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主なテーマ、最近は映画ばかりになってしまいましたが、この何年か海外旅行にも興味があって、もともとは鉄道旅、高校演劇、本などが中心のブログだったのですが、年を取って、あと何年元気でいられるかと考えるようになって、興味の対象は日々移っているのです。
by natsu
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韓国に行ってきた

 今回のツアーは「韓国縦断4日間」とある通り、往路・金海(キメ)国際空港から入り、釜山・慶州・ソウルと回って、復路・仁川(インチョン)国際空港から出るというコースで、途中、東大邱(トンテグ)・ソウル間でKTX(韓国高速鉄道)を利用したが、大半は高速道路・幹線道路を利用してのバス移動だった。かなりの距離を移動したと思う。

 まずびっくりしたのが、幹線の道幅の広さである。日本と違って2車線・3車線は少ない方で、4車線・5車線くらいが標準、どこだったか大きな川の橋の上は9車線か10車線か(片側の話です)数え切れなかった。
 バスを優先するレーンがあるようで、ずいぶんスピードも出していたと思う。
 走っている車は、当然だが韓国のヒュンダイやKIAがほとんどで、外国車も見かけたが、日本車は全く見なかった。それと、軽やコンパクトカーも全くと言っていいほど見かけず、大半が中型車以上の大きな車だった。ふーん、そうなんだ。

 あと、至るところで大型工事をしているのが目についた。道路であったり鉄道であったり、大型マンションの建設、その他いろいろな建設や解体の現場であるらしかった。国全体が大きく動いて変化している感じがした。
 都市部では、住宅はどんどんマンションになっていて、40階だの80階だのといった高層マンションが林立している風景も驚きだった。韓国は地震がほとんどないとかで(せいぜい震度3くらいまで)、高層建築が次々に建てられているのだという。

 ガイドの説明によれば、韓国では最も高い山でも2000mに足りないのだそうで、自然の風景は総じて変化に乏しく平面的な印象を受けた。道路が山間部に入ってきたなと思っても、山の姿はなだらかで、少し行くとすぐに田畑や人家が見えてくるという感じだった。
 山あいの海印寺というところに行った時、バスが上っていく細い道沿いに川が流れていたのだが、ガイドが(ガイドは韓国人で、非常に優秀だったと思う)美しい渓谷があると誇らしげに言っていたが、申し訳ないが、この程度の流れと岩場は日本ではそこら中に転がっていると思った。

 セブンイレブンがあちこちにあった。ホテルの冷蔵庫に入っている飲み物はバカみたいに高いから、買い出しに行った。マークは同じでも、中の様子は少しずつ違っている感じで、無論売っているものも日本とは違っていた。
 日本ならどこにも置いてあるウィスキーのポケット瓶が、こちらのセブンイレブンにはどこにもなく、寝酒はビールになってしまった。単純な塩味のピーナッツもなかった。店員がひどく無愛想な店もあったが、言葉が通じないのだから、無愛想ということではなかったかもしれない。
 それから、レシートを見て判ったのだが、消費税は10%だった。

