよかわぐち)駅で高校生がどっと乗って来た。木古内駅で1時間待っていたのはこのためだったのだ。一輌の車内は、一気に一杯になってしまった。帰って調べてみると、近くに上磯高校というのがあった。たぶんそこの生徒だ。

 函館が近付いて、七重浜(ななえはま)駅でさらに高校生らしき一団が乗車。近くには函館水産高校。
 しかし、彼らの多くは五稜郭駅で下車してしまい、全体としては落ち着きを取り戻して、16:21、函館駅着。
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 パラパラと降ってはいるが、やはりまだ傘はいらない函館駅夜景。一日、よく天気がもってくれたと思う。
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# by krmtdir90 | 2013-12-14 23:14 | 鉄道の旅 | Comments(0)

北への旅③江差線往復・1(2013.12.10)

 *読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。

 江差線は函館本線・五稜郭駅を起点として、江差駅までの79.9キロを言うが、すべての列車は函館駅を発着している。五稜郭・江差間は全線が単線で、五稜郭・木古内間は電化されているが、木古内・江差間は非電化である。
 青函トンネルが開通して以来、函館・木古内間というのはそのまま海峡線・津軽線へと繋がり、北海道と本州を結ぶ重要なルートになった。数年後に新幹線が海峡線を走ることになっても、貨物輸送等のことを考えれば、このルートの重要性は変わらないものと思われる。
 一方で、木古内・江差間の必要性はずっと以前から失われてしまっており、とうとう来年の5月11日を最後に廃止されることが決まったのである。

 それ以来、JR北海道は「ありがとう江差線」なるキャンペーンを始め、いろいろな記念きっぷを発売したりして集客に努めている。何だかなあという感じだが、なくなってしまうのならば、やはりもう一度乗っておきたいと思ってしまうのである。
 江差線は去年の夏に一度乗りに来ているのだが、その時は江差で降りた後、江差の町をあちこち歩き回って、帰りはバスで函館に戻ったのだった(あの時の写真、整理しないと…)。今回は町ではなく江差線そのものが目的だから、往きも帰りもちゃんと乗ってこようと思った。

 昼間、明るい時間に函館・江差間を往復しようとすると、列車は自然に決まってしまう。函館10:27発、江差12:55着。江差13:07発、函館16:21着である。江差の滞在時間は10分ちょっと、往きの列車がそのまま引き返すことになる。

 というわけで、函館駅4番線ホーム。大好きなキハ40形の単行である。発車までまだ30分以上あるのに、すでに列車は入線していて、乗車も出来るようだった。車内は暖房が効いて暖かい。
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 天気は良くない。昨夜から天気予報をチェックし続けているが、どうも一日降ったり止んだりという感じで、しかも夕方からは発達中の低気圧の通過で大荒れになるということだった。天気ばかりは仕方がないが、いまのところは暗いだけで本降りになる気配はないようだった。

 五稜郭駅から分岐した後、しばらくは函館から続く町並みを縫って行く。
 東久根別(ひがしくねべつ)駅。まだ町並みも途切れないのに、思いがけず廃貨車のダルマ駅舎である。
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 やがて家並みも途絶えがちとなり、海沿いに木古内を目指して行く。函館湾の向こうに函館山が見えている。
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 渡島当別(おしまとうべつ)駅で交換待ち停車。細かい雨が降っている。行き違ったのは、緑の車体のスーパー白鳥だった。
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 泉沢(いずみさわ)駅。業務委託を受けているのだろうか、駅員ではなさそうなお年寄りが、駅員のような感じで立っていた。
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 11:31、木古内駅着。17分停車。実は、帰りの方はもっとずっと長い停車時間があるので、その時ゆっくり見て回ろうと思っている。しかし、ここはいま、2年後の新幹線開業に向けて、工事が急ピッチで続けられている。
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 11:43、向かいのホームに青森発・函館行きのスーパー白鳥11号がやってきて、乗り換え客を降ろして発車して行った。これは、昨日わたしが乗っていた列車である。
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 函館からここまで、テツの姿がほとんど見えないなと思っていたが、いまの乗り継ぎで一気に乗って来た。しかし、ロングシートを始めまだ空席がかなりあったから、わたしのボックスに来る人はいなかった。よし、ツイてるぞ。