 さて、少し写真を載せておくことにする。世界遺産を回ったとは言え、そういう写真は載せても仕方がないから、少し毛色の違ったものをセレクトしてみよう。

 最初は、わたしが老眼鏡を作ってしまった眼鏡屋がある、釜山・国際市場の入り口近くの様子。偶然人が途切れているが、もっと人はいて雑然としていた。
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 次は、慶州の夜のオプションで行った、その時は名前もよく知らなかったが、ライトアップされた庭園。家に帰って調べてみると、新羅の宮殿跡の建物と池を復元したもので、池は雁鴨池(アナプジ)と言うのだという。確かに水面に映ったライトアップが非常に美しく、普通はさざ波が立ってしまうことが多く、こんなにきれいに映っているのは初めて見たというガイドの言葉を、素直に信じていいような気がした。
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 実はここ、夜にもかかわらず駐車場に観光バスが何十台も停まっていて、人が溢れていた。大半が修学旅行中の小中学生と言うことで、↓こんな風に、座って先生の説明を聞いて、それから池の周りを歩いていた。とにかく騒がしかったが、修学旅行と聞いては許すしかないと思った。自分も昔、引率しながらあちこちで迷惑をかけていたはずだから。
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 次は、慶州の古墳公園にあった、瞻星台(チョムソンデ)という、7世紀・新羅の東洋最古という天体観測所。世界最古はどこにあるのだろう。
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 韓国高速鉄道(KTX)は楽しみにしていた。発車時刻が決まっているから、こういう場合バスは早めに到着して、20分ほどの自由時間ができた。ここは妻とは別行動しかない(彼女はこの間にアイスクリームを食べたと言っていた)。
 外に出て、少し歩いてみてから駅に戻った。↓これが、東大邱(トンテグ)駅の外観。
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 駅前にあった喫煙所。ここで、韓国の人たちと一緒に煙草を一本吸った。中に、喫煙中の迷彩服の若者が2人いた。この迷彩服は日本で見るような馬鹿げたファッションではない。本物なんだと思うと複雑な気持ちになった。
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 次は、駅構内の様子。ここにも迷彩服がいる(右側の2人)。日常の中に、ごく自然にとけ込んでいる感じだった。
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 ホームに入ってきた高速鉄道の列車。明るい屋外から暗いところに進入してくるので、うまく撮れなかった。
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 われわれが乗ったのは、特室グリーン車という3列シートの豪華な車両だた。左は、車内の様子。右は、天井モニターに出た駅到着の日本語表示。韓国語・英語・日本語が出るようだった。
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 最後は、ソウル・南山韓屋村の入り口付近で。これも教員に引率された生徒の一団。ガイドは、こちらは遠足ではないかと言っていた。後ろに見えているのは、ソウルタワー。
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 韓国の旅行記(雑記)は、これで終わり。韓国のことは全然詳しくないし、歴史的建造物を見ても、うーむと言う感じで終わってしまった気がする。まあ、仕方がないか。
# by krmtdir90 | 2013-06-08 21:30 | 海外の旅 | Comments(0)

韓国(初めての海外旅行)

 6月2~5日、トラピックスのツアーで妻と韓国に行ってきた。
 実は、わたしは初めての海外旅行だったのである。
 これまで、旅行ということになると、どうも海外の方には全く気持ちが動かず、妻は独自に連れを探して出掛けていたが、わたしは国内のみで十分満足していたのである。いまでもその気持ちに変化はないが、そこはまあ、お互い歳も取ってきたことだし、一度ぐらいは付き合って行ってもいいかという気分になってきた、というようなことである。

 飛行機というものがどうも好きになれない、ということもあった。国内ツアーでも、飛行機を利用するのには一度も行ったことはない。でも、そんなことばかり言っているのもそろそろ大人げない年齢になってしまったし、まあ、覚悟を決めた。

 行ってみたら、結構面白かった。それなりに楽しんできた。プサン(釜山)の国際市場で、60000ウォン(約6000円)で老眼鏡を作ってしまった。30分くらいの散策時間の間に、観光客相手に、検眼からすべててきぱきとやってしまうのには驚いた。
 でも、飛行機はやっぱり好きにはなれなかった。

 したがって、パスポートもこの歳になって初めて取得した。10年だと16000円で、5年だと11000円という極端な割高感が納得がいかず、なりゆきで10年にしてしまった。すぐにバカだなあと思ったが、後の祭りである。

 納得がいかないと言えば、パスポート写真のこともそうである。
 顔写真を1枚用意しろと言うのだが、サイズやら何やら条件が厳しすぎて、とても個人で用意できる感じではない。立川の旅券事務所に行ってみると、すぐ隣にちゃんと写真屋が入っていて、便利になっていますよと言いたいらしいが、これがバカみたいに高い。

 カラーにするか白黒にするかと聞くから、どちらでも通用するなら白黒でいいと言ったが、なぜか2枚セットしかなくて、確か1500円だった。1枚しか必要ないのに2枚にして、高い値段で売りつけるという悪どい商売である。
 しかも、独占的に窓口とタイアップしているようなのが許せない。だが、写真がなければパスポートは貰えないのだから、一般的にはここで撮るしかないのである。
 運転免許のように発行する側で撮影すれば済むことだし、高い費用を取るのだからそのくらいしろよと強く言いたい。5年は白黒、10年はカラーとか。

 なかなか韓国の話にならなくて申し訳ないが、成田は遠い。行くだけで疲れてしまった。帰りは、代々木で人身事故とかでJRが遅れた。
 羽田でも感じたことだが、飛行機というのは搭乗手続きやら何やら、行きも帰りもえらく時間がかかる。それに、ターミナルも広すぎる。ずいぶん歩き、ずいぶん待たなければ乗降が終わらない。鉄道で30分待ち時間があればずいぶんいろいろなことができるが、空港では出入りの自由もなく、乗ってしまえば、離陸まで結局30分ぐらいは軽く待たされる。

 国際線は初めてだから、機内食というのも初めて経験した。
 ただでビールをくれるのはいいとしても、狭いところで食べにくいし、ただだからジュースよりビールを頼んでいるような気がして、何だかさもしい感じがしてくつろげなかった。どうせ代金に入っているのだし、それなら必要に応じてお金を払い、自分で選んだ駅弁とビールを列車の中で食べる方が、わたしの好みには合っている。

 飛行機の、狭いところに押し込められる感じも好きになれなかった。狭さは新幹線の比ではないし、上のクラスの客を先に乗せて、下のクラスの客は後から乗せるというのも、そうしなければならない理由がよく判らない。

 いつまでたっても韓国の話にならなくて、きょうは一日疲れがまだ抜けない感じがして、まあ韓国の話というか、韓国の感想はまた気が向いたらすることにして、きょうはここまで。
# by krmtdir90 | 2013-06-06 21:52 | 海外の旅 | Comments(6)

北海道の旅⑧室蘭本線(2013.5.24)

 *読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。

 帰る日になって、天気は回復した。
 朝の岩見沢駅前。
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 きょうは、室蘭本線の普通列車で苫小牧まで行く。
 室蘭本線は、岩見沢から苫小牧、東室蘭を経由して長万部までで、途中の東室蘭・室蘭間は支線のような形になっている。現在、長万部・苫小牧間は、函館と札幌を結ぶ大動脈の一部になっているが、すべての主要列車が千歳線の方に行ってしまうので、苫小牧・岩見沢間は、普通列車だけが行き来する独立したローカル線のようになってしまった。この区間を辿ってみる。

 岩見沢9:08発のキハ40形、2両編成が入線してくる。
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 志文(しぶん)駅。9:16発。
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 途中までは非電化の単線。
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 栗沢駅。9:21発。
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 途中、畑や林が続くところもあるが、基本的に人家が途絶えることはない。道路にもいつも車の姿があり、大体が開けたところを行く。
 運行本数は少ないのだが、乗降客もあり、利用する人はいるようだ。

 由仁(ゆに)駅。9:37発。
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 列車交換があったが、このあたりから複線になっているようで、待ち時間はほとんどなかった。

 古山(ふるさん)駅。9:42発。
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 前の道に、お婆さんが小さく写っているが、この列車から降りていった大切な利用者の一人。

 追分駅。ここは石勝線と交差する駅で、構内は広い。
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 向かい側のホームに、石勝線の普通列車が入ってきた。
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 5分停車で、10:00発。

 安平(あびら)駅。10:06発。
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 早来(はやきた)駅。10:12発。
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 沼ノ端(ぬまのはた)駅。10:26発。ここから苫小牧を経て東室蘭まで、複線で、なおかつ電化された区間となる。
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 苫小牧駅。10:35着。
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 駅前に出て、煙草を一本吸った。今回の鉄道の旅は、ここまでで一段落ということになる。
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 [帰路]
 苫小牧11:20発、スーパー北斗10号(室蘭本線→函館本線)、函館13:52着。
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 函館13:56発、スーパー白鳥34号(江差線→津軽海峡線)、新青森15:56着。
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 新青森16:15発、はやぶさ14号(東北新幹線)、東京19:48着。
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# by krmtdir90 | 2013-06-01 15:27 | 鉄道の旅 | Comments(0)

北海道の旅⑦留萌本線(2013.5.23)

 *読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。

 深川駅前の朝の様子。
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 細かい雨が降っている。予報では、きょうは一日、降ったり止んだりの不安定な天気ということだった。まあ、仕方がない。
 ただ、負け惜しみで言うわけではないが、留萌本線に行こうと決めた時から、この線には青空は似合わないという印象が何となくあった。本当は、雪が降りしきる冬の厳しい寒さの時が一番いいのだろうが、そういう時に来るのは相当の覚悟がいる。だから、きょうのような暗い雲が垂れこめた雨模様の日というのも、案外悪くないという感じがあったのは事実である。