 11:48、木古内駅発。ここから先が廃止になる路線である。
 一応全部の駅を撮影したが、駅の位置が左右にばらけているので、往きに撮った駅と帰りに撮った駅が混在している。ここからは、駅の順序に並べ直して掲載することにする。なお、往路撮影には【往】、復路撮影には【復】を付す。

 木古内を出ると、列車は新幹線の高架下をくぐって行く。最初の停車駅、渡島鶴岡(おしまつるおか)駅【復】。木古内町のはずれ、整備されてはいるが、人影は見えない親水公園に面している。
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 次は、吉堀(よしぼり)駅【復】。古い車掌車を転用した、通称ダルマ駅舎である。
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 吉堀駅を出ると峠越えの区間になる。かなりの傾斜区間のようで、キハ40は速度を落としてゆっくり登って行く。稲穂峠、海抜200メートル。最高所はトンネルで抜ける。この峠は分水嶺になっていて、前と後では線路に寄り添う川の流れが逆になる。

 吉堀駅から所要22分、神明(しんめい)駅【往】に到着。ランキング40位の秘境駅である。周囲に家があるが、人が住んでいるかどうかは判らない。
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 次の、湯ノ岱(ゆのたい)駅。この区間では唯一の1面2線の駅である。1枚目は【往】、ホームを挟んで向こう側に駅舎がある。2・3枚目は【復】、駅舎に近い方の線路に入っている。2枚目に駅員の姿があるが、この駅でスタフ(通票)受け渡しがあることを後で知った。気付かなかったが、まあ仕方がない。
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 湯ノ岱駅を出ると、列車は天野川(あまのがわ)という川に沿って下って行くが、途中に地元の人がシャレで作ったという、ホームに似た構造物と「天の川(あまのがわ)」の駅名板が立っている。もちろん停車はしないから、【復】でシャッターを切ったが、やはり大ブレになってしまった。
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 宮越(みやこし)駅【往】。周囲には何もないが、2枚目の写真、右手の天野川にかかる橋の先に集落があるのだという。
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 次の、桂岡(かつらおか)駅【復】。廃貨車の駅である。
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 廃貨車の駅が続く。中須田(なかすだ)駅【往】。
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 上ノ国(かみのくに)駅【復】。この建物は上ノ国町商工会館で、駅はこれに併設されているのだという。因みに、神明駅からこの上ノ国駅までは、すべて上ノ国町にある駅である。
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 上ノ国駅を出ると海岸線に出る。日本海だ。
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 そして、終着駅・江差駅に到着。
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 この駅にいられる10分ちょっとの間に、今回ぜひ撮りたいと思うショットがあった。幸運にも、雨は少し顔に当たる程度で傘は必要なさそうだ。
 外に出て、急ぎ足で車止めの先へ。終着駅では、この角度の写真がどうしても欲しい気がする。
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 駅舎の写真はついでの一枚になってしまった。
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 木古内駅から合流したテツの人たちは、ここでしか手に入らないきっぷを購入したり、駅舎やホームを散策していたようで、わたしが戻った頃には、帰りの車中はいい席がみんな押さえられてしまっていた。まあ、これは予想していたことで、わたしは来る時に撮れなかった駅さえ押さえればいいのだから、もうクロスシートに座る必要はないのです。

 ということで、13:07、江差駅を発車。
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# by krmtdir90 | 2013-12-14 22:38 | 鉄道の旅 | Comments(0)

北への旅②「スーパー白鳥」で函館へ(2013.12.9)