 深川駅8:05発、留萌行きのキハ54形。当然のごとく、単行。
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 留萌本線は初めて乗る路線だが、今回、この往復では、途中駅をすべて写真に収めようと決めていた。大きな駅は留萌と石狩沼田ぐらいで、あとは小さな、面白そうな駅がいろいろありそうなのだ。
 また、人里離れた奥深い山中や原野を行くわけでもなく、峠越えの一部区間を除けば、比較的人の住んでいるところを辿っているのである。それもある意味、興味深いところだった。

 乗客は、10人ぐらいだろうか。この車両は中央がすべて前向きのセミクロスシートで、その部分が何となく埋まっている。わたしは、後部のロングシート部分に座った。雨滴で窓が曇っているから、停車したら窓を開けないと写真は撮れない。他の客はみんな前向きに座っているし、後ろの方で静かにやれば、そんなに気にはならないはずだ。
 あと、この列車は途中、あの秘境駅ランキングに入っている二駅を通過してしまうのだが、それは帰りの列車で狙うことにする。

 ということで、最初の北一已(きたいちやん)駅。8:09発。
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 次は、秩父別(ちっぷべつ)駅。8:15発。
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 次の北秩父別駅を通過して、石狩沼田の手前で雨竜川橋梁を渡る。雨竜川は石狩川の支流である。(この写真は、人のいない後部運転席の横で、あくまで静かに後ろを狙って撮っている。)
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 石狩沼田駅。現在、札幌から新十津川までを結んでいる札沼(さっしょう)線は、かつてこの駅まで延びていたのだ。だから札沼線だったのだが、この区間が廃止になって、実際と違う線名になってしまった。
 降りてみたい駅だが、停車時間は全くない。8:20発。
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 列車は、次の真布(まっぷ)駅を通過。

 恵比島(えびしま)駅。ここは、1999年放送のNHK・朝の連続テレビ小説「すずらん」の舞台となり、その際建てられた架空の駅「明日萌(あしもい)」のセットが残されていることで有名。
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 これは、実はセットの駅舎だ。
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 左側の、これがホントの恵比島駅舎。もともと、廃貨車利用のダルマ駅舎だったものを、外面に古びた板張りをして、セットとのバランスを取ったもののようだ。
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 実は、行きのこの時には気付かなかったのだが、帰りに、反対の左の方から明日萌駅に近付いてきた時、駅舎の窓の中に、赤いマフラーをした女の子が座って、列車の方を見ているのに気が付いた。帰りはもう写真撮影は一休みという気分でいたから、何の準備もなく、あわてて撮ろうとしたが間に合わなかった。
 行きに撮った上の写真を拡大してみたら、確かにいる。顔を向こうに向けているから、向こうから入ってくる列車の方が気付きやすいのだろう。
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 わたしはこのテレビを見たことがないし、どんな物語なのかも全く知らないが、たぶん主人公の少女なのだろう。なかなか心憎い演出だと思った。

 というわけで、こちらからは明日萌駅しか見えないが、恵比島駅を後にした。8:27発。
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 このあと、恵比島峠というのを超える。ところどころ、雪が残っている。

 峠を越えたあと、峠下駅で列車の行き違い。停車時間は短かった。
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 峠下8:36発。発車してすぐのところで目についた廃屋。
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 今回の旅で、あちこちの沿線に、ずいぶんたくさんの廃屋を見かけたように思う。辛うじて原形をとどめているものもあれば、無惨に崩れ落ちているものもあった。廃屋は、北海道の鉄道風景の、一つの特徴のような気がした。

 かつて、それぞれに希望を抱いて入植し、開拓を進めたものの、どういう理由によってか、その家をそのまま棄てて去らなければならなくなった。そこにどういう物語があったのかは判らないが、棄てられた家の残骸というのは、なんとも悲しい風景だと思う。

 峠を下り、再び人の生活が見えてくる。幌糠(ほろぬか)駅はダルマ駅舎だが、車が止まっていて、人の利用があることが判る。8:43発。
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 藤山駅。8:49発。
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 大和田駅。あたりに何もないように見えるが、秘境駅200位以内には入っていないから、恐らく見えないだけで、近くに人家もあるのだろう。8:54発。
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 9:00,留萌駅1番線に到着。細かい雨が降っている
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 跨線橋を渡って、向かい側の2番線ホームに行ってみた。朝夕2回だけ、このホームも使われているようだ。
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 外に出た。駅の外観と、駅前の様子。
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 ここでは、次の増毛行きの発車まで、3時間以上の待ち時間がある。町歩きをしようと、ある程度調べては来ているのだが、雨で出鼻をくじかれた格好だ。僅かな降りなのだが、細かい雨なので、少しの風でも傘が役に立たず、全身が濡れてしまう。
 仕方ないので、アーケード伝いに行けそうな観光案内所(要するに土産物屋)に行ってみた。その脇に、早くからやっている喫茶店があるようなので、入ってみた。コーヒーを飲みながら、新聞を読んだりして30分ぐらい時間をつぶした。

 しかし、雨は一向に止む気配がない。ザーザー降りなら諦めもつくのだが、何と言うか、全体としては非常にしょぼくれた降り方なので癪に障る。
 だが、こうしていても仕方がない。少しぐらい濡れても構わないと心に決めた。せっかくここまで来たのだから、計画通りちょっと港の方に歩いて行ってみよう。

 駅前の通りを右に折れて、しばらく行くと橋を渡る。弱い風だが、かなり寒い。結構濡れてきた。
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 渡り切って少し行き、右に折れると、留萌駅を出て増毛に向かう線路があり、踏切があった。
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 右手を見ると、さっき橋の上からも見えたトラス橋があった。しかも、二つ並んでいる。
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 アップにしてみる。右側の、使われている方の向こうには、留萌駅の跨線橋がかすかに見えている。
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 一つは留萌本線のものだが、もう一つは何だろう。かつてこの留萌から、日本海沿いを北に向かい、宗谷本線の幌延と結んでいた羽幌線という廃線があったようだが、それは駅の反対方向になるはずだ。
 実は、家に帰ってから調べてみると、昔このあたりには、留萌鉄道築港線というのが走っていて、浜と駅とを何方向か結んでいたということが判った。その一つの遺構ということのようだった。留萌駅にも、大いに賑わった時代があったのである。

 港は雨で煙っていた。この先に石造りの倉庫群などがあるらしいのだが、とても行く気にはなれなかった。
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 駅に戻った。
 この駅の待合室に、駅そばがあるというのは素晴らしいことである。暖かいニシンそばを注文し、左側のテーブルで食べた。
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 寒かったので、まず一口食べた。それから思い立って、シャッターを切った。だからこれは、出てきたままの状態とは少し違っている。なるべく元通りにはしてみたのだが。
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 再び、留萌駅1番線ホーム。これは、12:04に深川からやって来た2両編成が、ここで前後に切り離され、右の1両は12:15発の深川行きとして戻って行き、左の1両が12:19発の増毛行きになるという仕掛けなのだ。有人駅だから、改札のところで駅員が、わたしのようなよそ者には、こっちの車両ですよと丁寧に教えてくれる。
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 発車してすぐ、さっきのトラス橋を渡り、最初の停車駅・瀬越(せごし)駅。12:23発。
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 礼受(れうけ)駅。12:28発。
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 阿分(あふん)駅。車両1両分にも足りない板張りのホーム、向こう側が踏切になっていて、その右側、道のこちら側にあるオレンジ色の屋根の小さなプレハブのようなのが駅舎ということになる。さらに右側は、すぐ小学校になっている。12:30発。
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 留萌からこっち、列車は海沿いに出て、小さな集落の間を縫うようにして走って行く。
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 信砂(のぶしゃ)駅。12:34発。
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 舎熊(しゃぐま)駅。12:36発。
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 朱文別(しゅもんべつ)駅。と、駅前?の様子。12:38発。
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 箸別(はしべつ)駅。すぐホームの脇に、崩れた廃屋が。12:41発。
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 12:45、増毛駅到着。
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 終着駅だ。幸運にも、雨は少し顔に当たる程度でほとんど止んでいる。
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 乗って来た列車が、折り返して行ってしまう。次の列車まで、2時間半あまりの時間がある。
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 外に出る。これが駅舎。古い建物のようだが、手が加えられてしまって、中は駅というよりも土産物屋になってしまっている。
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 駅前の、あまりに有名な建物2つ。
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 風待食堂は観光案内所になっている。中で、100円の増毛町来町証明書というのを買って、日付を押してもらった。なんか、観光地になってるなァ。