 *読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。

 青森駅の乗り換え時間は30分あまりである。一応外に出て、駅の姿を写す。県庁所在地のターミナル駅としては、非常に簡素な建物だと思う。
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 さっきは少し日射しも覗いたのだが、基本的にはどんよりとした曇り空で、非常に寒々とした感じである。

 きょうはこのあと、10:30発・スーパー白鳥11号で函館を目指す。
 入線してくるスーパー白鳥11号。
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 この「スーパー白鳥」には現在、789系電車というのが充当され、青函トンネル開通後の青森と函館を結んでいる。しかし、新幹線の函館延伸後はその役割を新幹線に奪われてしまうことがはっきりしていて、まだどこからも発表されてはいないが、恐らくその時には廃止される運命にある列車なのである。
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 12:22、函館駅着。
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 まだ早いが、今夜のホテルに行ってチェックインを済ませ、大きい荷物を預けて身軽になる。
 まず朝市に行き、きくよ食堂で昼食にする。
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元祖函館巴丼(ともえどん)、1680円である。
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 何度も写しているが、きょうの函館駅。
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 天気はどんよりとした曇り空で、いつ降り出してもおかしくない感じである。実は今回の旅も天気予報は最悪で、この時期に北日本の日本海側に行くのだから、まあ仕方がないと覚悟を決めて来たのである。

 さて、午後の計画であるが、函館はこれまで何度も来ていて、目ぼしいところはかなり行ってしまった感じなので、今回は市電を使って五稜郭に行って来ようと思う。五稜郭よりも、どちらかと言えば市電に乗ることの方が気持ちのメインにはある。
 函館の市電はいろんな車輌が走っているらしく、塗装もいろいろあって、車体広告の多様さとともに、ずっと定点観測していても面白そうなのだが、まあ冬場にやることではないだろう。

 ということで、たまたま見かけた幾つか。3枚目のどーも君の車体は窓にも塗装されていて、これで外の景色が見えるのだろうかと心配になった。
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 さて、やって来たわたしの乗る湯の川行きの車体は、妙に渋い色のあっさりした塗装だった。因みに、若い女性の運転手だった。
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 五稜郭公園前という電停で下車する。「前」と名乗るにしては、歩く距離は結構あった。

 とりあえず、五稜郭タワーに登ってみることにする。840円。チケットに小さな星形のパンチを入れてくれた。
 これがタワーから見た五稜郭の眺め。わたしのカメラでは全景は入り切らなかった。
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 展望デッキを一回りしてみる。高さ107メートル。曇り空だが、見通しはいい。これが函館山の方角。
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 上から見たからもういいかとも思ったが、まあせっかく来たのだから、雨も降り出さないようだし、一応中の方にも行ってみることにした。
 これが入口のところ。
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 振り返ると、五稜郭タワーの姿が。
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 それにしても、観光客の大半は外国人ではないかと思われるほど、聞こえてくる話し声は日本語ではなかった。中国なのか韓国なのか、わたしには聞き分けることは出来ないが、それにしてもあちらの人はどうしてあんな大声でまくし立てるのだろうか。
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 星形の中央の所に、数年前に復元された函館奉行所があった。何だか、入場料を払って入る気にはならなかった。
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 来た時と同じ道を辿って電停まで戻る。
 五稜郭公園前電停から見た、市電のある風景。
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 やって来た帰りの市電は真っ赤な塗装の、これもスッキリした車体で良かった。谷地頭(やちがしら)行き。
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 去年の夏、谷地頭電停から歩いて、石川啄木の墓や立待岬まで行ったことがあった。あの時の写真も整理しないと、パソコンの中で眠ったままになってしまうなぁ……。

 函館駅前電停で市電を降りると、とうとう雨がぱらつき出した。少し早い時間だったが、この日はこれで終わりとした。
# by krmtdir90 | 2013-12-13 23:04 | 鉄道の旅 | Comments(0)


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