 中心になる町並みはよく整備されて、確かに歴史を感じさせる建物があちこちに残っている。
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 感動したのは、中心から少し離れた、長い坂道を上っていったところにある、この建物。昭和11年築という町立増毛小学校の木造校舎。
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 現在は別の場所に移転したらしいが、つい一年前まで、ここが実際に使われていたのだという。確かに、まだ全然荒れた感じはなく、周囲をを一周してみると、とにかくすべてが木造で、そのスケールの大きさと、よく手入れがされていることに驚かされる。

 これは体育館。
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 これは給食室のようだ。
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 正面玄関。
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 再び坂を下りて、元の町並みの方へ。道の向こうにすぐ海が見える、海辺の町の典型的なショット。
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 来る前からチェックを入れてあった蔵元・國稀(くにまれ)酒造。
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 ところが行ってみると、写真の左側の駐車場に観光バスが1台止まっていて、ここはツアーのコースに組み込まれるような、そういう商売をしている酒蔵のようだった。
 中は、蔵の奥まで結構自由に見られるようになっていて、土産売り場と試飲コーナーにツアー客の姿があった。わたしはそれに混ざって5,6種類試飲して、何も買わずに外に出て一服した。前に、ちゃんと灰皿とベンチが置いてあるのだから、それだけで興醒めというものだ。

 駅の近くで、観光と関係のない細道を少し散歩。ちょうど桜が満開だった。
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 ということで、再び増毛駅。また、雨が降り出した。しかし、町歩きは傘なしでできたのだから文句はない。
 15:38発の深川行き。これは、すべての駅に停車して行く。
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 往路で撮影できなかった駅、2つ。どちらも、例の秘境駅ランキングに入っている。
 まず、真布(まっぷ)駅。67位。
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 次は、北秩父別(きたちっぷべつ)駅。60位。
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 深川駅、17:13着。
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 このあと、18:04発の函館本線の電車で岩見沢に向かった。車窓から、西の方の空の雲が切れて、太陽の光が差しているのが見えた。明日は天気が回復するらしい。明日は帰るんだけど、ね。
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 岩見沢駅。19:17着。
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# by krmtdir90 | 2013-05-30 18:41 | 鉄道の旅 | Comments(6)

北海道の旅⑥釧網本線・石北本線2(2013.5.22)

 *読んでくださる方、できれば①から順番に読んでくださると嬉しいのですが。

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 遠軽駅はスイッチバックの駅である。

 普通、スイッチバックというと、鉄道が不得意な急な傾斜のところを、行ったり来たりすることで緩やかにして克服しようとしたものである。昔は機関車の力が弱かったから、至るところでスイッチバックが見られたようだが、機関車の性能が上がるにつれて次々に廃止され、いまでは肥薩線の真幸(まさき)駅や篠ノ井線の姨捨駅などが、残っている中では代表的なものである。

 ところが、スイッチバック駅にはもう一つ、平地の何でもない駅なのに、なぜかスイッチバックになっている駅というのがある。これは多くの場合、その駅が辿ってきた歴史が関係している。遠軽駅は昔、スイッチバックの先に名寄本線という路線が延び、オホーツク海の沿岸を経由して、宗谷本線の名寄駅まで続いていたのだという。名寄本線はオホーツク海に出たところで、更に分岐する幾つかの支線を持っていたらしい。しかし、それらすべてがいまはなくなってしまっている。

 遠軽駅は、華やかなターミナル駅の時代があったのだ。わたしはその時代を知らないが、その時代に大人にはなっていたのだから、廃線になってしまったそうした路線や、遠軽駅の賑わいを知らないで来てしまったことが、いま残念でならないのである。
 遠軽駅は、一度降りてみたい駅だった。

 まず、跨線橋に上がってみた。床は、枕木だろうか。他では見たことがない、がっしりとした木の床だ。
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 わたしが乗ってきた14:53着のキハ40形2両編成が停車している。
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 転車台が残っている。
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 こちらが南の方角。先の方で線路が二股になっているのが判る。左の線路から入ってきたのだ。こちらが北見・網走方面。右の線路が上川・旭川方面になる。
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 北の方角を見る。線路が入り組んで続いているように見えるが、この先はもう線路はない。行き止まりである。名寄本線が廃止されたのは、1989年だったという。
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 ホームに降りて、同じ方向を見る。
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 外に出てみた。駅舎は少し高いところにあり、堂々とした佇まいだ。
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 駅前の様子。雨がポツポツし始めたが、少し歩いてみた。
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 待合室で、残りの時間をつぶした。高校生が2人、男子と女子、お互い無関係に座っている。遠軽高校の生徒だろうか。

 遠軽駅のホームに停車中の、旭川行き普通列車、キハ40形の2両編成。乗客は、待合室にいた高校生2人とわたしの計3人。16:12発。彼らはどこまで帰るのだろう。
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 瀬戸瀬駅。16:25発。
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 下白滝駅。秘境駅ランキング21位。下りの快速きたみ・キハ54形とすれ違い。16:46発。
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 旧白滝駅。秘境駅…23位。16:53発。
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 白滝駅。4つ続く通称白滝シリーズの中で、唯一普通の駅。駅前もある。高校生2人はここで降りていった。
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 17:02発。とうとう運転手とわたし、2人だけになってしまった。雨も降ってきた。

 次が問題の駅・上白滝駅。秘境駅…29位。
 ここは、列車が一日に、上り下り各1本ずつしか停車しない駅なのである。下りが朝の7:04。上りがこの列車で、17:08。
 この貴重な停車時間、写真を撮ろうと身構えていたのだが、運転手もこの駅で停車することに何の意義も見いだせないのか、停車するやいなや、あっという間に発車してしまった。こういう緊張には弱いのです。駅舎に対する停車位置も、わたしのいた席のあたりからは最悪で、ピントが甘い写真しか撮れなかった。うーん。
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 さて、これから石北本線最大の難所・北見峠越えになる。次の上川駅まで、駅間距離は34キロ、傾斜もきついので、スピードは全く出せない。時刻表によれば、17:08に上白滝を出て、上川に着くのは18:16となっている。
 山に分け入るに従って、あたりは薄暗くなってきている。雨も強くなってきたようだ。ディーゼルエンジンを必死でふかしているのが伝わってくる。乗客はわたし一人。別にどうということもないのかもしれないが、何となく不安である。

 しばらくして、列車は山中の信号所に止まった。このあたり、元は駅があったところが廃止され、信号所になったというのが幾つもある。ここはホームはないが、木造の駅舎が残っている。看板から、上越信号所と判った。まだ残雪がかなりある。雨は降り続いている。
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 特急オホーツク5号とすれ違った後、列車は再び動き始めた。

 ディーゼルの普通列車に乗るようになって実感したのは、鉄道というのはホントに傾斜には弱いのだということだ。少しの傾斜でも、すぐに速度制限がかかり速度を落とす。しかも、上り傾斜だけではなく、下り傾斜でも全く同じなのだということが判った。鉄の車輪と鉄の線路だから、確かにすべり始めたら歯止めがきかないだろう。
 だから、峠を越えても、列車はやっぱりゆっくり下っていく。

 こうして、18:16、ようやくたどり着いた上川駅は、あの高梨沙羅選手の地元ということらしかった。
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 ここで、なんと37分停車。雨が降っているが外に出てみる。駅舎の外観と、駅前の様子。よく整備されているが、駅前にビルが全くないというのも珍しい。
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 待合室と改札口。有人駅のはずだが、もう夜だから営業を終了したということか。
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 跨線橋から、停車中の列車を見る。
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 発車時刻が近付くにつれて、高校生が次々に乗ってきた。何だかひどく騒がしい連中だ。毎日、このほとんど空っぽの列車を利用していると、つい傍若無人になってしまうのだろう。まあ、仕方がない。利用者がいるということは、何を置いてもいいことなのだから。
 ここから旭川まで、この列車は通勤通学の足という役割を果たすことになるようだ。18:53発。外はすっかり夜になってしまった。

 20:05、旭川駅着。
 20:46、旭川発・岩見沢行きの電車に乗車。
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 21:12,深川駅着。
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 長い一日が終わった。雨はほとんど止んでいた。
# by krmtdir90 | 2013-05-30 01:33 | 鉄道の旅 | Comments(7)


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